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2007年10月22日(月)更新

小布施の蔵宿「枡一客殿」に泊まる贅沢

おぶせTシャツ畑のワークショップにかけつけた夜
主催者 花井 裕一郎さんが予約してくださった特別な宿。

それは、オープンしたばかりの枡一客殿でした。

枡一客殿

その素晴らしい宿の評判は、
多くの縁者から聴いておりました。

舛一客殿エントランスロビー

▼WEBサイトより
=================================
枡一の主人の「本来、我が家にお泊まりいただくところを 」の
気持ちから、「枡一客殿」と命名しました。

「蔵部」や「枡一市村酒造場本店」を設計した建築家
ジョン モーフォード氏が「小布施に来たら、こんな所に泊まりたい」
との思いを自ら具現化した宿です。

長野の老舗砂糖問屋さんから移築した土蔵3棟を中心に
7棟の木造家屋により構成され、内部は西洋式のしつらえです。
=================================

枡一客殿 夜の中庭

ちょっとやそっとの宿泊施設では驚かない私も
枡一客殿には驚きました。

しかしながら、あまりに詳しく書くと、
いざ訪れた時の驚きが薄れてしまうでしょう。

枡一客殿ベッドルーム

そこで、驚いたところの一部を
なぜ驚いたかは隠しつつ列挙します。

 入り口の看板に驚きます。
 ホテルマンの制服に驚きます。
 お部屋のカギに驚きます。
 お部屋までのアプローチに驚きます。
 お部屋の表札に驚きます。
 お部屋の空間に驚きます。
 お部屋のAV設備に驚きます。
 お風呂のあれこれに驚きます。
 ライブラリにも驚きます。
 朝食にも驚きます。

枡一客殿シャワーブースとバス

最後に、ひとつだけアドバイス。

枡一客殿に泊まるその夜には
お気に入りの映画かライブのDVDを
お忘れなきように。

きっと特別な夜が過ごせます。


 ▼桝一客殿
  http://www.kyakuden.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月19日(金)更新

林 雄二郎と「森」を見る会(第1回)で先生に惚れ直す

昨日、デジタルメディア研究所 橘川 幸夫さんの呼びかけで
林 雄二郎と「森」を見る会(第1回)が開催されました。

今年お会いできた中でも、最も強烈でありがたい師は
林 雄二郎先生でありましょう。

林 雄二郎先生

40年前に書かれたと思えないソフトな予見書「情報化社会」と
今なお益々元気闊達融通無碍の境地で
わが道を楽しく歩み続ける先生の生き方に
まさに衝撃を受けたのです。

元来、長生きしたいと強く願ったことは無かった私も
還暦までは助走ではないかと気づきました。
それを過ぎてからこそ勝負と
気合いを入れ直したのです。

この「森」を見る会では、
50代から10代まで、林先生に惹かれた有志10名ほどが
車座で先生を囲み、夢のような数時間を過ごしたのです。


情報化社会

この会は、なぜ「森を見る会」と命名されたか。

それは、昨今の学者や専門家が、
「木を見て森を見ず」どころか
「葉っぱさえ見ていない」ことを
林先生が大いに憂いているからです。

昨日も、先生の怒りは静かに爆発しました。

林先生曰く、秀才は掃いて捨てるほどいる。
中には魅力のある人もいるが....
多くの人は欠点は「1を聞いて10を知る」
から疑問を持たないこと。

考えない秀才より考える鈍才が必要。
(考えない鈍才だと困るが)

秀才は質問をしてこない。

しかし、奇特な鈍才はわからないからこそ
家に帰ってから一所懸命考える。

だからこそ、思いもよらないことを
思いつく人もいる。

むしろ鈍才から学ばされる。

自分で考えるということが大切....。

ということで、鈍才の私も
自分の頭で考えることを条件に
参加させていただけるのだと心に銘じました。



昨日お聞きした感動的なエピソードの中から
ひとつご紹介いたしましょう。

それは、先生が逆定年制を思いつく
きっかけとなったできごとです。

経済企画庁時代に留学していたパリで、
先生は、よく町中の小さな公園に
散歩へ出かけたそうです。

そこでは、いつもお年寄りが
ひなたぼっこをしていました。

当時のフランスでは年金生活が
約束されて食うのには困らなかったそうです。

しかし、特にやることもなく
日がな公園で時を過ごしていたのです。

やがて仲良くなった老人は
「若い人にはわからないだろうが」と
前置きして、しみじみ語ってくれたそうです。

「私たちは穀潰し。世の中に役立っていない。
 つらいもんだよ。」

今でも、その時の老人たちの
寂しそうな様子が目に浮かぶそうです。

そこで、老後の幸せを約束するのは
お金の問題だけではないと先生は気づきました。

そして、お年寄りが誇りを持って働ける
公職を用意する「逆定年制」を思いついたのです。

ところが、帰国後、年金問題についての審議会に参加すると
悲しいかなお金の話しか議論に上がっていません。

そこでが年金問題のエキスパートという
長老教授に、逆定年制のアイディアをぶつけました。

しかし「気持ちはわかるけど書生論」と片付けられて、
専門家は真面目に聞こうとしないのです。

なぜ?

想像力がないから?
自分とは違う考えの人に興味がないから?
人の悲しみに共感できないから?
楽しい生き方を追い求めていないから?

しかし、40年も先を行く先生は、
孤立感を味わったことはないとおっしゃいます。

声を大にして言っていれば
やがて理解者や仲間が現れると。


さて、果たして私は...
いくつになっても、人が好き、知らないことが好き、
考えること好きで、自分の考えを声高に発信し続けられる
素敵な鈍才になれるでしょうか?


 ▼林雄二郎と「森を見る会」へのご招待。
  http://www.demeken.net/weblog/2007/10/post_53.html

 ▼情報化社会
  http://www.onbook.jp/bookd.html?bid=0055

 ▼1969年に情報化社会を予見,林雄二郎先生の講演録
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070724/278113/



久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月17日(水)更新

CANPAN弟2回ブログ大賞審査委員会で応募作に感涙感笑

日本を明るく元気にする 日本を和ませる個人や団体のブログを
表彰し応援するCANPANブログ大賞は今年で2回めです。

今や、1,700ものブログが発信を続け、月間110万人が訪れる、
そして450万ページビューを誇る人気サイトになりました。

実名で公益のブログを書く人、そして読む人が
これだけいらっしゃるとは感無量です。



昨日、CANPAN弟2回ブログ大賞の審査委員会が開かれました。
光栄にも、昨年に続いて審査委員長をつとめさせていただきました。

ご出席は、

 犬塚潤一郎さん(実践女子大学)
 橘川 幸夫さん(株)デジタルメディア研究所 株)オンブック)
 熊倉 次郎さん(リベラルアーツ総合研究所 代表)
 湯川 鶴章さん(時事通信社・編集委員)

書面でのご参加は、

 加藤 哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター)
 川北 秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所])
 木下  斉さん(市街地経営戦略研究所)
 鈴木 崇弘さん(シンクタンク2005・日本)
 田村 太郎さん(ダイバーシティ研究所)



みなさん口をそろえていたのは、
ノミネート作全体のレベルが去年よりも上がったこと

私も、候補ブログを読みながら、何度も泣いたり笑ったりしました。
「ああ、日本もまだ捨てたものじゃない」と思ったのです。

おそらく候補作を見れば、縁者のみなさまも
新たな発見と感動があるでしょう。

また、昨年、大賞を受賞した3つのブログの今を見れば、
この賞を受賞した人が着々と夢を実現していることも
感じ取っていただけることでしょう。

33の候補作はどれも力作ぞろいで、迷いに迷うのですが、
審査員のみなさんには、最初にこんなお願いをいたしました。




弟2回 CANPANブログ大賞 ご審査の視点
                      2007/10/16 久米 信行
─────────────────────────────────

■1 基本理念

 「日本を明るく元気にする 日本を和ませる」

 →希望を失いがちなニュースが多いマスメディアに対するバランサー
 →匿名で陰湿な批判になりがちなブログメディアに対するバランサー
 →地味で堅くてとっつき辛くなりがちな公益活動に対するバランサー

 →こんなに元気で楽しそうな人がいる.見果てぬ夢を追っている人がいる
 →既に紹介されている大げさな事より、まだ小さく局地的なことを応援
 →これなら参加したい。応援したい。自分でもやってみたい。


■2 審査の視点


 1)主観が第一
   (公的なお堅いWEBより、私的ではじけたブログ)


  (1) 家族や親友にも読ませたくなる

     →なぜか好き 面白い.楽しい.泣けた.笑えた.ちょこっとメッセージ

  (2) 思わず応援したくなる

     →コメントしたい 言いふらしたい 寄付したい 参加したい

  (3) 自分も何か発信したくなる

     →好きなこと、やりたいこと、遺したいこと


 2)ちょっと客観も
   (受賞ブログが育っていくのを、見つめていたい)


  (1) 継続力

     →受賞後もずっと続けてくれそう

  (2) 実現力

     →受賞後、少しずつ夢が形になっていく

  (3) 連携力

     →受賞後、自治体.企業.NPOなどを巻き込んで協働展開しそう
     →受賞後、真似をする個人が増えてつながっていきそう


─────────────────────────────────




日経ITPROにも書きましたが、今年のCANPAN大賞は3本立てです。

日本の企業とNPOが変わる3日間:
CANPAN大賞=CSR×ブログ×パートナーシップ



さて、どのブログが入賞したでしょうか?

ぜひ11/8の授賞式にもご参加いただいて、
元気なブロガーのみなさんと一緒にお会いしましょう。

そして、何かを一緒に始めましょう!!


 


 ▼CANPAN 第2回ブログ大賞
  http://blog.canpan.info/blog_award2007/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月15日(月)更新

日経ベンチャーONLINE「逆転のシンプル発想で相手を引きつける」寄稿



日経ベンチャーONLINE 経営者のためのIT道場で、
最近、私が活用しているプレゼン技法について
ご紹介をはじめています。

通常、ITを使ったプレゼンというと
プレゼンテーションソフトや、会社案内・商品紹介ムービーを
活用するイメージがあるかもしれません。

しかし、最近試した効果的な方法では、
プレゼンソフトも、プロが作ったムービーも使いません。

使うのは...

自らデジカメで撮った写真を
つなぎ合わせたスライドショーと、

テキストエディターで簡便に書き上げた
A4用紙1枚の文字だけ企画書だけなのです。

ご関心ある方は、ぜひこれまでの2回のコラムを
ご笑覧くださいませ


 ▼価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン 2007年09月25日
 http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/doujyou/20070925_000749.html

 ▼逆転のシンプル発想で相手を引きつける 2007年10月12日
 http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/doujyou/20071012_000793.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月12日(金)更新

ググってウィキして、会いに行け@日経パソコン「焦点」

日経パソコン最新号(2007/10/8 p.131)の
リレー連載コラム「焦点」に寄稿しました。



「見出し道」師範、服部副編集長からいただいた表題は、
「ググってウィキして、会いに行け」

さっそく、昨日の明治大学商学部「ブログ起業論」の
講義で役立ち、受講生の前で朗読したのです。

なにしろ、就職活動中の学生が、
インターン先の経営者と面談していながら、
会社名や社長名でさえググっていない事実に
愕然としたのです。

弊社の朝礼でも、徹底しなくては....

服部さんの7つの名見出しに惹かれた方は、
ぜひご高覧くださいませ。

1.ググらずに会うは無礼千万
2.人と語るならブログは必読
3.不明な専門用語はウィキして臨む
4.ネットを過信せず真相を聞け
5.「ブログを見て」はアポ取りの王道
6.一番ヒットした人が第一人者
7.スパイラル効果でトップに立てる


 ▼日経パソコン
  http://pc.nikkeibp.co.jp/npc/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月10日(水)更新

おぶせTシャツ畑の至福:手作りワークショップ+展示で笑顔

Tシャツメーカーを続けていて良かった!
心からそう思える至福の瞬間を「おぶせTシャツ畑」で
味わうことができました。


小布施Tシャツ畑公募展と自作教室


小布施に移り住んだ映像作家 花井裕一郎さん
北信濃小布施映画祭「60秒シネマコンペティション
に続いて夢見たことは....

縁あって手に入れた600坪の畑に和綿と
Tシャツの花を咲かせることでした。

Tシャツアート展の先駆者「砂浜美術館」のみなさんの
お力もいただきながら、いつかは1000枚はためかせたい...。

しかし、初日は、たった5枚のTシャツから始まったのです。




もちろん花井さんの夢に共鳴した私は
10/6のオープニングイベントに、はせ参じました。

Tシャツを手作りする楽しみ、着て見てつながる喜びを
味わっていただけるワークショップを企画したのです。

老若男女、家族連れ、お友達づれから、海外の方まで
4~50名が、Tシャツ畑に集まってくれました。

地元テレビ局の取材陣まで登場です。

絵が苦手で描けない人にもと
かわいいステンシル型もご用意したのですが、
それは杞憂だったかもしれません。

オーガニックコットンのTシャツと画材を手にするや
いきなりα波を出して、畳や縁側で創作活動に没頭する人たち。

直接、Tシャツに手描きをする人
自分なりのステンシル型を切り抜く人
指を使って絵を書き始める人
子どもの足にインクをつけて歩かせる人

驚くほど多彩で楽しいTシャツができました。
そのTシャツがはためく姿を見ると
思わず笑みがこぼれるのです。

いずれ、花井さんがワークショップの様子を
素晴らしい映像作品にしてくれるでしょう。

まずは、私の拙いスライドショーで、
その場の楽しさのおすそわけを....


 ▼おぶせTシャツ畑 2007/10/6ワークショップ


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月01日(月)更新

ケンメリTシャツ復刻!スカイラインミーティング@日産栃木工場

オールアバウトの記事でもご紹介しましたが、
伝説のケンメリTシャツが限定で復刻されました。

ケンメリTシャツ白

9/30日に日産自動車栃木工場で、
歴代スカイラインのオーナーが一同に会する
スカイラインミーティングが開催されるとのこと。

そのイベントに合わせてぜひ復刻したいと、
GT-Rオーナーズクラブ 井上 晋さんから
熱いリクエストをいただいたのです。

ケンメリTシャツを着る井上さんご夫妻

開催まで2週間もありませんでしたが、
日産自動車の関係者のみなさんが、驚く程速いスピードで
ライセンスの手続きをしてくださったので、
まさかのうれしい復刻となりました。

日産自動車栃木工場スカイラインミュージアム

雨の中、栃木工場に併設されたスカイラインミュージアムを訪ねると
栃木工場で作られてきたスカイラインの名車たちが並んでいます。

それにも増して驚いたのは、
駐車場に二列で向かい合う名車ケンメリの一団。

ケンメリ勢揃い

雨に濡れて艶っぽさを増した車体と、
黒いグリル、ミラー、オーバーフェンダーとの
コントラストがひときわ美しいのです。

ケンメリの後ろ姿

そして印象的なリアのエンブレムと
伝統の丸形テールランプの粋。

並ぶとさらに目を惹きます。

ケンメリのステッカー

さらには、リアピラーのRと呼応するかのように
ウインドウにケンメリのステッカーを貼っている
クルマも何台かあって、
ますます嬉しくなったのです。

松下光男さんと井上晋さん

日産自動車栃木工場で年に一度開催される「しらさぎ祭り」に
スカイラインオーナーズクラブの方に勢揃いしていただこうという
ファン垂涎の素晴らしいアイディアは、
栃木工場総務部の松下 光男さんによるものだそうです。

松下さんとお話をする好機をいただきましたが、
スカイラインをはじめとして栃木工場が生み出した
クルマの数々を心から愛していることが伝わってきました。

オーナーが語る私のスカイライン

同時に、オーナーズのみなさんにも
松下さんは深い敬意を抱いているのでした。

スカイラインミュージアムの展示ホールには
松下さんの発案で「オーナーが語る私のスカイライン」
という大きなパネルが掲げられていたのです。

そこには、オーナーの撮った愛車の写真と
熱い想いの数々がつづられていました。

中には、CMで使われ、ケンメリの木として知られる
美瑛の丘で愛車と撮った写真もあって感銘を受けました。

こうして、クルマの作り手と乗り手とが
スカイラインという名車を通じて、深く結ばれてきたからこそ、
50周年という記念すべき歳月を迎えることができたのでしょう。

まだ若干枚が、今回の「デザインガーデンのブログ」で
こっそり販売されるそうですので、
当日、栃木工場まで足を運べなかった方は
のぞいてみてください。


 ▼日産自動車栃木工場
  http://www.nissan.co.jp/INFO/FACTORY/TOCHIGI/

 ▼GTROCブログ「ケンメリTシャツ復刻」
  http://blog.gtroc.com/0001/2007/09/post_227.php

 ▼オールアバウト:スカイライン伝説のケンメリT限定復刻
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20070928A/


久米 信行
http://t-galaxy.com/久米繊維工業

2007年09月30日(日)更新

横浜美術館「シュルレアリスムと美術」展初日と草月はなゆうぎ

京都五山にせよ、ジブリの絵職人にせよ、
最近は展覧会期終わりに駆け込みというのが多かったので、
初日に悠々と出かけてみました。

横浜美術館マグリッド

長男が、ちょうど私がマグリッドやダリの作品に
出会った年頃になったので、そろそろ見せようと思ったのです。

親子して「蟲師」のアニメにはまっていることもあって
目に見えぬものたち、異形のものたちを
日常に見いだして愛でるのも悪くはないでしょう。

予想通り....
頭も心もやわらかくとろけて心地よい。

企画展以外の常設展も、シュールなものを
並べてくれる粋な計らい。

アトリウムに並ぶ彫刻群も
よく見れば、相当不気味で可愛いらしい。

さりげなく置かれたこのものたちなど
今にも影が動きそうですし....。

横浜美術館

ミュージアムショップで
エッシャー不思議絵フィギュアの
ガシャポンをすると、これまた不可思議な異形のものが...

エッシャー

その後、どうした巡り合わせか、横浜赤レンガ倉庫で
いけばな草月流の「はなゆうぎ」という展示も見たのですが、
ケータイブログに書いた(撮った?)ように、
これまた摩訶不思議。

おかげで今夜は良い夢が見られそうです。

おやすみなさい。


 ▼横浜美術館「シュルレアリスムと美術」
  http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2007/special/03_surrealism/


久米 信行@久米繊維工業

2007年09月27日(木)更新

【明大生との毎週一問百答】「社長にならなければできなかったこと」

<質問>

「社長にならなきゃ、できなかった
 ことってありますか?」

 東洋大学経営学部の渡辺麻貴さん


<答え>

中小企業のオーナー経営者限定ということで
お話をさせていただくとするなら....


■まずは、できなきゃいけないことばかり

1)銀行借入やリース等の連帯保証人のハンコを押す
2)給料を払って、社員の家族を養う
3)何か不都合があればすべて社長が責任を負う

といったことを強いられます。

即ち、より強い危機意識と責任感を抱いて
仕事をすることになります。

そのため、より身を入れて、当事者感覚で
情報収集や勉強をしなければなりません。

また、現状に甘んじることなく
自ら市場開拓や商品開発をしなければなりません。

社長にならなきゃできなかったことの前に
社長になったらできなきゃいけないことがあるのです。

その結果、同じ人間でも、他の環境にいるよりも
知情意が磨かれる可能性が高くなります。


■会う人がすごいと、自分もすごくなりたくなる

また、規模は小さくとも、まだ若くとも、
一国一城の主=社長であることで、
おつきあいさせていただける人の
顔ぶれが変わってくることは確かです。

お得意先や仕入れ先はもちろんのこと、
銀行などの金融機関、地元の商工団体などで
お会いする人の格が何段も上がります。

すると、緊張します。
ちょっとした修羅場でもあります。

凄い人に会えば、叱咤激励も受けますし、
自ら真似もしたくなります。

即ち、緊張感を伴う達人との出会いが
人を作ることもあると思うのです。


■実力がついたら思う存分参加可能


そして、実力ともども、企業の資源にある程度余裕がでてきたら、
非上場のオーナー経営、小回りが効く中小企業の良さを生かして、
素早い意思決定で思う存分、会社を動かせる醍醐味がありましょう。

これこそ、みなさんが期待していた答えかもしれません。

しかし、誰もが社長になればいきなりできることはありません。

社長にふさわしくなるべく、私も常に勉強をしています。
日々見舞われるハプニングやトラブルも勉強のひとつ。

こうした修羅場を乗り切るうちに、気がつけば
「できること」が増えるのではないでしょうか?

 ▼明大生との一問百答
  http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10006084.html


久米 信行拝

2007年09月25日(火)更新

日経ベンチャーONLINE寄稿「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン」

startmac


日経ベンチャーONLINEに連載中の「経営者のためのIT道場」に
新しいコラムをアップいたしました。

題して「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン(9/25)

その冒頭の序文をご紹介いたしましょう。


「最近、弊社主催のイベントや、はじめての大切なお客様向けの
 商談の冒頭で、新しいプレゼン手法を試みています。

 まだ試行錯誤の段階とはいえ、その効果には、
 ただただ驚くばかりです。

 お客様が真剣に見てくださる上に、
 あっという間に弊社の理念までご理解いただけるのです。

 そのプレゼン手法とは、たった 2~3分の事例スライドショーを
 お見せするだけです。

 そこには、商品説明→相見積もり→価格競争という
 悪循環から抜け出すヒントが隠れていました。」


詳しくは、コラムをご高覧いただくとして、
その文中から、最近私がお客様にお見せして、
もっとも共感していただいている「和綿づくり」の
スライドにwebリンクすることができます。



このビデオは、私がappleのモニターで習得した
iLife '08の「たまもの」なのです。

ちなみに弊社の今年の目標のひとつは、このコラムの通り、
工場に眠る無形の職人資産や技術資産を徹底的に撮影して、
スライドかムービー化することです。

そして、既存のお得意様にはDVDで配布し、
将来のお得意様にはネットで公開していくことなのです。


 ▼日経ベンチャー「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン(9/25)
  http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/doujyou/20070925_000749.htm


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
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会社概要

1935年創業の老舗国産Tシャツメーカー。 半世紀以上にわたり、国産Tシャツ専門メーカーとしての誇りを持ち、裁断、縫製、検品、仕上げ、そしてプリントまで一貫して日本国内のグループ会社で生産する稀有なTシャツ・ギルドとして現在に至る。...

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個人プロフィール

1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。94...

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