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2007年01月31日(水)更新

2/5「じょうとうIT経営大賞」表彰式&記念セミナーでブログ道の話

来る2月5日15時~亀戸で「ブログ道」のお話を
90分ほどさせていただけることになりました。

パネルディスカッションにも参加いたします。

どなたでも参加できる無料セミナーですので、
ネットで申し込んでお気軽にご参加くださいませ。



東京都城東地域において、
『自社の経営革新に、戦略的にITを活用して、
元気いっぱいである中小企業』を、発掘し、
その中から『じょうとうIT経営大賞』を選出、表彰し、
広く社会にPRして頂くための企画です。


日 時:2007年2月5日(月) 15:00~(受付:14:00~)

場 所:亀戸文化センター カメリアホール
        東京都江東区亀戸2-19-1 
          電話:03-5626-2121


 ▼「じょうとうIT経営大賞」表彰式&記念セミナー
  http://www.itc-koto.org/jyoutou-IT-keiei/


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2007年01月30日(火)更新

博報堂生活総研「多世帯社会」と橘川さん嶋本さんの関係

博報堂生活総合研究所 吉川昌孝さんにご招待いただいて
恵比寿ガーデンホールで開催された「生活動力2007」
セミナーを拝聴いたしました。

テーマは「世帯が変わる世界が変わる『多世帯社会』」



いただいた資料から6つのキーワードを
ピックアップしてみますと....

 01 人口減・世帯増
 02 新旧世帯交代
 03 生活モデルチェンジ
 04 <律><連><公>の暮らしへ
   自由自律へ
   部分連帯へ
   公共私設へ
 05 「所有」のリデザインへ
 06 meエージェント欲求

そこでの楽しいお話の数々は、
私が思い描く新しいムラ社会/網縁社会と
重なるもので、元気と勇気をいただきました。

詳しくはwebと冊子を見ていただくとしまして....

会場から出ましたら、思いがけず
私が敬愛するお二人の笑顔が....

ソフト化賞審査委員でご一緒していた
生活総研 林 光さんと

先日 リアルテキスト塾を聴講させていただいた
デジタルメディア研究所の橘川 幸夫さんです。

どうやら、林さんがセミナー直前に
電話で橘川さんをお誘いしたそうです。

今日のメインスピーカーである
生活総研新所長 嶋本 達嗣さんは
橘川さんの弟子?のお一人だそうで、
私も弟子仲間としてごあいさつさせていただきました。

もう1人のスピーカー吉川さんともお会いできました。

ただいま建築中のユニークなご自宅づくりに
私の自宅メモが役立ったと聞き
ちょっとうれしかったです。


http://www.amazon.co.jp/dp/4104091014/


その後、例によって橘川さんと2人きりで
エキサイティングな雑談喫茶をしたのでありますが、

嶋本さんは、実は「バスストップの消息」で
第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を
受賞いるとお聴きして驚きました。

また....かつて深夜の恵比寿の路上で
橘川さんと嶋本さんは、1時間にわたって口論したそうですが、
何でそうなったかはよくおぼえていないそうです。

こうして立派なプレゼンをされた先生の裏話を
バナナジュースとマンゴジュースを飲む
あやしい二人が楽しんでいたことを、
数百人のまじめな聴衆は知らないでしょう。


 ▼博報堂生活総研「多世帯社会」
  http://seikatsusoken.jp/1982-2005/ARCHIVE/DYNAMICS/douryoku2007.html


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2007年01月28日(日)更新

越後妻有こへびT作者 久保美沙登さんご来社で嬉しかったこと

昨年、一番感動したアートイベントは、
越後妻有アートトリエンナーレでした。

今から3年後の次回が楽しみでならないほどなのです。

オールアバウトにも書いたのですが、
Tシャツ道を歩むものとしては、
久保美沙登さんが創造した
「こへびTシャツ」が忘れられません。



きもの風の衿や袖。左右非対称です。
片袖は着物地で取り外しもできるのです。

私も2枚買い求めましたが、
未だにもったいなくて袖を通すことができません。



十日町キナーレで見た久保美沙登さんの作品、
Cross Clothe KTにも衝撃を受けました。

高い吹き抜けの天井から等間隔で吊るされたTシャツ群は、
どれひとつとして同じものがありません。
裾の長さ、袖の柄と長さが少しずつ変わっています。

もっと印象的なのは、それぞれ別な場所に穴があけられ、
同時に久保さんのモチーフでもあるクマが顔を出し
手を出していることです。

Tシャツ屋に生まれて半世紀近く、
こんなTシャツもディスプレイも見たことがありません。



先日、ひそかに憧れていたアーティスト、
久保さんから突如メールが届いて動転しました。

かつてオールアバウトでご紹介したことのお礼でした。

遠くにお住まいだと思っていたら、意外にもご近所在住。
近日、会社近くの歯医者さんにいらっしゃるので、
ご来社いただけるとのことでした。

そして、先週の金曜日に初めてお会いしたのです。

まず、弊社プレスルームに入っていらっしゃるやいなや
展示されていた10枚の作品を見つめます。

その目が印象的で、普通の人が見る時に放つ気配とは
明らかに違うのでした。

ゆったりとした聴き方話し方も独特で、
いつもは動ぜぬ私も違う世界に引き込まれ、
共鳴していきました。

なにしろ、服に関する意識もお互いに似通っていることを、
久保さんがかつて受賞した「モエ・エ・シャンドン賞」
のインタビューで知っていたのです。



「服という日常的なモノを媒体として、
 自己の身体を越え他者へとつながるツールへと
 拡張する身体感を表現しました。」

「服を身体と社会の間にある空間として捉え直し、
 その空間のなかを行き来できたらと思っています。」


実家が呉服屋さんだったこと、
越後妻有では最初から最後まで
自分でやることばかりで大変だったこと、
これから1年ロンドンで勉強すること

...などをお聞きしながら、
あっという間の1時間半でした。

何かこれからご一緒できそうな予感を抱きつつ、
お見送りをした時、とても印象的なこと
思いがけないことがありました。

お別れのごあいさつをした後で、
久保さんが右手を差し出して
握手を求めてくださったのです。

日頃、コンサート後にサイン会で
アーティストに握手を求めることはあっても

初対面のアーティストから
握手を求められたことは
生まれて初めてだったので、
どきどきしたのです。

その後も、素敵なお礼メールをいただきました。

久保さん、今度は下町ランチなどご一緒しながら、
もっとゆるりとお話しいたしましょう。


 ▼AllAbout:越後妻有アートトリエンナーレ2006こへびT
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20060816A/

 ▼Cross Clothe KT
  (大地の芸術祭公式スタッフTシャツ)
  http://www.dnp.co.jp/artscape/goods/0608_ett.html

 ▼大地の芸術祭:Cross Clothe KT
  http://www.pref.niigata.jp/chiikishinko/toukamachi/kikakushinkobu/kikakusinko/t_sinkoukyoku/art/06_triennial/tokamachi/index6.html



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2007年01月24日(水)更新

光通信の父 西澤 潤一先生講演「日本の技術開発と教育」に感銘

本日は、東京商工会議所で、かねてより一方的に憧れていた
心の師の熱いお話を伺うことができました。

SIサイリスタや光通信の三大要素の発明者として知られる独創的研究者で
現在は首都大学東京の学長でもある西澤 潤一先生の講演に参加できたのです。


 戦略的独創開発

まだ学生の頃、偶然つけた教育テレビで放映されていた
西澤先生と、たしか元文部大臣の永井 道雄先生との
「創造性教育」に関する対談に、私の眼は釘付けになりました。

すっかり受験勉強とコピー暗記型試験で虚勢されていた私は、
ショックを受けて、西澤先生の本を読み漁り、その生き方に触れて
はじめて「独創」とは何かを強く意識するようになったのです。

拙著「ブログ道」にサインをさせていただくときに、
恐れ多くも「独創共栄」(独立自創×共創共栄)と書きますのも、
文中に「守破離」の三文字がありますのも、
今考えますと、西澤先生の影響なのです。


 強い頭と速い頭―教育という複雑科学

今日、お話を伺ってうれしかったのは、
西澤先生の「心の若さ」を実感できたことです。

私が尊敬する方は、みなさん、
志高く一本筋が通りながらも一筋縄ではいかない
いわば「ロック魂」をお持ちなのですが、
先生もまさに永遠のロッカーでした。

功成り名を遂げた今であっても.....

今も現役の研究者であり、まだ探求したいテーマをお持ちであること
変えるべき日本の旧弊については戦い続ける反骨精神をお持ちであること
独創と自主独立にこだわりながらも「公共」の意識がお強いこと
恩師である八木先生を敬愛するお話を何度も繰り返されたこと

などの深い精神性が心の奥底に響きました。


  
 悪魔のサイクル

最後は、これから続けたい研究テーマで盛り上がり、
特定のガン細胞だけを焼ききることなど
まさに科学の恩恵ともいえることが目白押し。

それでも、研究予算を集めるのが難しいと聞くと
日本の国家的知財戦略に首を傾げたくもなります。

私も応援している日本財団のCANPANなどの
情報プラットフォームを上手く活用して、
企業CSR予算や個人の篤志を還流させる仕組みが
できるのではないかと、ふと感じました。

講演後は、いてもたってもいられずに、
先生の側に駆けよって、握手をしていただきました。

ずっとファンだったんですと、
年甲斐もなく興奮しながら....


 ▼首都大学東京学長スピーチ:未見の我を発見せよ!
  http://www.tmu.ac.jp/university/messages/president.html

 ▼イノベーティブワン:西澤潤一氏インタビュー
  http://innovative.jp/2004/0611.html


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2007年01月23日(火)更新

海田 悠作品展「蜃気楼・シルクロード」で先生にお聴きした話

今日から1月31日まで、東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて、
海田 悠先生の作品展「蜃気楼・シルクロード」が開催されています。

奥さまのhiroさんからメールとお手紙で嬉しいご案内をいただき、
海田ファンの1人として初日終了時間スレスレにかけこみました。

海田悠作品展
ハリーウインストンの斜め前です

hiroさんからは、写真展ではなく初めての作品展と
お聴きしていたのですが....

会場に足を踏み入れて、その意味がわかりました。

階段を上がってすぐの金色に輝く砂丘の作品は
あ、写真をフォトレタッチした作品かなと思ったのですが、

その隣にあった紅い砂丘は....リトグラフ???

プリントされた画像の下には、やわらかな質感の和紙が
あたかも風紋のようにしわを寄せています。

そして画像の上には....レンズには映らない筆致が
まるで神の筆遣いの後のように残っています。

一事が万事。

これは写真?日本画?リトグラフ?抽象画?
1枚見るごとに不思議は深まります。

海田悠先生
写真家の肖像をカメラ付ケータイで撮ったら褒められました

そこで、海田先生発見!

私の???をお話しますと「わが意を得たり」と
子供っぽい笑顔を浮かべられて

「術中にはまりましたね」

私がさらに不思議に思ったのは、
抽象度が限りなく高い、3つの相似形 3色の砂丘写真。

その稜線に微かに映る1人の人影。
この1人だけが妙にリアルなのです。

生きているようにも見えます。
夜、ここで1人見ていたら動き出しそう。

まさに....新境地を開かれたのでした。

海田悠作品展
異国の人も異国に思いを馳せる

会場には、19時になっても素敵なお客様がたくさんで、国際色も豊か
どこかの国の大使館員さんが感激されていました。

海田先生ファンの社長さんお二人とも
名刺交換をさせていただきました。

今日は、かの京セラの稲盛さんもいらっしゃって、
稲盛美術館用に数点ご購入になったそうです。

稲盛美術館でも、シルクロードからひそかに連れてこられた
小さな砂漠の民たちは、ひそかにうごめきだすのでしょうか。


 ▼海田 悠作品展「蜃気楼・シルクロード」
  http://www.pola-ma.jp/schedule/pop0701_02.html


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2007年01月19日(金)更新

藤森照信先生と路上観察学会の樹上住宅@ベネチアビエンナーレ

先日、ツリーハウス・ミーツ・メディアージュのご紹介をしましたら、

経営情報学会でご一緒の、尊敬する印南比呂志先生が
楽しくも素敵な情報と写真を送ってくださいました。



印南先生は、GKインダストリアルデザイン研究所、
GK設計環境デザイン部で活躍された後、独立され

工業デザイン・建築設計・都市計画など多岐の分野で、
数々の輝かしいプロジェクト業績・受賞歴をお持ちです。

そして現在は、滋賀県立大学教授として学生たちを引き連れ、
日本やイタリアの職人たちが美しくも本物のものづくりをしている
現場を訪ね、調べ、励ましているのです。


▼印南先生のメール
──────────────────────────────

インナミです。

実は、今、日本では、樹上建築の実践が着々と進んでいるんです。

藤森照信教授と路上観察学会とツリーハウス

昨年夏に学生を伴って手伝いに行ったベネチアビエンナーレで
東大の藤森先生を中心にした路上観察学会の赤瀬川源平さんや南伸坊さん
などが協力してつくった樹上建築などの紹介を世界にむけて行いました。

NHKのBSでもこの樹上建築の建設の顛末が一時間ドキュメンタリーで
放映されました。この番組を英訳してイタリアで流しました。

ツリーハウス建築中

昨年のベネチアビエンナーレの帰国展を4月からオペラシティギャラリー
(初台)で行います。その準備作業に、昨年夏ベネチアの現地で関わった
学生たちもまた参加します。

藤森先生や赤瀬川さん南さん林さんらとベネチアの会場の前庭で毎日、
鍋やラーメンを食べながら作業してました(笑)

ランチを食べる巨匠たち

作業風景や路上観察学会の面々(とは言っても、ちくまの社長の松田哲夫
さんと藤森先生と赤瀬川さんと南さんと林さんだけですが)の弾けた姿を
ごらんください。

作業の打ち上げは、ベネチア在住の日本人アーティストのアパートの屋上
でシャンパンをとばしました。うちの学生たちは幸せもんだと思います。

打ち上げはシャンパンで

学生たちには、たぶんまだこのうらやましさ(価値)は
わかっていないと思います。

彼らと一緒にひとつのものを一緒につくるなんて。

その価値を久米さんのような方のブログで発信していただければ
わかるかもしれません。わたしが言ってもふ~んくらいですから(笑)

赤瀬川さんとは昔、
川崎市のまちづくりで協力してもらったことがあります。

町って妖怪がでるくらいの雰囲気がほしいんだよね!とか、
かなり面白い意見をもらった経験があります。

南さんは自宅が近所です。

今日は信楽の山の中で地場産業研究会をやっていました。
今年から経済特区に指定され、ちょっと本気になっています。

ご参考まで

インナミ

──────────────────────────────

 うーん。うらやましい。

 路上観察学会のトマソン本などを読んで以来、
 路地裏がワンダーランドに一変してしまった
 体験を持つ方は私だけではないでしょう。

 わが愛する木と土だらけのエコハウスを作る時には、
 タンポポハウスやニラハウスに大いに啓発されましたし、

 名著「老人力」で老いるのが楽しみになった私からすると、

 まさに夢のような体験ですね。


 ▼東京大学 藤森照信教授のページ:建築作品
  http://tampopo-house.iis.u-tokyo.ac.jp/fujimori/f-work-fs.html

 ▼ユリイカ「藤森照信 建築快楽主義」
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791701267/officek-22/ref=nosim

 ▼2006第10回ベネチア・ビエンナーレ建築展レポート
  http://www.tnprobe.com/extra/venetia/index.html


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 1月29日放送予定のテレビ朝日「ちい散歩」に弊社が登場
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2007年01月18日(木)更新

ジャルパック梶 明彦社長に「旅行業界のIT展望」を教わる

去る1月16日、経営情報学会「情報投資と経営成果」特設研究部会で
JALPAKの梶社長から貴重なお話を伺いました。

講義の前に名刺交換といくつかの雑談をさせていただきましたが、
紳士的な対応と、知的好奇心に満ちた真摯な質疑応答にまず感銘。

梶社長の知情意につきましては、トラベルビジョンに掲載されました
今年の年頭所感記事で垣間みることができますのでご高覧ください。



講義レジュメの詳細についてブログで書くのは差し控えますが、
いくつか驚くデータと現象がありましたのでご紹介しましょう。

まずは、日米欧旅行業比較の表で見た、日本の海外旅行率の低さ
ドイツの93%はさておき、米国は20%に比べて、なんと13%しかないのです。

テレビのニュースでは年末年始、ゴールデンウイークの成田空港の大混雑を
報道しますが、実際には、この程度で渡航者数も安定しているそうです。
平成18年度観光白書

堤社長は、日本の海外旅行率を30%に引き上げるために、
国民総背番号制ならぬ国民皆パスポート支給制をご提言されています。

このアイディアには私も賛成したいのですが、さらに一歩進めて、
そのパスポートに、ぜひ国際免許証も自動的に付加して欲しいのです。

私のささやかな経験からも、海外でドライブする楽しみを知った後は
海外旅行リピーターになる可能性が高いと思うからです。
(もちろん安全な国には限りますが)



そんな旅慣れた人は、パッケージツアーのお客様ではないのでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今やWEBサイト上でダイナミック・パッケージ
即ち航空券、宿泊、オプションなども自由に組み合わせられ
まさに個人旅行感覚のツアー発注も可能になっています。

しかも、JALPAKの場合は、大量仕入れで価格競争力があるので
個人手配よりも安くなる可能性が高いのです。

ちなみに、今日もある海外旅行通の大先輩から、
パッケージツアーをベースに自由行動する知恵を授かったところです。

また、JALPAKオーダーメイドというパンフレットにのっていない
旅のカスタマイズサービスを始めたところ大人気とか。

これまでの大量生産型から、ITを活用したマスカスタマイズサービスに
向かっているという話は、企業規模も取扱商品も違いますが、
わがTシャツ業界と共通する話でもあります。

それから、もう一つ大いに興味を持ちましたのは、
スーパーツアーコンダクターのお話です。

お客様のアンケート回答での満足率が98%を超えるような
特別なツアーコンダクターは、現在全社で25名しか
いらっしゃらないそうです。

さっそくネットで調べましたら、ジャルパックカフェという
読み応えのある旅情報ページの中に
スーパーTCのみなさんのプロフィールがありました

そしてスーパーTCと行く世界紀行....どれも行きたい旅ばかり
もっぱら自由な海外旅行が多い私ですが、
スーパーTCの品性・感性・知性にも触れたい気がしてきました。

またスーパーTCブログ&SNSや、
とっておき情報の海外レンタルGPS携帯電話向け配信サービスにも
今後、大いに期待したいところです。



また、時間とお金があれば、いつでも海外に行きたい私が
にわかには信じがたい話がありました。

最近の若い世代の海外旅行意欲が下がっているというのです。

同席されていた早稲田大学ビジネススクールの平野雅章先生も
学生たちと接して同じ印象をもたれているそうです。

フリーターで所得が危ういからか、
ケータイ代に取られているからか、

もっと怖いことに、知的好奇心、冒険心が
さらには生命反応が弱くなっているのか....。

今日は、ちょうど1年間の明治大学ブログ起業論の最終講義で、
学生たちとの懇親会もありますので真意を確かめましょう。



最後に、今後の高付加価値化のヒントとなる現在のヒット商品を
ひとつご紹介いたしましょう。

それは世界遺産をめぐる旅で、地球の裏側までも旅したい方が
増えているそうです。納得です。私も行きたくなりました。

それから、ウイーンフィルのニューイヤーコンサートツアーも
150万円もするのに毎年満杯だそうです。



ちょうど昨夜、東京商工会議所墨田支部で、隣席に、
私も定期会員になっている新日本フィルハーモニー交響楽団の
桑原事務局長がいらっしゃったので、
このエピソードをお伝えしたところです。

先日、元パリ日本文化会館館長の磯村尚徳さんのご講演で
欧州でのネオジャポニズムと呼ぶべき日本文化熱のお話を
聞いたばかりということもあり、

いずれ、世界のオザワと新日本フィルを聴くために、
欧州のお客樣方が、ジャルパックで、わが墨田区を
訪ねてくださる日が近日くるかもしれないと...予感したのです。


堤社長 示唆に富むお話の数々をありがとうございました。


 ▼ジャルパック
  http://www.jalpak.co.jp/


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2007年01月16日(火)更新

東京港野鳥公園「公園探検隊 冬ごもりの生き物をさがそう」

カオスシティ東京は「不思議な宝物」を秘めやかに孕んでいますが、
先日初めて訪ねた東京港野鳥公園も、そのひとつなのでした。



大型トラックとジェット機が轟音を立てる
産業道路、空港、市場のトライアングルに
バードサンクチュアリが残っているのは奇跡のようです。

晴れた日曜日、たまたま検索にヒットしたイベント

公園探検隊 冬ごもりの生き物をさがそう

電話してみましたらキャンセルがあって参加できるそうです。

主催は、NPO法人東京港グリーンボランティア
年齢性別問わず、やさしい笑みを讃えた素敵な先生方です。

雑木林や農村風景をモデルにしたという自然生態園は
空も澄み渡って、都心にいることを忘れさせてくれます。



双眼鏡、熊手、スコップを片手に
ふだんは見過ごすような生き物の気配を探します。

そして草むらなどもかき分けて見つけたのは...



オオカマキリ、コカマキリ、ハラヒロカマキリの卵
イラガの卵、モンシロチョウの幼虫とサナギ、
スズメバチ、カタツムリ、アズマヒキガエルの冬眠
アリを訪ねる途中の?アシキリギスの成虫

などなど。

もちろん、ひと目でシロウトの私が見て
わかるものではありません。

なにか怪しいものがあると
「先生、これなんですか」と尋ねるわけです。

聞けば何でも答えられる
ボランティアの先生のかっこよさ。

都会の中にひそかに残るサンクチュアリ、
その中で人知れず続いている小さくて偉大な営みに
心が動かないわけがありません。

実に楽しい、あっという間の2時間でした。




その後は、もちろん潮入りの池に集う
野鳥を望遠鏡でのぞいてみたのですが
これがまたカワイイことカワイイこと

昨日ご紹介しました
お台場メディアージュのツリーハウスを見て、

先日感動のあまりすぐ会員になってしまった
日本科学未来館「65億人のサバイバル」を見て、

東京港野鳥公園のイベントに参加するという

もう1つのウォーターフロント小旅行を
1月の冬空の下でお楽しみになるのも一興でしょう。


 ▼東京港野鳥公園
  http://www.wbsj.org/sanctuary/131/

 ▼NPO法人 東京港グリーンボランティア
  http://f38.aaa.livedoor.jp/~green/


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2007年01月15日(月)更新

ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ「お台場に木上住宅」

2007年2月12日までの土曜・日曜日に
東京お台場のシネマ・メディアージュに出かけると
もれなく不思議なユーラユーラ体験ができます。

お台場通ならご存知、あの巨大な吹き抜け空間に、
マーク・トウェイン小説か宮崎駿アニメから抜け出てきたような
巨大なツリーハウスが出現しているのです。

ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ

エコロジーオンラインの上岡 裕さんからのメールで
かけつけたこのイベントの名前は....

ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ
TREEHOUSE meets Mediage!

しかし、実際には....
Everybody meets TREEHOUSE @ Mediage by surprise!
....といった方が正しいでしょう!

とにかくびっくり!

ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ

まずはだまされたと思って、
ツリーハウスに登ってみてください。

釘は使ってあるのですが、
ゆーらゆーらと不思議な居心地、住み心地。

少年の瞳を持った男の夢、
ツリーハウス

どこかの島か里山で
この自然のゆりかごを書斎兼昼寝場所にして
ゆるゆる仕事をする未来...

それを思わず夢見てしまうのは
きっと私だけではないはずです。

ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ

ちょうど、違いのわかる男ツリーハウスビルダーの小林崇さんと
渡辺満里奈さんのトークセッションも開かれていました

しかし誰のどんな話を聞くより、
まずはツリーハウスに登ってみてください

そのガラスの無い窓から
見慣れたシネコンの吹き抜けごしに、
一番見たい懐かしい風景が見えるかもしれません。


 ▼ツリーハウス・ミーツ・メディアージュ
  http://www.mediage.jp/event/treehouse

 ▼エコロジーオンライン久保田さん「つおしのecology now !」
  http://blog.canpan.info/motk1031/archive/29


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2007年01月09日(火)更新

年賀ブログ2007会社編「平成19年丁亥」くめのぶゆき7つの心づくし

あらためまして、あけましておめでとうございます!

昨日の会社版ごあいさつに加えて、本日は【新年のご挨拶:個人版】です。


【生業】メーカー3代目.AllAboutガイドの経験活かし「Tシャツ道」発信

 ありがたいことに「メール道」「ブログ道」と出版させていただきました。
 しかし本当にお伝えしたいのは「Tシャツ道」なのです。

 今年は、たかがTシャツで、ここまで人生を楽しめ、縁が広がり、
 豊かに過ごせることをぜひお伝えできればと考えています。

 まだ、企画書も無いのですが、心にはふつふつと湧いているので
 たとえ出版が困難でも、ブログで公開したいと思います。


【教育】明治大学「ブログ起業論」2年目で「関連書籍」も刊行予定

 今年も1年間、明治大学商学部 クリエイティブビジネスコースで、
 講師を勤めることになりました。責任重大です。

 1年目は力不足の上、お客様である学生のニーズやシーズが読みきれず
 残念なこともありましたが、今年はリセットして頑張ります。

 この講義を聴いてくださった日本実業出版の大西さん佐藤さんが
 書籍化をと激励してくださっているので、こちらも頑張ります。


【地元】東京商工会議所「墨田ブランドアップ推進会議」+SNSで地域振興

 新東京タワーで注目が集まる墨田区のブランド化を考える
 専門会議8名の委員に、光栄にも選ばれました。

 生まれ育った下町を、昔の良さは残しつつ、新しい魅力で輝かせる
 プランを考えるのは、やりがいのある楽しい仕事です。

 日経ベンチャー経営者倶楽部のSNSも活用して、外部の方々を
 巻き込みながら、来るべき2011年に備えたいと思います。


【公益】公益ネット「CANPAN」で、心ある法人と個人の情報発信を支援

 ふとしたご縁で公益ブログ「CANPAN」をお手伝いすることになり、
 昨年は、ブログ大賞の審査委員長も務めさせていただきました。

 知れば知るほど、社会企業家の底力に驚かされます。
 その力こそ、これからの日本に必要だとも実感します。

 今年は、公益法人改革も、企業のCSR革命も進むでしょう。
 その仲立ちとしてCANPANが役割を果たせるよう微力ながら努力します。


【健康】キャベツダイエットと運動再開でTシャツが似合う体を取り戻す

 昨年は、原稿ばかり書いて運動らしい運動をしていなかったので、
 メタボリック街道を暴走し、スキーでは動悸息切れに驚きました。

 思いっきりテレビで知ったキャベツダイエットなら出来そうなので
 今年はタッパウエアにキャベツを詰めて生活します。

 そして、再び運動を始めて、ランナーズハイやスキーヤーズハイの
 ひとつやふたつ味わえる体に戻します


【趣味】3年目でようやく修正!スキーのカービング技術を深める

 この正月、志賀で学生時代バイトをしていたNAISGスキースクールに
 入って、私よりも7つ若い佐藤 紀隆校長に教わりました。

 古いスキーヤーならご存知の通り、今の滑りは昔のほぼ正反対で、
 かの佐藤校長ですら「直すのに3年かかった」とか。

 この言葉にスキー復活3年目の私は感動し、そして燃えました。
 どうにか古い滑りを脱皮しつつあるので、筋力も鍛えて再生します。


【童話】愛する人たちのために、また童話をせっせと書き始める

 実は、私の生涯の夢は童話作家になることでして、
 かつて経営理念をTシャツビッグバンという童話にしたぐらいです。

 しかし、忙しさに流されて、気がつけば筆も止まり、
 星の王子さまに笑われてしまいそうな大人になりはてました。

 今年は、ちょっとずつ、ちょっとずつ書いてみます。
 心がちぢこまってしまう前に....。



...ということで、本年からは縁者のみなさまには、、
一個人としてもおつきあいいただけましたら幸いです

引き続きご高導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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久 米 信 行 @ 縁 尋 奇 妙
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■□□■□□■ 久米繊維工業(株) 代表取締役社長
■□□□□□■
■■□□□■■ 国産Tシャツメーカー
■■□□□■■  ISO14001/日本オーガニックコットン協会/IT経営百選/
■■□□□■■  創業1935年 久米繊維謹製 [色丸首][生成丸首][楽]
==================================================================
〒130-0012 東京都墨田区太平3-9-6 T:03-3625-4188 F:03-3625-2695
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会社概要

1935年創業の老舗国産Tシャツメーカー。 半世紀以上にわたり、国産Tシャツ専門メーカーとしての誇りを持ち、裁断、縫製、検品、仕上げ、そしてプリントまで一貫して日本国内のグループ会社で生産する稀有なTシャツ・ギルドとして現在に至る。...

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個人プロフィール

1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。94...

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