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2014年02月25日(火)更新

​【カンボジア視察4】鬼 一二三日本語教室



社会貢献支援財団の視察で、一二三日本語教室を訪ねました。鬼一二三さんは1995年よりアンコールワット遺跡への玄関口シェムリアップ州で日本語教室及び図書館を開き、日本とカンボジアの交流事業を続けています。

きっかけは、元のご主人がJICAにおつとめでカンボジア勤務となり、急遽、日本語教師になるように言われたこと。その後、ご主人とは離縁されますが、その後もカンボジアひとり残って、日本語教室を続けられています。

お手元にあるのは、鬼さんが作られた教科書「日本語ガイドの基礎知識」。この教科書が画期的なのは、フリガナ(ルビ)が上ではなく下に書いてあること。そうすると、下敷きなどを教科書に重ねて、下にずらしながら=答え合わせをしながら、効率的に勉強ができるのです。

▼一二三日本語教室とは
「一二三日本語教室」は世界遺産アンコールワットの在る観光地シェムリアップ州に位置し、月~金曜の午前5時~午後10時、入門~上級各レベルの日本語クラスを担当しております。 学習者の目的は主に日本語習得により観光業に携わること、日系NGO等へ就職することですが、近年日本への留学を目指す学習者も出て来ております。学習者は20歳前後の高・大学生を中心に、社会人、日本人配偶者や日系子女等3歳~40歳と幅広い年齢層の人々で、皆其々の目的に向かって熱心に学んでおります。 日本語ガイド研修・日本語能力試験対策・スピーチコンテスト出場者訓練等の短期集中コースも随時開講致しております。 昨今の学習者増加、職業別・幼児クラス等のニーズへの対応策とし、新校舎建設事業支援を行っております
http://www.ijci.net/p/blog-page_86.html



一二三日本語教室の教育スタイルは、学校というよりも、むしろ私塾。鬼 一ニ三さんは、先生というよりお母さんでした。

20日で10ドルという低価格で、来られる時間にやってくる学生たち。家族や親戚を大切にするので、家の手伝いもあり、フルタイムは難しい子供たちも多いからです。また、突然、来なくなる学生もいるそうです。気がつけば、どこかに就職していたりする。そして、突然、復帰したりする。日本流で言えば「不義理」となりますが、カンボジアでは当たり前。そんな時でも、鬼先生は受け入れるそうです。

ここにいるのは、何年も学んでいて、スピーチコンテストにも入賞する優秀な教え子たち。絆プロジェクトで東北の被災地を訪ねてくれた学生や、日本での留学や就職を夢見る学生もいます。



ここにも学生たちの川柳が張り出されていました。鬼 一二三先生は、夢を持てばかなうと、書き初めや川柳で夢を言葉にすることを推奨されているそうです。印象に残った川柳をいくつかご紹介しましょう。

 カンボジア いつまでもずっと いたいです
 こいびとが なければいきる いみはない
 がんばれば 成功するぞ 何事も
 わたしには どこでも だれでも せんせいだ
 べんきょうは としをとっても おわらない
 けいけんに かねとがくもん ひつようだ
 きょういくは 国の心に なるべきだ
うそみたい 日本語うまく なってきた
金持ちも 私の心は 買えないわ
ゆめきぼう しあわせになる ちかみちだ

https://fbcdn-sphotos-c-a.akamaihd.net/hphotos-ak-frc3/t1/p403x403/1662057_10152246006644648_753661932_n.jpg

鬼 一二三先生は、才能あるカンボジアの若者=教え子たちが、日本の大学に留学したり就職することを、とても嬉しそうに話されます。同席した「知恵熱くん(みんなあだ名で呼び合います)」の日本語も秀逸でした。絆プロジェクトで日本に行ったこともあるのです。いつか日本に留学して、私の明治大学の講義にも参加してもらいたいものです!

https://fbcdn-sphotos-a-a.akamaihd.net/hphotos-ak-ash3/t1/p526x296/1939880_10152246010704648_1624824636_n.jpg

最初に校舎を目にした時は驚きました。見てください。実は、予算の関係で、まだ校舎は建築途上なのです。20日10ドルの授業料で、それも住み込みの学生まで養ったり、進学の支援をしたりで、なかなか建築は進みません。教育は、校舎よりも先生や先輩が大切です。それでも、いつか篤志家のみなさんや立身出世した教え子の寄付で、立派な校舎が建つ日が来ることを祈っております。

▼一二三日本語教室
http://www.ijci.net/p/blog-page_86.html 

2014年02月24日(月)更新

​【カンボジア視察3】カンボジア孤児院だるま愛育園



私たちのクルマが到着するのを見ると、子供たちが駆け出してきてくれました。こんなに目がキラキラした子供たちに歓迎してもらえるとは思いませんでした。なぜなら、ここは孤児院だからです。

ここカンボジアでは、悲惨な内戦で家族を失った子どもだけではなく、貧しさや親の無責任から捨てられる子どもも少なくありません。そんな子供たちを一人でも救おうと、僧侶の内田 弘慈さんと、園長のソリカさんが力を合わせて、この孤児院を作り守っているのです。



「ここにいる45人の子供を、大人にして助けて行きたい。私が倒れるまでがんばりたい」

ソリカさんは、園長というより子供たちのお母さんでした。500人近い孤児たちを守り育ててきました。

「田舎には大変な子供がいっぱい。井戸掘りも行く。お水が一番大事」

内田 弘慈さんが始めた井戸掘りは、既に810本にものぼり、1000人もの貧しい田舎の子供たちを助けたのです。

「ポルポト内戦の時、自分も助けられたから、もっと自分も助けたい」

その一心で、内田さんが病気で倒れ、車いすの生活となった後も、引き継いで続けているのです。(手前左側が内田さん)

カンボジアの田舎の子供たちは貧しく、教育が受けられません。日本のように年齢で学年が決まるわけではなく、12歳でも小学1年生の子がいるのです。田舎では生活できないため、親は他の国に出稼ぎに行きます。中には、帰って来ない親もいます。おじいちゃん、おばあちゃんは年を取ると子供たちを預かれなくなってしまいます。やがては、どろぼうになってしまうこともあるのです。

「子供たちの夢は日本語ガイド、ドクター、日本の会社につとめること」

 注)カンボジアの学校は、午前、午後に分かれているので、
 写真には全員は映っていません。



だるま愛育園で現在暮らす子供たちは45人。3歳から21歳までいるそうです。お兄ちゃんお姉ちゃんが、小さな子供たちの面倒を見たり、目標になったりするのです。

学校の勉強だけでなく、将来の夢に合わせて、日本語やITの勉強をしたり、伝統芸能などの習得も応援しています。

ガムランの演奏も聴かせていただきました。彼女は、日本語も堪能で、今春、福岡でインターンをするそうです。

園長のソリカさんは、こうして子供たちが夢をかなえていくこと、家族を作って訪ねてくれることが、何より幸せだそうです。



どうです? この自信に満ちた顔。凛としたたたずまい。

子供たち全員の歓迎の歌はかわいらしく、一緒に輪になって踊った歌も楽しかったのですが、このレベルの高い舞踊に驚きました。

カンボジアの民族舞踊を愛し、生徒にも稽古の機会を提供している、山本日本語教育センター山本校長も、彼女たちの踊りを褒めていました。

ただ日本語を学ぶのではなく、地元の文化も継承して欲しいのです。



だるま愛育園には、子供たちが手しごとで作った商品を、自ら販売する、小さな工房ショップもあります。

私たちは、おすすめのカシューナッツをお土産に買いましたが、こんな笑顔に囲まれて買い物をすると、なんだか幸せな気分。

だるま愛育園を応援する「カンボジアこどもスマイル」のホームページでも、現在は2商品だけですが販売しています。私も現地で買いそびれたハッピーブレスレット(10本セット2000円)を買おうかな。

▼ようこそ、DARUMA SHOP へ! 
カンボジア孤児院だるま愛育園の自活、そしてそこに暮らす約55名の子ども達が将来自立できる力をつけるサポートをするために、ここにDARUMA SHOP をオープンしました。 
だるまの子ども達が一生懸命手作りしたものを中心に扱っています。 
(子ども達手作り商品はmade by daruma表示) 
商品としては、まだまだ立派なものではないかもしれません。 
しかし、夢へ向かっての行動をサポートするフェアトレードとしてあたたかく見守り、子どもたちのぬくもりを感じられる作品を気に入って頂ければと思っています。 
お買いものすることで、彼らの夢を実現するお手伝いができます。 
売上は、子どもたちに最大限還元されるよう使われます。
http://www.ccsmile.net/shop.php

▼社会貢献表彰「だるま愛育園 内田 弘慈さん」
http://www.fesco.or.jp/winner/h20/225.php

▼NETIBニュース 孤児448名を送り出す、だるま愛育園
http://www.data-max.co.jp/2013/09/27/448_dm1806_4.html

▼だるま愛育園。日本での応援窓口
http://www.ccsmile.net/

2014年02月24日(月)更新

​【カンボジア視察2】山本日本語教育センター



教室に入った瞬間、私たちは明るい笑顔とあいさつで迎えられました。生徒のみなさんは、22~23歳の方が多いとのことでしたが、まるで高校生のように元気で若々しく見えます。

山本日本語教育センターは、山本宗夫さんの志で、悲惨な内戦後の1996年に設立されました。これまで、カンボジアで日本語を学びたいという若者たちを無料で教育して、もうすぐ卒業生は500名になろうとしています。その卒業生の9割は、日本語ガイドや、ホテルや日系企業勤務など、日本語で生計を立てているそうです。

ラジオコマーシャルや高校内に掲載されたポスターなどを見て、毎年50名ほどが入学し、最初5ヶ月の予科、グループ経営の旅行代理店やゲストハウスでインターン2~3ヶ月×その後1年の本科を経て、卒業となります。

お会いした生徒のみなさんに聴きますと、日本で行きたいところは、圧倒的に東京が多く、中には北海道で雪が見たいという方もいらっしゃいました。日本のアニメやマンガが好きで、ドラえもんや、名探偵コナンが人気、ご当地の景色に宮崎駿監督がインスパイアされた「天空の城ラピュタ」も、もちろん見ているのです。



学校の廊下には、学生たちが作った川柳が飾られていました。これが実に面白く、当世カンボジア若者気質を表しているのです。

 けしょう好き でも使い方 わかりません
 前大へん 今がんばって 後で楽
 顔を見て せいかくがいいか わかりません
 前びじん けっこんしたら おばさんに
 男せいの あいはずっとじゃ ありません
 女せいなら きれいすぎると あぶないね

どうです?面白いでしょう
画像を拡大して楽しんでみてください!



山本 宗夫さんは、もともと旅行代理店の経営者でした。カンボジアの内戦の後、日本語を話せる現地の人がほとんどいないことから、日本語学校を作りました。そして、現地では、旅行代理店、ゲストハウス、土産物店、マッサージセンター、トゥクトゥク(バイクのタクシー)などを経営して、卒業生たちの雇用先も作りました。

昨年は、年の半分をカンボジアで過ごし、ゲストハウスや社員寮の隣りに住んでいます。そして、その隣りは...なんと、社員向けの託児所なのです。カンボジアはご主人が働いていないケースなども多いそうで、子育てで働けない女性社員のために用意しているそうです。

山本さんは80歳を過ぎていますが、元気の秘密は、きっとこのかわいいカンボジアの社員の子供たち、まるでお孫さんたちに囲まれているからでしょう。

この子たちの笑顔に、カンボジアと日本の未来が象徴されているのです。

お母さんたちの背中を見て、山本校長の笑顔を見て、日本語ガイドになりたい、日系企業で働きたい、そんな若者たちが育っていくと思うのです。



社会貢献支援財団の表彰推薦文にもあります通り、山本校長は、旅行代理店や学校運営の後継者を、卒業生の現地スタッフたちに任せると決断されました。

山本学校の後継者は、若き事務長 ボッ・ダピセイさんです。ダピセイさんは、現在、カンボジアの若者たちが「未来の夢を持てずに短期志向になっている」ことを憂いて、夢を持てる人たちを育てたいとのこと。お忙しく働かれていますが、もし時間があったら、友人と遺跡めぐりをして朝陽や夕陽を見るそうです。ふるさとの美しさを愛するダピセイさんのことですから、きっと素晴らしい日本語ガイドを育ててくださるでしょう。

山本さんに「お子さんを後継者にしないのですか?」と質問しますと「父親と違う仕事をしなさい」という教育方針だったとのこと。

苦労して育て上げた会社も学校も、ご子息に譲らず、現地で育てた若いスタッフに任せるという山本宗夫さんの英断に感服したのです。


◎山本日本語教育センター(カンボジア) 
1996 年にカンボジアのシェムリアップで、長い内戦により疲弊した同国の復興に役立てるため、観光に訪れる日本人相手に仕事が出来てカンボジア人の経済的自立が図れるように、同国と日本の友好を深める目的で、
代表者の山本さんが私費を投じて設立した日本語教育センター。約 60 名の学生が学んでおり、卒業生は JHC(カンボジア現地手配専門会社)のツアーガイドやホテルマンになるなど、培った日本語を活かしている。同
センターは「山本学校」と呼ばれ親しまれており、現在は山本さんも運営に携っているが、ゆくゆくは現地に運営を任せたいと考えている。 

▼社会貢献支援財団webより
http://www.fesco.or.jp/doc/winner_h25_profile_4.pdf

▼山本さんの旅行会社
http://www.angkor-tour.com/index.html

▼山本日本語学校
http://www.angkor-tour.com/jhc/yamamoto/index.html

▼山本日本語学校を紹介したブログ
http://hanako61.at.webry.info/201307/article_6.html

2014年02月21日(金)更新

​【カンボジア視察1】大武健一郎先生と社会貢献支援財団の表彰者に会いに行く

深夜、羽田を飛び立ち、社会貢献支援財団 理事としてのミッションで、カンボジアへ。社会貢献者として表彰された山本日本語学校・だるま愛育園の孤児院などを訪ねます。ガイドは、現地の社会起業家を3回にわたり訪ねている財団事務局の池田直美さんです。



▼社会貢献支援財団
http://www.fesco.or.jp/

機中は、私にとって夢のような個人授業の場でした。今回の社会貢献支援財団のカンボジア視察は、大武健一郎先生と同行だったのです。深夜の搭乗から午前2時過ぎまで、そして早朝から...ずっとお隣で深いお話を聴かせていただけたのです。



▼大武健一郎先生のプロフィール
https://www.attax.co.jp/company/adviser/otake.html

東京都生まれ。1970年、東京大学卒業後、旧大蔵省に入り、主税局長、国税庁長官を歴任。35年間勤務のうち20年間を税に携わる。税制の企画立案と税務行政の両方を担当したという点で、他には例をみない税の専門家。また、日米租税条約を32年ぶりに全面改正したアメリカとのタフなネゴはあまりにも有名。現在、大塚ホールディングス(株)代表取締役副会長、TKC全国会筆頭副会長、関西大学経営審議会委員兼客員教授等を務める。日本の産業界の実体、経済政策にくわしいエコノミストとして評価が高い。現在はベトナムのハノイに日本語で複式簿記を普及するベトナム簿記普及推進協議会(NPO法人)を立ち上げ、ボランティア活動を行なっている。日本全国、最近はアジアをはじめ世界を飛びまわり、450カ所以上のものづくりの現場や工場を訪ね、経営者や従業員の人たちとの情報交換を趣味としている。大の日本酒好きで、国際会議などで「ジャパニーズ、サケ、チアーズ」と書いた法被を着て日本文化をPRする茶目っ気もある。日本酒造組合中央会青年協議会から「酒サムライ」の称号を授与されている

この大武先生のプロフィールを目にして、緊張しない人はいないでしょう。なにせ旧大蔵省主税局長→国税庁長官だった超エリートなのです。しかし私の印象は三たび変わりました。

 1「大変!」という著書を拝読。後半の大胆な提言の数々に驚く
 2 お会いした瞬間の笑顔。いつでも腰が低くて威張らないお人柄
 3 一貫してライフワーク追究、省益より国益、アジア益、世界益を



大武健一郎先生の著者一覧

年の1/3は世界を飛び回っているという大武先生。私もこれからの目標がまたひとつ増えました。まずは墨田区をご案内しないと。

さて、これからのカンボジア視察が楽しみです。

2014年02月07日(金)更新

【書評】わが師 橘川幸夫さんの新著「森を見る力」

わが師 橘川幸夫さんの新著森を見る力を読んだ。



第一印象から最後まで、ただただ「かっけえええ」
なんて男前な文章なんだろう。

「こんな本が将来書きたい」と、橘川さんにメールしたら、
「正しいことよりも、かっこいいことが大事w」

そんな返信メールが返って来た。

やられた。

なぜ、橘川さんの言葉が「かっこいいのか」
そして「力がある」のか考えてみた。

1 本を読まない=誰かに影響されない
2 現場で体感したことだけ自分の言葉にする
3 意見に保険をかけないで、言い切る
4 右でも左でも上でも下でもない自分主義
5 自分が信じた仲間の言葉だけを信じる
6 波瀾万丈の人生と、百花繚乱の交遊関係
7 伝えるべき人に伝えたいという情熱と狂気


学生時代に、ドラッカーの「新しい現実」
読んだ時のような明解さ。爽快さ。

もはや正しいかどうかさえ関係ない。

未来を見通すヴィジョナリーと心が通う喜び。
それこそがすべてである。

初めて橘川さんに出会った時に勧められた本
「企画書」を読んだ時を思い出した。

「この本には、自分がやりたいこと
 自分がやるべきことが、既に全部書いてある」


そう感じて以来、橘川さんに押しかけ弟子のように、
一方的に慕ってついてきた。

その直観は間違いではなかった。


森を見る力を読んで、そう感じた。

最初は、心に刺さる言葉があったページに、
付箋を貼っていったのだが、途中でやめた。

ほとんど全部のページに
貼ることになってしまったからだ。




また、先日の「森を見る力」出版記念パーティで、
橘川さんの弟子のひとりが面白いことを言っていた。

この本の、どのページを開いても、
どんなに違うテーマであっても、話がつながると。


だから、この書評では、あえて
「かっこいい言葉」を引用するのも、
内容に触れるのもやめるとしよう。

もし、この本で何かを感じたら、
橘川さんに会うといい。

毎月のように会っていても、橘川さんは、
毎回、新しい知らないことを教えてくれる。
新しい人を紹介してくれる。

もちろん、私だって、人よりも新しいことに詳しいし、
多種多彩なキーパーソンに出会っているつもりだ。

それでも橘川さんには、かなわない。

そんな師匠がいる幸せ。
そんな師匠の本に驚き、悔しがる幸せ。


こうした幸せを知らないで、
人生を終える人も多いのだろう。

私は幸せ者である。


森を見る力
 http://www.amazon.co.jp/dp/4794968388

2014年02月07日(金)更新

2/13 ISFnetグループFDA「哲学の会」で講師を務めます



尊敬する社会起業家 ISFnetの渡邉 幸義さん
FDAの成澤 俊輔さんが毎月開催している
哲学の会」で講師をつとめます。

【哲学の会とは?】


2011年11月から障がい者・引きこもり・外国人・高齢者・シニアだけでなく
ガン患者・難民などを加えた20大雇
用を掲げるISFnetグループ。

雇用創造という大義名分のもと、その価値観を発信するための月例勉強会。
これまでにのべ500名以上にご参加いただき、そのゲストも各界から駆けつけ
ています。例えばベストセラー作家の和田裕美様法政大学の坂本光司教授、
元リッツカールトンホテル、日本支社長の高野登様などが名を連ねます。


私がお話するテーマは、

「日本でこそ作り得るTシャツを世界へ。未来の子供たちへ
 ~逆境に負けずピンで生きる勇気。すぐやる×やり抜く×認められる技術」


 前半は、久米繊維のCSR×ES経営のお話
 後半は、逆境に負けないで、元気と勇気が出るお話です。

【日時】
 2014年2月13日(木) 19:00~21:00 (18:30開場)

【場所】 株式会社アイエスエフネット サポートトレーニングセンター
     東京都港区赤坂7-1-16 日本生命赤坂第二ビル 2階 (予定)
     ※銀座線・半蔵門線・大江戸線の青山一丁目駅
      赤坂郵便局方面出口から徒歩7分です。

【定員】 70名
 ※先着順ですのでお早めにお申込みください

【参加費】 FDA会員、学生の方は、1,000円
      非会員の方は、2,000円 (当日受付にてお支払下さい)

      ※FDAの就労支援費用として、活用させていただきます。

 

 会員以外の方もご参加できるそうですので
 ぜひご参加ください。


 http://www.fda.jp/index.php/news/archives/85

2014年01月28日(火)更新

ニュートップリーダー2014/2 起稿「墨田とTシャツと私」



経営者必読の月刊誌「ニュートップリーダー」に連載中の「墨田とTシャツ私」。
池波正太郎先生の「銀座日記」リスペクトの気持ちで、今月も寄稿しました。

同誌、今月号のテーマは「本気で善をなす会社」。



妙縁でしょうか。それに相応しい日記になりました。

メーカーもお客様も明大生も愛するタオルソムリエ寺田 元さん、
「本気で善をなす会社」の仕事を本にしてきた編集者 小梶さとみさん、碇 耕一さん、
長野、福島、チェルノブイリなどで善をなす鎌田 實先生、
元気の出る言葉を日本中に届ける村上 信夫さん

尊敬する達人たちのことをご紹介できたからです。


雑誌がお手元に届きましたら
(あるいはメンバーズサイトで)
ご一読いただければ幸いです。

▼ニュートップリーダー
 http://www.newtopleader.com/

2014年01月25日(土)更新

読み返して驚愕の一冊「猿のこだわり」ラジドの渡辺祐さん



J-WAVEラジドとタモリ倶楽部だけで 渡辺 祐(たすく)さんを知っている人は、ぜひとも、相模原が生んだ天才編集者で「物欲音欲阿闍梨」のたすくさんが、若かりしころ「のべつまくなし」に書きつづった391ページの分厚い一冊を手にして欲しいのであります(amazonで中古でしか買えないけど。合わせて、初期のVOWもね)。

最初はうわーって思うけれど、読みすすむうちに変容意識モードに。この本でタイムスリップしながら泣き笑いできる×胸がちょっとだけキュンとする×文中や表紙カバーに登場する人たちが憧れの人ばかりで驚いてしまう。そんなサブカル魂が心に燃え続けている人とだけ集まって、一晩中語り明かしたいな。

そういえば、先週、ロッキングオンやポンプ創刊者の橘川幸夫師匠が言ってました。50歳になると、10代20代30代...それぞれの時代の自分の文章を読んで味わえる...と。なるほど、そんな気分が味わえました。ありがたいことです。

さあ、今日もこれからラジドを聴かなきゃね。

▼amazon「猿のこだわり」
 http://www.amazon.co.jp/dp/4893891030/

▼J-WAVE 「Radio DONUTS」
 http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

▼渡辺祐さんブログ
 http://d.hatena.ne.jp/dothemonkey/

▼渡辺祐さんインタビュー
 http://musicshelf.jp/?mode=static&html=special_g01%2Findex

2014年01月12日(日)更新

文化放送「日曜日はがんばらない」  鎌田實さん×村上信夫さん...そして私「ピンで生きなさい」



本日12日10時から、鎌田實さん×村上信夫さんのラジオ番組
文化放送「日曜日はがんばらない」に出演させていただきました。


懇意にしている歴ドルで幕末Tシャツクリエーターの小日向えりさんが、
村上信夫さんのお弟子さんだったことから、ご縁をいただいたのです。

尊敬する二人の達人に囲まれて、緊張のラジオ番組収録終了。

元NHKの村上 信夫さんは、秒単位で番組をコントロールしつつ、
私の失言にも気づいてカバーしてくださる、驚くべき体内時計と
パラレル思考=プロの仕事を見せてくださいました。

鎌田實先生は、直前まで取材で、ほとんど事前打ち合わせを
していないのに、まさに天衣無縫、融通無碍の自然体で、
番組に溶け込んで行きました。

驚いたのは、村上さんが、前回の打ち合わせで綿密な台本を作って
くださったにもかかわらず、直前の雑談で、急きょ質問を変更したこと。
鎌田先生の突然の一言にも慌てず騒がず、アドリブで柔らかく番組に仕上げるのです。
すごいなあ。これが達人の世界なのですね。ただただ感服。



番組収録後に、憧れのお二人から、ご著書にサインをいただきました。
お二人のサインの素敵な共通点は...

1)万年筆ではなく筆ペン(乾きの速い顔料タイプ)を使いこなされていること
2)1冊1冊に違う言葉を添えてくださること
3)味のある文字にお人柄がにじみ出ていること。

うれしくて、スナップの時に、お二人のサイン本を手に撮影していただきました。
どうもありがとうございました。


▼日曜はがんばらない
 http://www.joqr.co.jp/kamata/

▼鎌田 實先生
 
http://www.kamataminoru.com/

▼村上信夫さん
 
http://murakaminobuo.com/

2014年01月10日(金)更新

久米繊維謹製"色丸首"新色>璃寛茶と利休鼠発表



色と色感豊かな日本に生まれた幸せ。

昨日のFacebookの夕暮れ写真のコメントにも書きましたが、
日本は高温多湿で四季があり、山川草木にも恵まれています。

だからこそ、水蒸気の力で「四十八茶百鼠」に代表されるような
中間色に対する感性が磨かれたのでしょう。

そして平安時代の「延喜式」に代表される神官や貴族の色の決まりから、
歌舞伎役者にリードされた江戸時代の庶民の色好みに至り、
今では、誰もが自由に色を楽しめるのです。

2月の発売まで
しばしお待ちを!



▼久米繊維公式Facebookより

国産Tシャツの原点を最新の技術で復刻した、
久米繊維謹製”色丸首”に新色が登場します!

「四十八茶百鼠」と言われるように、微妙に違った表情を持つ
さまざまな色彩で表現される茶と鼠。

その中から二色を厳選いたしました。

サイズはご要望多数につき、XLサイズも登場の予定!
2月中旬の発売予定をお楽しみにどうぞ。

「久米繊維謹製"色丸首"」
(実際の商品の色と異なって見える場合があります。)

(上)璃寛茶 RIKANCHA
(下)利休鼠 RIKYUNEZUMI

▼延喜式にみる色
 http://moineau.fc2web.com/color/column1.html

▼江戸時代 役者色と粋
 http://www.wanogakkou.com/life/00100/00100_004_07.html

▼久米繊維謹製「色丸首」
 http://t-galaxy.com/shop/item_iromarukubi.html
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◎久米 信行「縁尋奇妙」メルマガ
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会社概要

1935年創業の老舗国産Tシャツメーカー。 半世紀以上にわたり、国産Tシャツ専門メーカーとしての誇りを持ち、裁断、縫製、検品、仕上げ、そしてプリントまで一貫して日本国内のグループ会社で生産する稀有なTシャツ・ギルドとして現在に至る。...

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個人プロフィール

1963年東京下町生まれのTシャツメーカー三代目。慶應義塾大学経済学部卒業後、87年、イマジニア株式会社に入社。ファミコンゲームソフトのゲームデザイナー兼飛び込み営業を担当する。88年に日興證券株式会社に転職し、資金運用・相続診断システムの企画開発、ファイナンシャル・プランナー研修で活躍。94...

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