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2007年09月30日(日)更新

横浜美術館「シュルレアリスムと美術」展初日と草月はなゆうぎ

京都五山にせよ、ジブリの絵職人にせよ、
最近は展覧会期終わりに駆け込みというのが多かったので、
初日に悠々と出かけてみました。

横浜美術館マグリッド

長男が、ちょうど私がマグリッドやダリの作品に
出会った年頃になったので、そろそろ見せようと思ったのです。

親子して「蟲師」のアニメにはまっていることもあって
目に見えぬものたち、異形のものたちを
日常に見いだして愛でるのも悪くはないでしょう。

予想通り....
頭も心もやわらかくとろけて心地よい。

企画展以外の常設展も、シュールなものを
並べてくれる粋な計らい。

アトリウムに並ぶ彫刻群も
よく見れば、相当不気味で可愛いらしい。

さりげなく置かれたこのものたちなど
今にも影が動きそうですし....。

横浜美術館

ミュージアムショップで
エッシャー不思議絵フィギュアの
ガシャポンをすると、これまた不可思議な異形のものが...

エッシャー

その後、どうした巡り合わせか、横浜赤レンガ倉庫で
いけばな草月流の「はなゆうぎ」という展示も見たのですが、
ケータイブログに書いた(撮った?)ように、
これまた摩訶不思議。

おかげで今夜は良い夢が見られそうです。

おやすみなさい。


 ▼横浜美術館「シュルレアリスムと美術」
  http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2007/special/03_surrealism/


久米 信行@久米繊維工業

2007年09月27日(木)更新

【明大生との毎週一問百答】「社長にならなければできなかったこと」

<質問>

「社長にならなきゃ、できなかった
 ことってありますか?」

 東洋大学経営学部の渡辺麻貴さん


<答え>

中小企業のオーナー経営者限定ということで
お話をさせていただくとするなら....


■まずは、できなきゃいけないことばかり

1)銀行借入やリース等の連帯保証人のハンコを押す
2)給料を払って、社員の家族を養う
3)何か不都合があればすべて社長が責任を負う

といったことを強いられます。

即ち、より強い危機意識と責任感を抱いて
仕事をすることになります。

そのため、より身を入れて、当事者感覚で
情報収集や勉強をしなければなりません。

また、現状に甘んじることなく
自ら市場開拓や商品開発をしなければなりません。

社長にならなきゃできなかったことの前に
社長になったらできなきゃいけないことがあるのです。

その結果、同じ人間でも、他の環境にいるよりも
知情意が磨かれる可能性が高くなります。


■会う人がすごいと、自分もすごくなりたくなる

また、規模は小さくとも、まだ若くとも、
一国一城の主=社長であることで、
おつきあいさせていただける人の
顔ぶれが変わってくることは確かです。

お得意先や仕入れ先はもちろんのこと、
銀行などの金融機関、地元の商工団体などで
お会いする人の格が何段も上がります。

すると、緊張します。
ちょっとした修羅場でもあります。

凄い人に会えば、叱咤激励も受けますし、
自ら真似もしたくなります。

即ち、緊張感を伴う達人との出会いが
人を作ることもあると思うのです。


■実力がついたら思う存分参加可能


そして、実力ともども、企業の資源にある程度余裕がでてきたら、
非上場のオーナー経営、小回りが効く中小企業の良さを生かして、
素早い意思決定で思う存分、会社を動かせる醍醐味がありましょう。

これこそ、みなさんが期待していた答えかもしれません。

しかし、誰もが社長になればいきなりできることはありません。

社長にふさわしくなるべく、私も常に勉強をしています。
日々見舞われるハプニングやトラブルも勉強のひとつ。

こうした修羅場を乗り切るうちに、気がつけば
「できること」が増えるのではないでしょうか?

 ▼明大生との一問百答
  http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10006084.html


久米 信行拝

2007年09月25日(火)更新

日経ベンチャーONLINE寄稿「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン」

startmac


日経ベンチャーONLINEに連載中の「経営者のためのIT道場」に
新しいコラムをアップいたしました。

題して「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン(9/25)

その冒頭の序文をご紹介いたしましょう。


「最近、弊社主催のイベントや、はじめての大切なお客様向けの
 商談の冒頭で、新しいプレゼン手法を試みています。

 まだ試行錯誤の段階とはいえ、その効果には、
 ただただ驚くばかりです。

 お客様が真剣に見てくださる上に、
 あっという間に弊社の理念までご理解いただけるのです。

 そのプレゼン手法とは、たった 2~3分の事例スライドショーを
 お見せするだけです。

 そこには、商品説明→相見積もり→価格競争という
 悪循環から抜け出すヒントが隠れていました。」


詳しくは、コラムをご高覧いただくとして、
その文中から、最近私がお客様にお見せして、
もっとも共感していただいている「和綿づくり」の
スライドにwebリンクすることができます。



このビデオは、私がappleのモニターで習得した
iLife '08の「たまもの」なのです。

ちなみに弊社の今年の目標のひとつは、このコラムの通り、
工場に眠る無形の職人資産や技術資産を徹底的に撮影して、
スライドかムービー化することです。

そして、既存のお得意様にはDVDで配布し、
将来のお得意様にはネットで公開していくことなのです。


 ▼日経ベンチャー「価格競争の悪循環から抜け出すプレゼン(9/25)
  http://nvc.nikkeibp.co.jp/report/tech/doujyou/20070925_000749.htm


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年09月20日(木)更新

【明大生との毎週一問百答】「社長ならではの辛いこと」

<質問>
社長ならではの、「辛いこと」ってなんですか?

(東洋大学経営学部の渡辺麻貴さん)


既に寺田社長、庄山社長がおっしゃっている通り
「辛いことだらけ」です。

いただいたご質問の前に
「中小企業のオーナー」....とつけますと

さらに、私が属する繊維製品製造業に代表されるように
「構造不況業種に属する」とつけますと....

特に厳しかったこのデフレの15年を思い返すと
あまりに辛いことが多かったので麻痺してしまうほど。

ひとつ間違えば、たちまち会社をおかしくして
お取引先や、社員のみなさまにご迷惑をかけるのみならず、
個人的な財産も信用も全て失ってしまいます。

その恐怖が、すべてのベースにあるのです。

しかも、その全責任は経営者にある
と言われて当たり前。

そして、お取引先、社員はもちろん
時に厳しい銀行、マスメディアの応対にいたるまで
あらゆるステークホルダーを前に一人何役で
コミュニケーションを繰り返して
何か具体的なお役立ちをしなくてはなりません。

さらに、生き残るためには「変革」が不可欠ですが、
およそ「変革」ほど、経営者のみならず
組織にとって苦痛を伴うものはありません。

しかし、変革しなければ、会社がつぶれる

ただし、変革したら、社内外に軋轢が生まれる

だれでも、そのままの方がラクで心地よいのです。

時には、家族さえも敵に回すかもしれません。

いずれにせよ居心地が悪いこと、この上なし。

だとしたら、たとえ身内の非難を浴びても
前に進むしかない。


これこそが、庄山社長がおっしゃっている

「孤独」の意味であり、意義だと思います。


ただし....

だからこそ「面白い」と思う一瞬もあります。

一進一退を繰り返しながらも
少しずつ前に進んでいる実感、快感は、

やはり孤独な経営者だからこそ
いち早く体感できるものでしょう。


辛さと面白さは裏表なのです。

例えば、私がギャンブルや投機に興味がないのは
既に、本業で十分すぎるほどのリスクを取って
挑戦し続けることを強いられているからです。

言わば、毎日がスリルとサスペンスを味わいながらの
実戦ということになります。


これを「面白いこと」と感じるか
ただ 「つらいこと」と感じるかは
気質や性格、そして気の持ちようによるでしょう。


 ▼【明大生との毎週一問百答】「社長ならではの辛いこと」
 http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10006018.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年09月19日(水)更新

Sony Dealer Convention2007で見つけた不思議なものたち

先日、ソニーディーラーコンベンションに
ブロガーとしてご招待を受けました。

その意義や、マーケティング効果については
日経ITproWatcherの連載コラムに詳しく書いたので
読んでいただくとして....

私が気になったものは....


■1 かわいいローリー
─────────────────────────────────
今いちぱん欲しいもの。
歌って踊って転がる謎の物体ローリー。

彼に教え込みたい歌は数あれど、
まずは、No Woman No Cry と チャンチキおけさ...かな。

ローリー

ローリーをプログラミング

■2 見たことのないスピーカー2題
─────────────────────────────────
部屋のまんなかにドーンとおしゃれに置きたいスピーカー。
誰にも見つからず大音量で驚かしたいスピーカー。
どっちもいいな。

ながーいスピーカー

ちいさいスピーカー


■3 スマイルシャッター
─────────────────────────────────
そのカメラをかざすと自然に顔を探して待機。
でもシャッターはおりません。

あなたが笑わない限り、
このカメラは撮影する気がないのです。

スマイルシャッター


 ▼日経ITproWatcher
  Sony Dealer Convention2007で実感した個人ブロガーのネットコミ効果
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070914/281927/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
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