大きくする 標準 小さくする
前ページ

2007年11月29日(木)更新

経営者会報ブログ第4回オフ会で明治大学商学部生と私が学んだこと

11/22の経営者会報ブロガーたる先輩経営者のみなさまと
明大「ブログ起業論」受講生+村田潔ゼミ生+岡崎塾生との
「化学反応」には心から驚き、また深い感銘を受けました。

なぜ「化学反応」と表現したかと申しますと...
ふだんは接することのない同士が出会い、スパークして、
だれもがいつもとは違う生身の姿になって、
思いがけない真実の言葉があふれでたのではないかと感じたからです。



第一部の学生たちのプレゼンテーションは....

私自身のプレゼンの10倍は緊張して聞いておりましたが、
日頃ブログで接している経営者のみなさまを前にして、
いつも以上に「良い緊張感」で発表ができたので感激しました。

京都工芸 寺田社長のブログ
コクホー庄山社長のブログをお読みいただけましたら、
その雰囲気が伝わることでしょう。











名前ブログ名URL
和田 亜里沙"“春夏秋冬・プチバトーコットン100%生活
ARICHAN STORE”"
http://blog.canpan.info/arichanstore/
石黒 美帆マクドナルドブログhttp://blog.canpan.info/mmmm34/
工藤 里志赤べこブログ~ラーメンも、日本酒も~http://blog.canpan.info/aizu_sato/
松尾 萌絵カフェ店員による紅茶勉強ブログhttp://blog.canpan.info/matsio/
石塚 伸宏ノブの看板ぶらり旅http://blog.canpan.info/tiny-tot/
遠藤 正人ベンチャーキャピタルブログhttp://blog.canpan.info/sticker/
梅澤 達也スイーツブログhttp://blog.canpan.info/houkiboshi/
香川 賢志プレゼン疲れに効く!!
息抜きフォトムービー
http://kkpp2.xxxxxxxx.jp/
有澤 洋太生観戦に行こう!
~サッカーも野球も好きだ~
http://blog.canpan.info/yohta/
大須賀 正是LIVE REVOLUTION BLOGhttp://blog.canpan.info/masakore/




■第二部の経営者のみなさまと明大生とのリアル一問百答は....

司会をつとめた私が、おそらく一番...学生以上に感動していたと思います。
否、この会を主催してくださった経営者会報ブログ事務局大西さん
次ぐらいでしょうか?


パネラーは....

京都工芸寺田社長 サワダ製作所澤田社長 土建屋魂北山代表
コクホー庄山社長 ハタノシステム波多野社長
ダイナ・サーチ、インク石塚代表という経営者会報ブロガーと
公認会計士の山田真哉さんと、経営コンサルタントの石原明さんです。


投げかけられた学生からの質問は....

<明治大学商学部 石黒美帆さんからの質問>
最近、就職活動を始めたのですが、自分というものを見失いかけています。
何かのきっかけで「本当の自分」「気づかなかった新しい自分」を
発見されたご経験がありましたら、教えてください。
※編集部注:回答は、必ずしも学生時代のエピソードに限定しません。

<明治大学商学部 石塚伸宏さんからの質問>
経営者になることを決断させた「決め手」は何ですか。

<明治大学商学部 梅澤達也さんからの質問>
人生における「成功条件」とは、何だと思われますか

<明治大学情報コミュニケーション学部 香川賢志(けんじ)さんからの質問>
学生である今、「どんな経験」をすることが
将来において一番ためになるとお考えでしょうか。

<明治大学商学部 角田(かくだ)はるかさんからの質問>
私は将来、実家の歯科医院の経営者として働きたいと考えています。
スタッフにとって信頼できる、また説得力のある経営者であるために
「欠かせない努力」とは、どのようなものでしょうか。

<東洋大学経営学部 渡辺麻貴さんからの質問>
ふといち社員に戻って、「誰かの下で働きたい」と感じることはありますか。


どこに心から感動したかというと、
素晴らしいアドバイスはもちろんですが...

経営者の方々の見知らぬ学生に対する
「真摯で素直な回答姿勢=親心」に尽きます。

どなたも、本来であれば、人前で話すことではないような、
生身の「悩める自分」をオープンにしながら、
なるべく同じ目線で語ろうとしてくださったのです。

時には格好の悪いエピソードもありました。
今だ定まらぬ心について告白された方もいらっしゃいました。

おそらく多くの学生は...

社長も特別な存在ではなく、
自分と同じ悩みを抱える生身の人間であることに共感しながらも、

それでいて、人並み以上の好奇心、観察力、行動力...
「心の若さ」を持ち続けていることに感嘆して、
少しでもマネをしようと思ったはずです。


果たして、自分はいつもの講義で、
「そんなかっこ悪くてかっこいい自分」をさらけ出すことが
できているだろうかと自問自答しました。

このリアル一問百答....
私が生涯に目の当たりにしたパネルディスカッションの中でも
最も意義深いライブをぜひビデオにしてネット公開して欲しいものです。






■第三部の懇親会....

なにより嬉しかったのは、ご両親を今回の発表会や
懇親会にご招待した教え子が二人もいたことです。

果たして、この特別な特別な時空に居合わせた学生たちは
何を感じ、何を学んだのでしょうか?

今日の講義で、学生たちの感想を発表してもらい
ビデオに収めてネットで公開しますのでご期待ください。

また、オフ会の様子は、以下に引用させていただく
経営者会報 酒井記者のブログと、
そこにリンクされた経営者会報ブロガーのみなさまのブログを、
そして、さらに学生たちのブログをご高覧ください


この素晴らしい会の開催にご尽力くださった
大西さんはじめ日本実業出版社のみなさまと
明大商学部教授の村田 潔先生に

そして、遠路はるばるご参加くださった
経営者会報ブロガーのみなさまと
スペシャルゲストのみなさまに

心から御礼申し上げます。

そして、明治大学の受講生、村田ゼミ生、岡崎塾生は、
ぜひみなさんのご期待にお応えして、
三方よしの人生をリスタートさせてください!!


▼経営者会報ブログ第4回オフ会
多数の方のご参加に感謝申し上げます!

http://sakai.keikai.topblog.jp/blog/100/10006906.html

▼明大生との毎週一問百答・番外編2
オフ会でのリアル一問百答はすごかったです!

http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/10006922.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年11月23日(金)更新

週刊SPA!11/27号「イラッと来るメール文例集」でご紹介

先日ご取材いただいたメール指南の特集記事が、
現在発売中の週刊SPA!11/27号に掲載されています。



題して......

=============================
200人調査の不快度指数付き[イラッと来るメール]文例集
=============================
何の前置きもなく「明日、何してる?」にカチンとくる人は6割!
ビジネス、恋愛etc.この一文がアナタの評価を爆下げしていた

テンションの赴くまま、送ってしまいがちなメールだが、送る側
は何の気なしに書いたものでも、送られた側としてはたまったも
んじゃない、というケースも多々ある。


そのようなメールを、“イラっと来るメール=IKメール”と命名し、
実際のやりとりを収集してみた。


その結果、どのようなメールが人をイラつかせるのかという傾向
が見えてきた。


貴方の評価をたった一文で下げないためにも、本特集を熟読し、
そつのない大人のメール術を取得していただけたら、超幸いで~
~~ッス!(IK指数60%。詳細は本誌で)

=============================
同誌webサイトより

私の役回りは、2人の若手ライターが書いたメールに
ダメ出しをすることでした。

週刊SPA掲載記事

お二人の名誉のために、裏話をいたしますと....

この取材の後で、お二人からいただいたお礼メールは
個性豊かにしてまごころが伝わる素晴らしい文章でした。

ちょっとしたアドバイスだけで、ここまで変わるかと
感銘を受けました。

さすが、プロの本気は素晴らしい。
よろしければ今週のSPA50ページをご笑覧ください!


週刊SPA 07/11/27より
 http://spa.fusosha.co.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年11月16日(金)更新

自殺ZEROキャンペーンTシャツ展@渋谷マークシティ

渋谷マークシティウエスト4階「クリエーションスクエアしぶや」で
自殺ZEROキャンペーン「生きテク」Tシャツ展が
11/18 日曜日まで開催されています。

自殺ゼロ

毎年3万人強が自殺する悲しい自殺大国ニッポン。

若き社会起業家オキタリュウイチさんは、
死ぬ気が萎える言霊をTシャツとフライヤーに載せて
それを半減させようと奮闘中です。

自殺ZERO

これから、
この静かなムーブメントは、
共感の環を広げていって、
やがて社会現象に発展するでしょう!!


 ▼自殺ZEROキャンペーン激動の日々(スタッフblog)
  http://blog.canpan.info/zero/

 ▼オールアバウト:自殺ZEROキャンペーン「生きテク」ポジTシャツ
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20070930A/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年11月16日(金)更新

祖父母は21年ぶりの、そして最後のお遍路に

昨日、祖母とよが....おばあちゃんが急逝しました。

弟から危篤の第一報を聞いた時は、
玉の肌石鹸の三木社長様とのお約束で
初訪問をして、まさにお目にかかる寸前でした。

その後も、日経パソコン主催セミナーの講師、
デザインガーデンTシャツアワードの審査員、
墨田区と姉妹都市北京石景山区の交流会と
予定が続いています。

公職ゆえ、抜けるのもままなりません。

審査会が終わって電話をすると、
まだ小康状態との連絡を聞いて
ほっとしました。

しかし、交流会場のホテルについた直後に、
「今亡くなった」と連絡が届きました。

その旨、受付の墨田区役所の方にお伝えして
平謝りでその場を後にしました。


残念ながら、おばあちゃんのもとにかけつけると
既にお化粧が終わった後でした。

冷たい手。
息子と一緒にそっと触ります。

自宅を急いで一往復して、今戻った母は、
おばあちゃんから「死んだら着せて欲しい」と
頼まれていた死に装束を取り出しました。

それは、21年前に亡くなったおじいちゃんと一緒に
四国八十八ヶ所をお遍路して歩いた時の白装束でした。

八十八カ所の札所の御朱印が捺されています。

般若心経

その時、私は白装束の側に置かれていた
「四国遍路の手引」という経本を見つけました。

叔母たちに「この経本を形見にいただいて良いか」
尋ねました。

それには訳があります。

自分でもなぜかはわからないのですが、
数ヶ月前から、お昼に会社にいる時には、
仏壇の前に座るようになっていました。

今まで、そんな気持ちになったことは
ありませんでした。

おじいちゃんの遺影の前で
おばあちゃんがそらんじていた
般若心経や光明真言をあげるのが、
いつしか習慣になっていたのです。

この経本を見た瞬間に、
これでお経をあげたいと感じました。

さらに、巻末に亡き祖父の署名を見つけて
胸が締め付けられるような気分になりました。

おじいちゃんの署名

おそらく、おばあちゃんも
このお経をお棺に入れることが
できなかったのでしょう。

ますます、このお経は仏壇の前に置かねば、
読んであげなくてはという気持ちになったのです。


祖母とよは大正4年生まれでした。
92歳でしたから大往生かもしれません。

4年前の夏にベッドから落ちて骨折、入院してからは
寝たきりの暮らしになりました。

病院を転々としながら、日本の介護の厳しい現実を
目の当たりにしました。

要介護度5の認定を受けてからは、縁あって
学芸大学のしまナーシングホームのお世話になりました。

(今夜のお通夜にも来てくださいました。
 長い間大変お世話になりました。
 ありがとうございました。)

私も子供を連れて、時々お見舞いにでかけました。

時に幻覚が見えるなど、親子して怖いと思うことも
ありましたが、やがてそれにも慣れました。

むしろホームと病院の行き来を繰り返すなど
少しずつ弱ってゆく おばあちゃんの姿を見るのがつらいのでした。

院内感染の話などもあって、
幼い子供を連れていくことを叔母に止められ
しばらくはお見舞いの足が遠のいていました。


そんな矢先....

先週、日本財団CANPANブログ大賞で
グランプリ受賞「介護ひまなし日記」の
永和 里佳子さんにお会いしました。

審査委員会の時にも、感動的なブログ記事を拝読しながら、
思っておりました。

あの厳しく忙しい介護の現場にいながら
どうしてこんなに優しい気持ちでいられるのだろう。

そして、永和 里佳子さんのお話を伺って
本当に驚きました。そして泣けてきました。

うまく言葉では言い表せませんが、
永和さんが...聖なる慈母に見えたのです。

102歳の認知症のおばあちゃんの話を聞いた時、
私のおばあちゃんのことが思い出されました。

今思うと、おばあちゃんは
永和さんを通じて何かを伝えたかったのでは
とさえ思うのです。


永和さんからは、謙虚にして優しい
メールやコメントまでいただきました。

それはブログ大賞のお礼メールでした。
いつもならすぐお返しするところですが、
なぜか数日返信をしないでおりました。

そして、今日、ご返信をした時に、
どうしても祖母のことを話したくなりました。

それは、不思議でありがたいご縁を
感じていたからです。


永和さんが働く認知症高齢者専用グループホーム
ともの家は愛媛の松山にあるそうです。

祖母が手首につけていたピンク色の念珠は、
私が昨年、愛媛大学で講師を勤めた際に、
松山にある51番札所石手寺で買い求めたものでした。

その可愛らしい色の石でできた念珠を
おばあちゃんにお土産で渡した時、
とても嬉しそうだったことを思い出します。

そして今、おじいちゃんとおばあちゃんの形見となった
四国遍路の手引の奥付を見て驚きました。

これは松山市にある伊予鉄道謹製だったからです。


きっと、おばあちゃんの魂は、
しばし東京の下町や生まれ故郷の御殿場を
漂い楽しんだ後で、

おじいちゃんの魂とどこかで合流しながら
四国へと、もう一度お遍路の旅へと
向かうのでしょう。

ひょっとしたら、来年のゴールデンウイークあたりに
砂浜美術館で落ち合えるかもしれません。

そう、ひ孫たちと一緒にあるいた
あの砂浜で....。

合掌。

2007年11月15日(木)更新

玉の肌石鹸を訪ねて三木晴雄社長に教わったこと

わが地元墨田区には、歴史と志のある老舗メーカーがたくさんあります。

その先輩経営者の中でも、いつかじっくりお話をお聴きしたいと熱望していた
玉の肌石鹸、ミヨシ石鹸の三木 晴雄社長とお会いすることができました。



なぜお会いしたかったと言うと....
三木社長がエコ洗剤づくりの先駆者だからです。

ネットで見つけた三木社長へのインタビューの一節です

 ミヨシ石鹸 (株)は神戸の製造工場で、天然油脂から生まれた環境に優しい
 家庭用粉石けんを製造。石鹸を作る事は命の水を守るという思いで、
 環境への負荷の少ない製品を中心に製品企画を続け、
 「利益だけを追求する企業ではなく、人に地球に優しい企業であり続けたい」
 と三木社長の企業理念です。


初対面ながら、このお言葉とも重なる
多くの教えを受けることができました。

例えば、独自のエコせっけんなどを企画開発して、
大手流通にも対しても値引きなし、
販促協力金・リベートなしを貫いていることは
大いに勇気づけられました。

さらに、驚いたことには....

ボランティアNGO国際協力募金/ワールド・ビジョン
毎年、利益の10%を寄付しているということです。



さて、石けんの話。

あまり知られていませんが、墨田区は石鹸のふるさとなのです。
同社のWEBサイトからご紹介をいたしましょう。



 玉の肌石鹸は明治25年(1892年)、江戸の頃から本所の名称で知られた
 由緒ある地(現在の墨田区緑)に社名「芳誠舎」として誕生し、化粧
 石けんの製造を開始して以来、創業110年以上に及ぶ歴史と伝統を誇る
 石けんの専業メーカーです。長い歴史の中で培われ続けてきた、優れた
 製造技術に高い評価をいただき、1960年代後半から高級石けんの受託
 生産を始め、世界的なブランド商品の製造も数多く手がけてきました。
 そして2003年からは、オリジナルブランド「TAMANOHADA」を
 スタートしました。ひとりひとりのニーズを見つめたコンセプチュアル
 な商品を、110年の歴史ある技術によって、新しく開発していきます




この新しいブランドづくりで力を発揮されている
企画開発担当取締役の三木 晴信さんともお会いして
お話を伺うことができました。

イタリアで開催したアートイベントの写真も見せていただいたのですが、
巨大な石けんの存在感と、光と陰の美しさに感銘を受けました。

わが夢「すみだ北斎アートトリエンナーレ」を一緒に進める
同志とお会いできたと直感したのです。

エコロジーにせよアートにせよ
いろいろな試みを一緒にできそうで
わくわくする2時間だったのです。


 ▼TAMANOHADA
  https://www.tamanohada.co.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
«前へ
<<  2007年11月  >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30