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2006年03月31日(金)更新

ISO14001環境認証の更新審査と、私たちの新しい環境方針

昨日、環境マネジメントシステムと監査に関する国際規格
ISO14001の更新審査を受けました。



ISO14001は「企業がどの程度環境に配慮した経営を行っているか」
を世界共通の国際規格で評価しようとするもので、弊社では、
高圧ガス保安協会の審査で、2002年4月に認証を取得いたしました。



ご存知の方も多いと思いますが、ISO14001は2004年に第二版に改訂され、
今回は、その新規格に基づく初めての審査です。

ISO担当リーダー串宮さんと、新内部監査員 斉藤さんの活躍で、
無事、審査を受けることができ、おかげさまで、いくつかの
リマーク以外は、概ねご評価をいただきました。

ISO取得したてのころは、正直申せば、マニュアル作りや資料作りに
追われる日々でした。

多くの経営者がお感じになるように「紙と手間ばかりが増える仕組み」
ではないかと思ったこともありました。

しかし、ようやく、今回から、自社の実態にあったマニュアル作りもでき、
リーダーや内部監査委員の「力量(ISOに詳しい人なら反応する言葉)」
も充実してまいりました。

そして、何より、昨年来の第二創業プロジェクトでは
オーガニックコットン製品を弊社の戦略商品の一つと考え、
環境NPO・NGOのために販売システムを提供していくことなど、
経営方針と環境方針が表裏一体となってきました。

また、経営会議・営業会議のTO DO LIST→PLAN DO CHECK ACTIONと
ISO委員会のTO DO LIST→PLAN DO CHECK ACTIONを一体化することも、
今年からは視野に入れられそうです!



今回、私たちの環境方針も、少しだけ変更いたしました。
NPO/NGOなど公益法人との協働を目標に加えたのです!

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    久米繊維工業グループ 環境方針
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■基本理念

 わたしたち久米繊維工業株式会社は、
 Tシャツのスペシャリストである前に、良き地球市民の一員として、
 後世の子孫に 「胸をはって誇れる企業」「尊敬される企業」を
 目指します。

 わたしたちは、持続可能な地球環境保全の実現を目指して、
 毎年収穫できる地球にやさしい単年草=綿花を主原料に、
 丈夫で永く愛用でき、その後も他の用途に活かされ、
 地球に優しい方法で、必要な人に必要な数だけお作りすることを
 社会的使命と考えます。

 素材と製法の改良に努め、繰り返しの洗濯や着用に耐え、
 永く愛用できるTシャツをベースとして、お客様の
 好みにあったデザインを載せてご提供することで、
 「大量消費の使い捨て文化」にかわる
 「ものを永く大切にする文化」を広めて、
 地球規模の環境保全と意識改革とに貢献します。


■基本方針

 「人と地球に優しいTシャツつくりと文化振興」をモットーに
 業務に関して環境管理活動を実施するため、
 環境マネジメントシステムを構築し、全員参加のもと
 活動するための主な活動方針を以下に掲げます。


■環境目的設定と継続的改善

 この環境方針達成の為、本方針を文章化して
 全従業員に周知するとともに、環境目的・目標を設定し、
 環境管理を全社をあげて推進します。

 また環境目的、目標を定期的に見直し、必要に応じて改定を行い、
 継続的な改善を図ります。

 この環境方針は、インターネットのホームページで開示し、
 社外からの要求や質問にも積極的に答えます。


 1)原材料・資材の厳選

 オーガニックコットンも含め、単年草の天然素材である綿花を
 主原料に使用し、原材料やプリントに使用する素材及び
 製品に使用する副資材等についても環境負荷の低いものの
 使用に努めます。


 2)省エネと廃棄物削減

 技術的・経済的に可能な限り、商品デザインの工夫や新技術の
 導入で資源・エネルギーの効率的活用をはかり、
 事業活動により発生する廃棄物の再利用及び再資源化を高める
 ことにより廃棄物の削減に努めて行きます。
  

 3)コミュニティとの調和

 特に周辺地域環境に配慮して地域住民との調和をはかり、
 本社ショールームやインターネットのホームページでは、
 その情報発信機能を活かして、地球環境の大切さと、Tシャツ
 を通じて誰もができる地球環境対策についての情報交換の場を
 創造します。


 4)環境NPO・NGO等の支援と共同

 地球環境の保全を目指す、NOP・NGO等のい活動を
 オーガニックコットン商品の企画・販売サービスの提供及び
 インターネットを通じたPR活動で応援します。
 又、NPO・NGOと共同で、地球に優しい商品・サービスの
 開発を行います。

  
 5)法律・規制・業界基準の遵守並びに汚染の防止

 環境マネジメントシステムに関する法律、規制、業界基準を
 遵守するとともに、自主基準、業務手順を整備し、環境負荷の
 低減並びに汚染の予防に努めます。

   2005年12月14日

   久米繊維工業株式会社
   代表取締役  久米 信行

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ▼久米繊維工業/環境への取り組み
  http://kume.jp/ecology/


久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
T-GALAXY.com / Jentle.co.jp/

2006年03月30日(木)更新

川北秀人さんとの対談でNPOマネジメントとブログ活用策を学ぶ

日経ベンチャー経営者クラブの連載コラムでもご案内しましたが、
日本財団ブログ道場で、川北秀人さんと対談する好機がありました。


川北さんは、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]設立者で、
非営利公益セクターで働く人の必読誌「NPOマネジメント」の発行人
でもあります。

ほとんど打ち合わせもなしに、1時間ほど対談をいたしましたが、
NPO.NGOならずとも参考になるお話ばかりでした。

川北さんは、非営利公益法人であっても情報開示が欠かせないと
主張されていますが、そこにブログが大変役立つとおっしゃるのです。



一番印象的だったお話は.....

国際協力の現場で活躍するスタッフ自らが撮影し、
ブログで紹介した、一枚の写真と一言だけで、
数多くの共感が得られ、支援が集まったという話です。

それは「今、雪が降っています」というブログ記事でした。

その写真と一文を読んだ人は、誰もが、
現場で寒さに震える人たちがいることを
容易に想像することができました。

だからこそ心が動き、支援へと動いたのです。


もちろん、年に一度、立派な報告書や決算書を作って
公開することも重要でしょう。

しかしながら、ブログを使って、現場で起こっていることを、
そこにいるスタッフが、今すぐ報告し発信することも
負けず劣らず重要なのです。

生々しい現実や、当事者の喜怒哀楽を伝えるために!

これは、公益法人に限らず、民間企業も含めて、
あらゆる組織の、対外コミュニケーションにも共通する
新しいテーマではないでしょうか?

先日ご報告の「中小企業とCSRセミナー」で、
日経広告研究所の岡崎 昌史さんがおっしゃっていた
「ディスクローズ」ではなく「ディスオープン」という
考え方は、まさに「このこと」なのだと感じました。

なお、なぜか二人ともTシャツ姿で登場したこの対談の模様は、
ビデオに収録されて、日本財団よりネット配信される予定
だそうですので、どうぞご期待くださいませ。


 ▼IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]設立者
  http://www.iihoe.com/

 ▼日本財団ブログ道場
  http://blog.canpan.info/blog_dojo/


久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
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2006年03月29日(水)更新

山崎誠子さんに「大人の園芸」本と京王電鉄の「社員想い」の話をいただく

尊敬する植栽家、ランドスケープデザイナーで、GAヤマザキ代表の
山崎 誠子さんから、素敵な本をいただきました。



2月24日に小学館から「大人の園芸」庭木・花木・果樹が発行されました。
監修は東京農業大学の濱野先生で、
執筆人を日本造園植物研究会の幹部が8割を占めています。
私は「庭をつくる」という項目を担当しました。
写真もきれいな、わかりやすい図鑑です。(山崎さんwebより)



花・葉っぱ・枝と名前が一致しない私のような園芸ビギナーには
美しい写真を見て、勉強できるばかりではなく、
剪定の時に「どの枝を切ったら良いか」という図解や、
庭造りを頼むときのスペシャリスト別「得手不得手一覧」など
かつてない斬新な企画があって、とても役立ちます。

小学館「大人の園芸 庭木 花木 果樹」
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409305231X/


山崎さんは、あの美しい京王フローラルガーデン「アンジェ」
設計・管理にも携わっていらっしゃいますが、



昨日、そのオーナーである京王電鉄の陰徳、
すばらしいお話を伺いました。

鉄道会社の宿命で、どうしても、心優しき運転手さんが、
見たくないような光景に遭遇することがあるそうです。

例えば、飛び込み自殺をする人と眼があってしまうとか....。

そのショックで、心に傷を負ってしまう運転手さんの
心を癒す職場として、京王百草園を譲り受けたという話です。

土に触り、花に触れることで傷ついた心を癒す....。



多くの企業が、ひそかに社内に「メンタルヘルス」の問題を
抱えているという話をよく耳にいたしますが、
職場環境が、大地や陽光から切り離されていることも
その一因ではないでしょうか?

かつて日興證券勤務時代に働いた、日本のビジネスセンター
丸の内仲通り沿いの日の当たらないオフィスで、
日中、表に出していても水栽培の球根さえ
枯れてしまったことを思い出しながら、

京王百草園の美談を聴いておりました。


 ▼京王百草園(もぐさえん)
  http://www.keio.co.jp/ensen/mogusaen/

 ▼GAヤマザキ
  http://www.h6.dion.ne.jp/~ga-yama/


久米 信行
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2006年03月28日(火)更新

日経IT-Pro「企業経営に活かすブログ道」に「経営者会報ブログ」の話

昨年末より連載しております日経BP社 IT-pro Watcher
経営者会報ブログに関するコラムを書きました。

その題名と要点は....

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□ 日経BP社 IT-pro Watcher [03月27日]
■ 経営者限定ブログ+読者6万人の経営者会報誌=バーチャル記者クラブ
─────────────────────────────────
▼要 点

◎1 社長ブログをなぜ記者が探しているか?
◎2 社長が書くのにふさわしいブログサービスがない
◎3 人に埋もれず,優良顧客・キーマン・記者と出会えるブログが必要
◎4 オーナー社長のため歴史あるビジネス誌「経営者会報」と連動
◎5 毎日経営者会報の記者が目を通す「バーチャル記者クラブ」
◎6 他社メディアの記者も有効活用できるオープンな仕組み
◎7 毎月の雑誌記事と連動する「バーチャル編集会議」
◎8 名を重んじる社長のネットコミ力がブランド価値を生み出す
◎9 ブログのエッセンスを単行本にまとめる
◎10 いちはやく経営者ブログを始めた社長の顔ぶれは

─────────────────────────────────
▼本 文

社長ブログ・企業ブログが黎明期にある今,ちょっと気の利いたブログを
始めると,新聞や雑誌の取材申し込みがあるという「パブリシティの好循
環」が働いているようです。

 例えば,去る3月14日の日経産業新聞に,社長ブロガー磯部成文さんが
率いる水泳・健康・介護用品メーカー「フットマーク」の全社ブログ化計
画が大きく紹介されました。10年ひと昔といいますが,ちょっとしたホー
ムページを作っただけでマスメディアに紹介された10年前をほうふつとさ
せます。

 >>>>続きは、日経BP社 IT-pro Watcher

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久米 信行
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2006年03月26日(日)更新

アニメONE PIECE「カラクリ城のメカ巨兵」に笑い、「ヒルルクの桜」に泣く

遅ればせながら、人気アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」に
家族で釘付けになっています。

愛と夢、正義と友情という、典型的「少年ジャンプ」作品で
大人も泣けるアニメBEST1だとは聞いておりましたが、
その噂は....本当でした。

今朝も、品川のプリンスシネマで、劇場版ワンピース
「ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」を見てきました。

これはこれで「笑えて」楽しかったのですが、

やはり、昨夜、DVDで見た
ヒルルクの桜」にトドメを刺されました。



桜ほころぶこの季節、チョッパーならずとも
涙無しでは見られなかったのです。

【ワンピ-ス/ONE PIECE】カラクリ城チョッパー Tシャツ


西行法師のごとく....

「ねがわくば 花の下にて春死なん」

ヒルルクのごとく...

「いい人生だった」

と笑いながら....


 ▼劇場版ワンピース「カラクリ城のメカ巨兵」
  http://www.toei-anim.co.jp/movie/2006_onepiece/

 ▼ワンピース公式サイト
  http://www.toei-anim.co.jp/tv/onep/


久米 信行久米繊維謹製
Jentle.co.jp<卸売>/T-GALAXY.com<小売>
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