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2008年01月11日(金)更新

Y&Yコンサルティング稲葉さんの月刊マーケットウォッチ

本日、大変お世話になっている大手百貨店のご担当者との懇談中、
株安についてのお話になりました。

また、その後ご来社された某都銀のご担当者とも似た話....。
その方は、昨年、株などで超強気の見通しをされたので、
私が疑問を呈したところ、その後の相場はご存知の通りです。

ただ、私にイロイロ聞かれてもTシャツ屋さんですので
「株安にあわてない国際分散投資を」としか申し上げられません。

それだけでは不親切なので....



日興證券時代の上司にして恩人で、
元日興アセットマネジメント常務、現Y&Y Consulting主宰
稲葉 喜一さんの「月刊マーケットウォッチ」をご紹介しましょう。

なんとノブリスオブリージュ&日本人のマネーIQ向上への願いを込めて
稲葉さんの知見が無料で公開されているのです。



■2008年のポイント

 現在の世界の資産運用市場を考える場合、大事なことは国、民間
 の想像を超える大量の資金が高利回りを求めて、瞬時に動き回って
 いるということをよく認識しておくことである。

 それについていくことはできないが、
 少なくともその反対をしないことである。

 そのような観点で、彼らが今年の資金運用を考えるにあたって
 今、気にしていることを考えることが今年のポイントではないだろうか。

 (1)最大の関心事は米国発のサブプライム問題の影響の度合い
    がどこまでいくかだろう。

    それによって米国経済が後退するか、減速程度で済むのか。
    または米ドル資産離れが加速するのか。

 (2)中国のバブルが今年破裂するかどうか、
    特に北京オリンピック後どうかだ。

 (3)昨年から急速に脚光を浴びだしたSWF
    (中国、ロシア、アラブなどの政府系ファンド)の投資先である。

 >>>具体的な投資戦略と商品別レーティングはサイトをご参照のこと




この最新号に書かれている言葉の意味がわからない方には、
1月7日(月)に放送されたクローズアップ現代
2008年 新マネー潮流」がわかりやすかったので
お薦めいたします。



いま世界には150兆ドルとも言われる天文学的マネーがあふれている。
その流れは、米・サブプライムローン破綻をきっかけに大きく変わりつつある。
混乱した金融市場を嫌い原油や穀物市場に流れ込んだマネーは、ガソリンや
食料品の高騰といった形でわたし達の生活を直撃している。

また、アメリカ経済の減速が世界経済に及ぼす影響も懸念されている。

2008年、わたし達の暮らしや景気を左右する"マネーの潮流"は
どう変わろうとするのか。それを、

(1)オイルマネーと政府系ファンド、
(2)アメリカ経済の今後、
(3)中国"バブル"の行方、

の3つのキーワードをもとに、日本との関係で読み解き、
2008年を占っていく。



BS2にて、1月12日(土)14:30~15:43に
再放送の予定だそうです。



 ▼Y&Y Consulting
  http://www.yay.co.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com