大きくする 標準 小さくする

2007年07月18日(水)更新

ISEP飯田哲也先生のお話をTシャツアート展で聞いて感銘

7月14日に開催されたJMAATシャツアート展オープニングイベントで
NPO環境エネルギー政策研究所 飯田 哲也(てつなり)所長
ご講演をお聴きして、深い感銘を受けました。



私たちも、飯田先生と自然エネルギー.コムが推奨する
グリーン電力証書システム「ENERGY GREEN」を使って
Tシャツを作りはじめていますが...。



何もわかっていなかった....とさえ思いました。

その場に居合わせた幸運な方々も同じように感じたでしょう。




地球温暖化はますます深刻な状況になっていますし、
石油生産もこれからは加工して不足をすると言われています。

なぜ、こんな不幸な現実と不安な未来を前にして
あえて幸運かと言うと...

飯田先生のようなオピニオンリーダーの進言に耳を傾けてくれる

・石原都知事に代表される地方自治体のリーダーや政治家たち
・市民風車やおひさま発電所を市民の力で作ろうとする地域の人たち
・今回のようにグリーン電力でイベントを開催しようとする人たち

....がいることを知ったからです。

ここで飯田先生の話を聞いて、自分の中で何かが変わったと
感じた人たちは私だけではないと、後でメールなどで知ったからです。

この動きは、映画「不都合な真実」や「LIVE EARTH」を通じて
大きく広がっていくことでしょう。




さらに、予想外...と言ってはなんですが....

もはや地球環境問題への対応はコストではなくビジネスチャンスだという
世界のビジネスキーマンたちの認識を知ったことも幸いでした。

ドイツでは、自動車の次は自然エネルギービジネスと位置づけ
国を挙げて、膨大な投資を続けているそうです。

また、中国で最も時価総額が高いハイテク企業のオーナーが
日本のエコビジネス企業を買収したのも記憶に新しいでしょう。

ビジネスチャンスという認識が国内でもできれば、
ヒト・モノ・カネ・タネがそこに集中するはずです。




会場との質疑応答では、実際に、長野県飯田市のおひさま発電所
プロジェクトの中心で活躍する南原さんにマイクをお渡ししました。

「飯田の市民グリーン発電所プロジェクトはいかがですか?」

と質問しますと....即座に一言。

「楽しいです!」

市民による市民のためのグリーン発電所プロジェクトをきっかけに、
多くの人が仲良くなって、コミュニティの絆が深まっていくそうです。

エコに始まって、コミュニティに終わる話をお聴きして、
地球環境問題をきっかけに、隣人と仲良く暮らそうという
メッセージを、お天道様が送ってくれているのではとさえ思いました。

どうやら「儲かって」「楽しい」のなら、
この先、そんなに暗くないような気がしてきました。



JMAA Tシャツアート展


というわけで....

いずれ、縁者のみなさまにも改めて飯田先生のお話を
お聴きいただく好機を作りたいと思います。

どうぞお楽しみに!!


---------------------------------------------------------------
飯田 哲也 (いいだ・てつなり)先生 略歴

 一九五九年山口県生まれ。京都大学工学部原子核工学科、東京大学
 大学院先端科学技術研究センター博士課程単位取得満期退学。
 NPO法人環境エネルギー政策研究所所長、(株)日本総合研究所主任
 研究員、ルンド大学(スウェーデン)客員研究員。自然エネルギー
 政策を筆頭に、市民風車やグリーン電力など日本の自然エネルギー
 市場における先駆者かつイノベータとして、国内外で活躍している。
 中央環境審議会、総合資源エネルギー調査会、東京都環境審議会など
 を歴任。主著に『北欧のエネルギーデモクラシー』、共著に『自然
 エネルギー市場』(築地書館)、『光と風と森が拓く未来―自然エネ
 ルギー促進法』、『環境知性の時代』、訳書に『エネルギーと私たち
 の社会』など。

 >>>http://www.isep.or.jp/
 >>>http://hotwired.goo.ne.jp/original/iida/index.html

---------------------------------------------------------------


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
<<  2007年7月  >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31