大きくする 標準 小さくする
次ページ

2006年04月11日(火)更新

明治大学商学部で1年間「ブログでベンチャー起業」の講師をします

来る4/13木曜日から、1年間にわたって、明治大学商学部
クリエイティブ・ビジネスコースの講師を勤めることになりました。



この授業の趣旨とねらいを一言で言うなら、

「ブログを使って1人ずつ起業体験を積んで
『三方よし』のネットあきんど=社会起業家の心を体得する」

....ことにあります。

日本財団CANPAN事務局のご好意で、受講生一人一人が
個人ブログを立ち上げて、一年間、自分自身とお気に入りの商品とを
ネット上で売り歩くことになります。

この授業の模様は、CANPAN上の、講師・受講生ブログを通じて
垣間見ることができます。

また、日本実業出版社のスタッフも授業に参加して、
そのダイジェストを経営者会報ブログで
ご報告くださるそうです。

もしも、受講生の活躍ともども授業内容が充実して、
社会に役立つものであれば出版する予定もあるそうです。

そして、この講義が、私たちの会社にとって、
未来の社長を探すリクルーティングであると同時に
助手として参加する幹部候補社員の実践的研修になれば
とても嬉しいと考えています。

日経IT-Proの連載コラムにも授業にかける意気込みを書きました。
講義ブログと合わせてご高覧いただけましたら幸いです。


──────────────────────────────
明治大学商学部「ベンチャービジネス論/起業プランニング論2006」
久米 信行 講義ブログ
──────────────────────────────

当授業では、創業期ITベンチャー、大手金融機関新規事業、
老舗中小メーカー第二創業等の起業体験を有する現役経営者の講師が、

卒業後、様々な形態での起業や大企業・中小企業での新規事業開発・
経営革新を目指す積極的な学生向けに、実践的なベンチャービジネス
論を展開します。

各受講生がブログやメールを使った自己プロデュースと「三方よし」
のアフィリエイトビジネス(ネットあきんど)を体験する機会を提供
し、自らリーダーとして企画・立案・運営と継続的な情報発信ができ
る智慧・勇気・行動力の体得を目指します。


 ▼明大商学部「ベンチャービジネス論/起業プランニング論2006」ブログ
  http://blog.canpan.info/meiji_venture/

 ▼ブログで起業体験!明治大学商学部のベンチャー起業論講義
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20060331/234020/


久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
T-GALAXY.com / Jentle.co.jp/

2006年03月30日(木)更新

川北秀人さんとの対談でNPOマネジメントとブログ活用策を学ぶ

日経ベンチャー経営者クラブの連載コラムでもご案内しましたが、
日本財団ブログ道場で、川北秀人さんと対談する好機がありました。


川北さんは、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]設立者で、
非営利公益セクターで働く人の必読誌「NPOマネジメント」の発行人
でもあります。

ほとんど打ち合わせもなしに、1時間ほど対談をいたしましたが、
NPO.NGOならずとも参考になるお話ばかりでした。

川北さんは、非営利公益法人であっても情報開示が欠かせないと
主張されていますが、そこにブログが大変役立つとおっしゃるのです。



一番印象的だったお話は.....

国際協力の現場で活躍するスタッフ自らが撮影し、
ブログで紹介した、一枚の写真と一言だけで、
数多くの共感が得られ、支援が集まったという話です。

それは「今、雪が降っています」というブログ記事でした。

その写真と一文を読んだ人は、誰もが、
現場で寒さに震える人たちがいることを
容易に想像することができました。

だからこそ心が動き、支援へと動いたのです。


もちろん、年に一度、立派な報告書や決算書を作って
公開することも重要でしょう。

しかしながら、ブログを使って、現場で起こっていることを、
そこにいるスタッフが、今すぐ報告し発信することも
負けず劣らず重要なのです。

生々しい現実や、当事者の喜怒哀楽を伝えるために!

これは、公益法人に限らず、民間企業も含めて、
あらゆる組織の、対外コミュニケーションにも共通する
新しいテーマではないでしょうか?

先日ご報告の「中小企業とCSRセミナー」で、
日経広告研究所の岡崎 昌史さんがおっしゃっていた
「ディスクローズ」ではなく「ディスオープン」という
考え方は、まさに「このこと」なのだと感じました。

なお、なぜか二人ともTシャツ姿で登場したこの対談の模様は、
ビデオに収録されて、日本財団よりネット配信される予定
だそうですので、どうぞご期待くださいませ。


 ▼IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]設立者
  http://www.iihoe.com/

 ▼日本財団ブログ道場
  http://blog.canpan.info/blog_dojo/


久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
T-GALAXY.com / Jentle.co.jp/

2006年03月24日(金)更新

中小企業に学ぶCSRの本質セミナー講演録

先日ご案内いたしました、地球環境パートナーシッププラザ主催
CSRセミナーには、大企業のCSR担当者から官公庁政策担当者、
さらにはNPO関係者まで60名以上の方がご参加されました。



岡崎さんも日比さんも、かねてよりご縁をいただいておりましたが、
講演を伺うのは初めてで感銘を受けました。

そこで、聴講しながら、簡単な議事録を取りました。

講師の岡崎さん、日比さんのご許可をいただいたので、
ここでご案内させていただきます。


─────────────────────────────────
地球環境パートナーシッププラザ 伊藤博隆さん

大企業中心のCSRだが、企業数も雇用数も多いのは中小企業。
中小企業はコンパクトで意思決定が早いのでCSR向き。
─────────────────────────────────
環境省 民間活動支援室長 瀧口直樹さん

今後はCSRの関係で企業セクターも支援する
グローバル・ナショナル・ローカルでCSRの内容も違う
中小企業ならではのスケールでCSRも実線して欲しい
─────────────────────────────────


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 中小企業がCSR活動に取り組むことの意義
─────────────────────────────────
 

  日経広告研究所 主席研究員 岡崎昌史さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■CSRとは、Corporate Social Responsibility 企業の社会的責任

1960~70年代 公害問題の深刻化→企業の社会的責任
水質問題、残土の不法投棄→犯罪であるという社会認識

21世紀に入り、国内外での企業不祥事→海外からCSR概念が登場
エンロン・ワールドコム→国内 食品偽装・建築確認偽装 CSR欠如

─────────────────────────────────

■企業の目的、設立理念、企業は社会的存在、

老舗の家訓:虎屋のおかし 松下電器の水道哲学

─────────────────────────────────

■企業には、さまざまなステークホルダーが存在する

 顧客 株主 従業員 取引先 地域住民 求職者 投資家
 金融機関 行政機関NPO

 出資者への配当
 従業員の雇用・求職者の採用
 顧客への良好な商品・サービスの提供
 取引先との良好な取引
 行政機関への納税
 地域社会への1配慮・貢献 など

 これらを実現するための事業の継続性

─────────────────────────────────

■「泥棒会社」にCSRはあるのか

 会社組織に似た「おれおれ詐欺団」
 反社会的行為や存在→解散すればCSR
 その反対を考えよう→存在する意義があるか

 NPOにも、行政機関にも社会的責任はある

─────────────────────────────────

■JCSR実現に必要な条件

 企業の理念を経営者がステークホルダーに絶えず語りかけているか
 例)アシストのビル・トッテン社長 週休4日ただし本を読んで勉強

 企業組織としてオープンであるか
 disopenとdisclosureの違い
 例)前ミスミ社長の田口 弘氏「隠すな!」基本はオープン

 情報を共有されているか
 インターネットの普及が支えるブログの活用
 例)米グーグル社 社員5000人全員がイントラブログをやっている

─────────────────────────────────
■中小企業はなぜCSRに取り組みやすいのか

・小規模のメリット
 トップの意思が伝達しやすい
 情報の共有が容易

・組織や規定作りだけがCSRではない
 ISO9000やISO14000は規定など書類の作成が大変
 CSRも規定整備など事務作業は大飯が、そのことが本質ではない。

・地域社会や顧客との関係が密接
 地域の街つくりなどへの参加
 工場見学ができるようにする
 お祭りに参加・寄付もする

 いい会社を作りましょう。
 寒天パパ、工場公園
 着実な成長が大切だ

 利益は後からついてくる

・NPOとの協働が容易
 
 地ビールメーカーとNPOとの協働


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2 一般のコットンとオーガニックコットン
─────────────────────────────────

 

 NPO法人日本オーガニックコットン協会 理事長 日比 暉さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 90年以降 国内繊維産業崩壊

 綿生産は世界的に増えている

 一般のコットンの環境負荷は大きい

 米国は近代的な管理農業
 6ムネ同時に収穫できる農機と枯葉剤
 虫の耐性が強くなる

 世界中の殺虫剤の約25% 農薬の10%を綿生産で利用

 Tシャツ200グラムで薬品150グラムを使用

 廃棄池 Settlement pond は化学薬品づけ

 遺伝子組換えの綿化
 殺虫性綿化(害虫耐性綿化 Bt cotton)18%
 除草剤耐性綿花27%

 オーガニックコットンでは
 てんとう虫、陽炎(レースウイング)で駆除

 生産量は オーガニックコットン 26,000t
 通常コットン 26,300,000tで、全体の0.1%しかない

 ただし..製品段階になると残留農薬はほとんど残らない
 つまり..オーガニックコットンでなくとも人体に被害はない

 だから..1)着る人が農薬の被害を実感できない
     2)わざわざ高いオーガニックコットンを買わない
     3)普及しないので、生産農家が増えない
     4)オーガニックと称して贋物も多い
     5)しかしその認証・チェックが難しい 

 そんな厳しい環境の中で
 日本オーガニックコットン協会で認証タグを発行

 いずれは、国際的な認証基準の制定・普及も


─────────────────────────────────

■質疑応答

◎岡崎さん

問 当該企業がCSRに取り組んでいるか見極める方法は
答 CSR報告書、ホームページ、これからはブログが簡単
  経営者が書く、部門で書く

問 経営理念だけで認めてもらえるか
答 何のために企業活動をしているかを社員に伝える
   それから社外に対して伝えていく
   ステークホルダーは見ている


◎日比さん

問 オーガニックコットンのユーザーにとってのメリット
答 繊維の質も見比べても、残留農薬などわからない
   アトピーなどの人だけでは残らない
   環境だけでは売れていかない
   製造工程での作り方のケア

問 実コスト、オーガニックコットンとの違い
答 原料が2倍

問 生産性アップの可能性は
答 需要が増えれば変わる

問 米国の環境団体と市民
答 日本よりは意識が高いのでは

問 企業の二面性への働きかけ
答 特別なプログラムをしていない
  請われれば教育に取り組む

─────────────────────────────────

久米 信行久米繊維謹製
Jentle.co.jp<卸売>/T-GALAXY.com<小売>
縁メルマガ/オールアバウト

2006年03月21日(火)更新

中小企業とCSRセミナ@地球環境パートナーシッププラザ~伊藤さん

♪経営方針と環境方針・社会貢献方針が重なる日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
060320 中小企業とCSRセミナ@地球環境パートナーシッププラザ~伊藤さん
─────────────────────────────────
◎要点1 来る3/23午後 GEICで「中小企業に学ぶCSRの本質」セミナー
◎要点2 日経広告研究所 岡崎 昌史主席研究員による基調講演
◎要点3 Mr.コットンことNPO日本オーガニックコットン協会 日比暉理事長
◎要点4 私たち久米繊維工業のオーガニックコットン製品普及の取り組み
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 尊敬する地球環境パートナーシッププラザの伊藤博隆さんから
 初めてのテーマで、セミナー講師を拝命いたしました。

 地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)は環境省と 国際連合大学が
 共同で運営する環境情報センターです。


 
 GEIC:地球環境パートナーシッププラザ
 http://www.geic.or.jp/geic/index.html
 http://www.mag2.com/m/0000098761.html


─────────────────────────────────
◎要点1 来る3/23午後 GEICで「中小企業に学ぶCSRの本質」セミナー
─────────────────────────────────
 伊藤さんが企画・主催するセミナーは、CSR(企業の社会的責任)、
 それも中小企業におけるCSRをテーマにした興味深いものです。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽WEBより

CSR連続セミナー パートナーシップ・シリーズ1

  中小企業に学ぶCSRの本質
  ~環境NPOと中小企業の協働~



 地球温暖化をはじめとして、環境への関心が社会的に高まってきており、
大企業の間ではCSR(企業の社会的責任)についての取り組みが活発化し
つつあります。その一方で、多くの雇用人口を抱える中小企業でのCSRの
取り組みは、まだそれ程目立っていません。

 しかし、中小企業は専門分野に特化している企業が多く、同じ分野で
活動するNPOとの協働する事は多くのメリットがあります。今回のセミナ
ーでは、オーガニックコットンの流通を通じて企業とNPOが協働し、環境
に配慮した製品の普及を行っている事例を例に、中小企業がCSRに取り組
む意義をご紹介します。

■ 当日プログラム

●講義1:
   中小企業がCSR活動に取り組む事の意義
   岡崎昌史氏(日経広告研究所 主席研究員)

●事例紹介1:
   一般のコットンとオーガニックコットン
   日比 暉氏((特活)日本オーガニックコットン協会 理事長)

●事例紹介2:
   オーガニックコットンTシャツ流通の取り組み
   久米信行氏(久米繊維工業(株) 代表取締役)

●意見交換
   「生物多様性を企業戦略に盛り込むために」、
   「NPO・企業・行政の協働による相乗効果」など

■ 開催概要

日 時:2006年3月23日(木)15:00~

会 場:環境パートナーシップオフィス会議室(EPO会議室) 地図

主 催:EPO/GEIC

参加費:無料(要申し込み:定員80名)

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△引用おわり


─────────────────────────────────
◎要点2 日経広告研究所 岡崎 昌史主席研究員による基調講演
─────────────────────────────────
 伊藤さんから、このセミナーの企画をお聴きした時、
 まっ先にお顔が浮かんだのは、 日経広告研究所の岡崎昌史さんでした。

 岡崎さんは、日経 経済部のデスクなどを歴任された後、
 現在は、ネット活用やNPOとの協働など、より広くて新しいジャンルを
 研究されています。

 2年前に、かくも先進的なセミナーのパネリストを
 勤めさせていただきました。

 しかしながら、岡崎さんのご講演を聴くのは、今回が初めてで
 今から楽しみです。


 ▼日経広告研 NPO,自治体,企業を結ぶマーケコミセミナー~岡崎さん
  http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/RASHINBAN/20041122/105594/


 また、岡崎さんは、ブログでの発信も始められています


 ▼日経広告研究所の岡崎さんが始めた「コラボしよ!!」ブログ
  http://plaza.rakuten.co.jp/enginekimyo/diary/20051221/


 ▼コラボしよ!
  http://blog.canpan.info/collabo


─────────────────────────────────
◎要点3 Mr.コットンことNPO日本オーガニックコットン協会 日比暉理事長
─────────────────────────────────
 それから、もう1人ご登壇されますのは、
 世界の繊維業綿業関係者からミスターコットンと呼ばれて
 愛され尊敬されている日比暉さんです。

 もともと、日本綿業振興会で理事をされていたのですが、
 http://www.cotton.or.jp/

 現在は、NPO法人日本オーガニックコットン協会理事長をお勤めです。
 http://www.joca.gr.jp/


 綿の知識・業界知識にお詳しいのは言うまでもありませんが、
 現在は、世界標準の認証基準の策定に心血を注がれています。

 Mr.コットンが、どんなお話をされるのか楽しみです!


─────────────────────────────────
◎要点4 私たち久米繊維工業のオーガニックコットン製品普及の取り組み
─────────────────────────────────
 それから、私たちのささやかな事例もご紹介させていただきます。

 現在、私たちは、今年から大きくかわったISO14001の審査に
 そなえている真っ最中です

 しかし、先日、経営会議で気づきましたのは、
 ISO14001と、経営方針とが、重なりつつあることです。

 そんな、経営方針と環境方針の重なりについても
 当日はお伝えできればと思っております。

 お役目が務まりますようにがんばります。


 久米 信行




───────────────────────────────
  CSR連続セミナー パートナーシップ・シリーズ1
  当日プログラム
───────────────────────────────

●講義1:

   中小企業がCSR活動に取り組む事の意義
   岡崎昌史氏(日経広告研究所 主席研究員)

●事例紹介1:
   一般のコットンとオーガニックコットン
   日比 暉氏((特活)日本オーガニックコットン協会 理事長)

●事例紹介2:
   オーガニックコットンTシャツ流通の取り組み
   久米信行氏(久米繊維工業(株) 代表取締役)

●意見交換
   「生物多様性を企業戦略に盛り込むために」、
   「NPO・企業・行政の協働による相乗効果」など

■ 開催概要

日 時:2006年3月23日(木)15:00~

会 場:環境パートナーシップオフィス会議室(EPO会議室) 地図

主 催:EPO/GEIC

参加費:無料(要申し込み:定員80名)


■ 参加方法

参加をご希望の方は、お名前・ご所属・ご連絡先を明記の上、
件名に「3/23日CSRセミナー希望」と入力し、下記アドレスに
メールでご連絡ください。参加票などは特に発行いたしませんが、
定員オーバーの際のみご連絡を差し上げます。

■ お問合せ

地球環境パートナーシップラザ(GEIC) 担当:伊藤
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1F
TEL:03-3407-8107 FAX:03-3407-8164  E-mail:csr2006@geic.or.jp
http://www.geic.or.jp/geic/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


久米 信行久米繊維謹製
Jentle.co.jp<卸売>/T-GALAXY.com<小売>
縁メルマガ/オールアバウト
次へ»