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2006年06月13日(火)更新
【明大生との毎週一問百答】質問第9弾「モチベーション維持の秘訣とは」天命と立命
<質問>
明治大学商学部3年の遠藤正人です。
以前は、私の質問に答えていただきありがとうございました。
本日は、経営者の方々に以下の質問があります。
経営者の方々は、自分の目標達成のためのモチベーション
をどのように維持しているのでしょうか?
(明治大学商学部3年 遠藤正人さん)
維持する....というのは言い得て妙です。
以前、父から聞いたことがあります。
─────────────────────────────────
朝起きると、なぜ自分はつらい社長業を
続けているのかと自問し、
昼間、お客様と電話や面談をしているうちに、
自分は必要とされていることを実感し、
夜には、自分しかできないことがあると
自信を深めて、社長業を続けていて
つくづくよかったと自答する。
─────────────────────────────────
おそらく、毎日、こんなに規則的とは思えませんが、
父ほど楽しげに社長業をしている人でさえ、
こうした心のゆらぎや自問自答を繰り返していることに
驚いたものです。
そして、今、私も同じ辛さと楽しさの揺り返しを
体験しております。
しかし、最近は、二つの言葉を意識して、
モチベーションを維持しております。
ひとつは、「天命」です。
といっても大げさなことではなく、
どちらかといえば「等身大」で「一隅を照らす」
という意気込みです。
「なぜ、この大変な時代に、大変な業種の経営者に
なったのだろう。なんと不遇なのだろう。」
とは考えずに、
「この大変な時代に、大変な業種の経営者になった
自分は、より難しい課題に挑戦することができる。」
と考えるようにしています。
もうひとつは「立命」です。
ここでは、時間軸とあえて長くとって、
少なくとも50年後、わが子が晩年に
父の仕事を誇りに思えるか。
できれば、100年後200年後の子孫に
笑われたり軽蔑されたりしない仕事をできるか。
....を考えるようにしています。
先ほど、ご一緒していた尊敬する先生が
「姫路城のように400年後の子孫に誇れる仕事」
という話をされていました。
私たちの経営理念には
「子孫に誇れる環境品質・文化品質を目指す」
と明記されていますが、
その二つの品質が何であるかを追究し、
目に見える商品などの形ばかりではなく、
企業のDNAとして後継経営者や
社員のみなさんに引き継ぐことが、
私のモチベーションの源泉だと思います。
久米 信行@縁尋奇妙
http://kume.jp
■──────────────────────────□
経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■
明治大学商学部3年の遠藤正人です。
以前は、私の質問に答えていただきありがとうございました。
本日は、経営者の方々に以下の質問があります。
経営者の方々は、自分の目標達成のためのモチベーション
をどのように維持しているのでしょうか?
(明治大学商学部3年 遠藤正人さん)
維持する....というのは言い得て妙です。
以前、父から聞いたことがあります。
─────────────────────────────────
朝起きると、なぜ自分はつらい社長業を
続けているのかと自問し、
昼間、お客様と電話や面談をしているうちに、
自分は必要とされていることを実感し、
夜には、自分しかできないことがあると
自信を深めて、社長業を続けていて
つくづくよかったと自答する。
─────────────────────────────────
おそらく、毎日、こんなに規則的とは思えませんが、
父ほど楽しげに社長業をしている人でさえ、
こうした心のゆらぎや自問自答を繰り返していることに
驚いたものです。
そして、今、私も同じ辛さと楽しさの揺り返しを
体験しております。
しかし、最近は、二つの言葉を意識して、
モチベーションを維持しております。
ひとつは、「天命」です。
といっても大げさなことではなく、
どちらかといえば「等身大」で「一隅を照らす」
という意気込みです。
「なぜ、この大変な時代に、大変な業種の経営者に
なったのだろう。なんと不遇なのだろう。」
とは考えずに、
「この大変な時代に、大変な業種の経営者になった
自分は、より難しい課題に挑戦することができる。」
と考えるようにしています。
もうひとつは「立命」です。
ここでは、時間軸とあえて長くとって、
少なくとも50年後、わが子が晩年に
父の仕事を誇りに思えるか。
できれば、100年後200年後の子孫に
笑われたり軽蔑されたりしない仕事をできるか。
....を考えるようにしています。
先ほど、ご一緒していた尊敬する先生が
「姫路城のように400年後の子孫に誇れる仕事」
という話をされていました。
私たちの経営理念には
「子孫に誇れる環境品質・文化品質を目指す」
と明記されていますが、
その二つの品質が何であるかを追究し、
目に見える商品などの形ばかりではなく、
企業のDNAとして後継経営者や
社員のみなさんに引き継ぐことが、
私のモチベーションの源泉だと思います。
久米 信行@縁尋奇妙
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2006年05月22日(月)更新
経営方針検討合宿@晴海グランドホテルwithタナベ経営
本日、晴海で厳しくもさわやかな週末を終えました。
昨日から弊社グループ幹部7名が参集して、
1泊2日ホテルにカンヅメになっていたのです。
そう、来期の経営方針を検討する合宿をしていたのでした。
経営幹部と申しましても、弊社の場合は、
第二創業を期に一気に若返りを図っております。
ですから、平均年齢は40歳未満。
それも、40代より30代の方が多いのです。
恥ずかしながら、弊社では、
こうした経営方針検討合宿を開くのは初めてで、
尊敬するタナベ経営 加藤克己先生、石田幸久先生の指導を仰いで、
新鮮な思いで経営方針作成のための議論と作業を終えました。
既に、当り前のように毎年こうした幹部合宿をしている方には
笑われるかもしれませんが....
....大変「有意義」だと実感いたしました。
──────────────────────────────
1.日常の繁忙を離れてとことん集中して議論&黙考できる
2.先生の冒頭講義で長期視点と広い視野で考える気になる
3.各部門の悩みや願いが明らかになり共感共有できる
4.方針作成を通じて経営者としての夢・志を伝えられる
5.後は実行あるのみという共通の気概が生まれる
──────────────────────────────
一から、ご指導くださった両先生、そして、
繁忙期の土日を使って集中討議に参加してくださった
幹部のみなさんに深くお礼を申し上げます。
ちなみに今回の会場は、私がネットで探した
会議・研修パックのある晴海グランドホテルでした。
会議室つき、全室LAN完備、一泊三食パックという
言わば「会議づくし」の宿泊プランです。
インターネットにある、脳にもよさそうなメニューにも
惹かれて決めてみたのですが、
会議室には、冷温選べる、水・麦茶・ほうじ茶の
飲み放題ベンダーがあったり、
会議室の直ぐ近くに、コピーセンターがあったりで、
予想外に使い勝手が良いのでした。
そんなこともあって常連も多いのか
土曜の朝というのに、これから会議や研修に挑む
大小さまざまな企業の戦士たちが、
ひと気のない晴海に続々参集したのでした。
人知れず、晴海のはずれの、地味なホテルに
企業幹部の「虎の穴」があったとは....。
▼タナベ経営
http://www.tanabekeiei.co.jp/
▼宿泊研修施設・貸し会議室ネット
http://www.maxpart.co.jp/kensyu/
久米 信行@縁尋奇妙
http://kume.jp
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昨日から弊社グループ幹部7名が参集して、
1泊2日ホテルにカンヅメになっていたのです。
そう、来期の経営方針を検討する合宿をしていたのでした。
経営幹部と申しましても、弊社の場合は、
第二創業を期に一気に若返りを図っております。
ですから、平均年齢は40歳未満。
それも、40代より30代の方が多いのです。
恥ずかしながら、弊社では、
こうした経営方針検討合宿を開くのは初めてで、
尊敬するタナベ経営 加藤克己先生、石田幸久先生の指導を仰いで、
新鮮な思いで経営方針作成のための議論と作業を終えました。
既に、当り前のように毎年こうした幹部合宿をしている方には
笑われるかもしれませんが....
....大変「有意義」だと実感いたしました。
──────────────────────────────
1.日常の繁忙を離れてとことん集中して議論&黙考できる
2.先生の冒頭講義で長期視点と広い視野で考える気になる
3.各部門の悩みや願いが明らかになり共感共有できる
4.方針作成を通じて経営者としての夢・志を伝えられる
5.後は実行あるのみという共通の気概が生まれる
──────────────────────────────
一から、ご指導くださった両先生、そして、
繁忙期の土日を使って集中討議に参加してくださった
幹部のみなさんに深くお礼を申し上げます。
ちなみに今回の会場は、私がネットで探した
会議・研修パックのある晴海グランドホテルでした。
会議室つき、全室LAN完備、一泊三食パックという
言わば「会議づくし」の宿泊プランです。
インターネットにある、脳にもよさそうなメニューにも
惹かれて決めてみたのですが、
会議室には、冷温選べる、水・麦茶・ほうじ茶の
飲み放題ベンダーがあったり、
会議室の直ぐ近くに、コピーセンターがあったりで、
予想外に使い勝手が良いのでした。
そんなこともあって常連も多いのか
土曜の朝というのに、これから会議や研修に挑む
大小さまざまな企業の戦士たちが、
ひと気のない晴海に続々参集したのでした。
人知れず、晴海のはずれの、地味なホテルに
企業幹部の「虎の穴」があったとは....。
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2006年05月10日(水)更新
明大生からの質問第4弾「子供に商売を継がせるか」への回答
明治大学商学部「ブログ起業論」受講生と、
経営者会報ブログの社長ブロガー有志による
「明大生との毎週一問百答」への回答をいたします!
<質問>
将来、自分が親という立場になった時
自分の子供には、どのような職業についてもらいたいですか?
自分のような経営者になってもらいたいですか?
それとも自分とは違った職業ですか?
(明大商学部CB講座 成田雄一郎さんより)
■自分の子供には、どのような職業についてもらいたいですか?
──────────────────────────────
私には、二人の小さな息子がいますが、
子育てで「これだけはすまい」と誓っていることの一つが、
「どのような職業についたら良いかアドバイスする」ことです。
なぜなら、
「親の時代に親の目から良く見える仕事」と
「子の時代に実際に良くなる仕事」とに
大きなギャップがあることが多いので
往々にして判断を間違えてしまいそうだからです。
つい先日も、父と毎朝の対話をしている時に、
「構造不況の繊維という仕事を継がせて申し訳ないね」
という言葉が、思いがけず父の口からこぼれたのです。
もちろん、私は、今更それを恨んでいるわけでもなく、
後継したことを悔やんでいるわけでもありません。
むしろ、難しいことに挑戦しよう、
先行者利得ならぬ残存者利得を目指そうと
ひそかにやる気満々なのです。
しかし....
そうつぶやかざるを得なかった父の無念な気持ちを思うと
何ともやるせない気分になりました。
同時に、十数年前の父の言葉を思い出しました。
他社での修行を終え、父の会社に入る時には、
まだ景気も絶好調で「こんなにいい商売はないよ」と
自信満々だったのです。
望むと望まざるとにかかわらず
時は流れ、好調業種も常識も変わってしまうのです。
これは、何も、オーナー中小企業に
限った話ではありません。
私の親友のお父さんは、かつて商社で活躍されていました。
しかし不慮の政変で大変な目にお遭いになりました。
そこで、息子には、そんな激変の無い
生命保険会社を勧めたそうです。
たしかに私が大学を卒業した20年前は、
優秀な成績を収めた大学生はこぞって
銀行や保険会社に就職したものです。
ところが、今回のバブル崩壊で、一番の憂き目に遭ったのは、
みなさんもご存知の通り、その親友をはじめ
金融機関に入った友人たちでした。
ですから、その後、彼は、自力で
メーカーに転職をして新天地を求めたのです。
また、親友のお父さんはというと、退職後、
専門知識を活かして起業され、商社時代よりも絶好調で
生き生きとされているとお聞きしました。
どうやら、親の成功体験や失敗体験が鮮烈であればあるほど、
子供にアドバイスをしたくなるのかもしれません。
しかし、かの相場師「是川銀蔵」氏でさえ、
わが子のことになってしまったら最後、、
私情と思い込みで相場を見誤ったのです。
本当に、わが子のことを思うのならば
あえて語らずで行こうと思います。(できるでしょうか?)
もし訊かれたら
「時は流れるので私の常識は古くなる」
「親の言う(人の行く)裏に道あり花の山」
などとだけ答えるようにしようと思います。
(できるでしょうか?)
■自分のような経営者になってもらいたいですか?
──────────────────────────────
わが子を後継者にするつもりは、私にはありません。
これは同族経営を否定しているのではなく、
その長短所をよく知っている上での判断です。
私の次の後継者は、三兄弟で話し合って、
三男にという心積もりですが、
その先は、同族外の経営者になるでしょう。
私たちの第二創業は、
企業を開かれ社会貢献できる公器にしつつ
(株式公開はしませんが)
次の次の後継者を探し育てることが
最終目標の一つといっても良いのです。
それに、私の子供も三男の子供も幼すぎて、
「権腐十年」を心得た社長十年任期で考えると、
経営者になるのに間に合うはずもありません。
■ それとも自分とは違った職業ですか?
──────────────────────────────
それでは、親の会社以外で
経営者になって欲しいかどうかですが.....
経営が好きか?経営者に向いているかどうか?は、
本人の育ちと性格によるので今のところ何とも言えません。
育ちについては、私と子供とは
かなり環境が違うと考えています。
私は、ただいまと帰れば仕事場...という職住一致の環境で、
三代目長男として刷り込まれて育ちました。
ですから、経営者になることに
何の疑いも持っていませんでしたし、
その辛さと面白さを小さいときから
目の当たりにしていました。
また、母も商家の娘ではないものの
農家の出身でした。
下町でしたから、周りも
自営業の子供ばかりだったのです。
性格も、たまたま経営者に
向いていたかもしれません。
しかし、今、わが子は、職住分かれた住宅地で、
義父がお勤めをしていた会社の社宅で育った
非商家の妻の手で育てられています。
ですから、「てんびんの詩」とは
かなり違う環境にあると言えましょう。
ただし、これも親の勝手な憶測で、
本人には特性があるかもしれませんし
無いかもしれません。
私が残す明大商学部での講義ビデオや課題図書を、
そして拙著や社長ブログの足跡などを、
いずれ見たくなるかもしれませんし、
まったく興味を示さないかもしれません。
やはり、やや寂しくはありますが、
最後は自分自身で決めて
自分自身で責任を持ってもらう、
「覚悟する」
より他には、ないとも思うのです。
▼「明大生との毎週一問百答」
http://editors.keikai.topblog.jp/blog/g/index.html
久米 信行@縁尋奇妙
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経営者会報ブログの社長ブロガー有志による
「明大生との毎週一問百答」への回答をいたします!
<質問>
将来、自分が親という立場になった時
自分の子供には、どのような職業についてもらいたいですか?
自分のような経営者になってもらいたいですか?
それとも自分とは違った職業ですか?
(明大商学部CB講座 成田雄一郎さんより)
■自分の子供には、どのような職業についてもらいたいですか?
──────────────────────────────
私には、二人の小さな息子がいますが、
子育てで「これだけはすまい」と誓っていることの一つが、
「どのような職業についたら良いかアドバイスする」ことです。
なぜなら、
「親の時代に親の目から良く見える仕事」と
「子の時代に実際に良くなる仕事」とに
大きなギャップがあることが多いので
往々にして判断を間違えてしまいそうだからです。
つい先日も、父と毎朝の対話をしている時に、
「構造不況の繊維という仕事を継がせて申し訳ないね」
という言葉が、思いがけず父の口からこぼれたのです。
もちろん、私は、今更それを恨んでいるわけでもなく、
後継したことを悔やんでいるわけでもありません。
むしろ、難しいことに挑戦しよう、
先行者利得ならぬ残存者利得を目指そうと
ひそかにやる気満々なのです。
しかし....
そうつぶやかざるを得なかった父の無念な気持ちを思うと
何ともやるせない気分になりました。
同時に、十数年前の父の言葉を思い出しました。
他社での修行を終え、父の会社に入る時には、
まだ景気も絶好調で「こんなにいい商売はないよ」と
自信満々だったのです。
望むと望まざるとにかかわらず
時は流れ、好調業種も常識も変わってしまうのです。
これは、何も、オーナー中小企業に
限った話ではありません。
私の親友のお父さんは、かつて商社で活躍されていました。
しかし不慮の政変で大変な目にお遭いになりました。
そこで、息子には、そんな激変の無い
生命保険会社を勧めたそうです。
たしかに私が大学を卒業した20年前は、
優秀な成績を収めた大学生はこぞって
銀行や保険会社に就職したものです。
ところが、今回のバブル崩壊で、一番の憂き目に遭ったのは、
みなさんもご存知の通り、その親友をはじめ
金融機関に入った友人たちでした。
ですから、その後、彼は、自力で
メーカーに転職をして新天地を求めたのです。
また、親友のお父さんはというと、退職後、
専門知識を活かして起業され、商社時代よりも絶好調で
生き生きとされているとお聞きしました。
どうやら、親の成功体験や失敗体験が鮮烈であればあるほど、
子供にアドバイスをしたくなるのかもしれません。
しかし、かの相場師「是川銀蔵」氏でさえ、
わが子のことになってしまったら最後、、
私情と思い込みで相場を見誤ったのです。
本当に、わが子のことを思うのならば
あえて語らずで行こうと思います。(できるでしょうか?)
もし訊かれたら
「時は流れるので私の常識は古くなる」
「親の言う(人の行く)裏に道あり花の山」
などとだけ答えるようにしようと思います。
(できるでしょうか?)
■自分のような経営者になってもらいたいですか?
──────────────────────────────
わが子を後継者にするつもりは、私にはありません。
これは同族経営を否定しているのではなく、
その長短所をよく知っている上での判断です。
私の次の後継者は、三兄弟で話し合って、
三男にという心積もりですが、
その先は、同族外の経営者になるでしょう。
私たちの第二創業は、
企業を開かれ社会貢献できる公器にしつつ
(株式公開はしませんが)
次の次の後継者を探し育てることが
最終目標の一つといっても良いのです。
それに、私の子供も三男の子供も幼すぎて、
「権腐十年」を心得た社長十年任期で考えると、
経営者になるのに間に合うはずもありません。
■ それとも自分とは違った職業ですか?
──────────────────────────────
それでは、親の会社以外で
経営者になって欲しいかどうかですが.....
経営が好きか?経営者に向いているかどうか?は、
本人の育ちと性格によるので今のところ何とも言えません。
育ちについては、私と子供とは
かなり環境が違うと考えています。
私は、ただいまと帰れば仕事場...という職住一致の環境で、
三代目長男として刷り込まれて育ちました。
ですから、経営者になることに
何の疑いも持っていませんでしたし、
その辛さと面白さを小さいときから
目の当たりにしていました。
また、母も商家の娘ではないものの
農家の出身でした。
下町でしたから、周りも
自営業の子供ばかりだったのです。
性格も、たまたま経営者に
向いていたかもしれません。
しかし、今、わが子は、職住分かれた住宅地で、
義父がお勤めをしていた会社の社宅で育った
非商家の妻の手で育てられています。
ですから、「てんびんの詩」とは
かなり違う環境にあると言えましょう。
ただし、これも親の勝手な憶測で、
本人には特性があるかもしれませんし
無いかもしれません。
私が残す明大商学部での講義ビデオや課題図書を、
そして拙著や社長ブログの足跡などを、
いずれ見たくなるかもしれませんし、
まったく興味を示さないかもしれません。
やはり、やや寂しくはありますが、
最後は自分自身で決めて
自分自身で責任を持ってもらう、
「覚悟する」
より他には、ないとも思うのです。
▼「明大生との毎週一問百答」
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久米 信行@縁尋奇妙
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2006年04月21日(金)更新
明大生vs.社長ブロガー一問百答「起業家になくてはならないものは?」
明治大学商学部「ブログ起業論」と連動して、経営者会報ブログで
大学生と社長ブロガーとの「毎週一問百答」が始まりました!
───────────────────────────────
明治大学商学部3年の遠藤です。
<質問>私は将来起業家になりたいのですが、
起業家になくてはならないものをひとつ挙げるのであれば、
どのようなものですか?
また、それは、どのように身に付けるのでしょうか?
───────────────────────────────
既に、尊敬する数名の先輩社長ブロガーが、
「力強いお答え」を学生に寄せています。
悩んだあげくの、私の答えは「面白一途なこころ」
うまく言い表せないがために
今思いついた珍妙な日本語になってしまいましたが、
目の前の日常「ケ」の中に、なぜかワクワクするモノやコト
お客様や家族や自分が喜びそうなモノやコト
=すなわち商機などを、日々見出しては面白がる
みずみずしい「感性」と「知性」を持ちながらも、
その中から自分の天職をこれと選び出し、
日々の感動も、この天職とどこかで結びつけながら
とにかくコツコツコツコツコツコツずっとずっと続ける
強くてしなやかな「意思の力」を持つのが、
「面白一途なこころ」の意味です。
どうも「知情意」だとクールすぎるので、
「面白一途なこころ」
漫画「ワンピース」の主人公ルフィを
ちょっと勉強好きにした人を
イメージしてくださいませ。
ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険
それを身に着ける手っ取り早い方法として、
今回の授業では「ブログ」という道具・メディアを選びました。
1年間、日々の感動やアイディアを書きとめながら
日々自分自身や、ファンになってくださった読者と向かい合い
わが思いを伝え続けていく
そんな地道な積み重ねをしていただこうと思ったからです。
1年後、特に意識しなくとも.....
何を見ても感動したり考えたりすることができて、
それをわが最愛の顧客やライフワークと結びつけるができて、
毎日それを誰かに伝えることが楽しくて仕方なくなったら、
その方は、起業家向きの「面白一途なこころ」を
養いはじめていると言えましょう。
受講生の中から、できれば10人、
そんな「こころ」を持った方が表れることを祈念しながら、
毎週の授業に臨みたいと思います。
▼明治大学商学部「ブログ起業論」公開ブログ
http://blog.canpan.info/meiji_venture/
久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
T-GALAXY.com / Jentle.co.jp/
大学生と社長ブロガーとの「毎週一問百答」が始まりました!
───────────────────────────────
明治大学商学部3年の遠藤です。
<質問>私は将来起業家になりたいのですが、
起業家になくてはならないものをひとつ挙げるのであれば、
どのようなものですか?
また、それは、どのように身に付けるのでしょうか?
───────────────────────────────
既に、尊敬する数名の先輩社長ブロガーが、
「力強いお答え」を学生に寄せています。
悩んだあげくの、私の答えは「面白一途なこころ」
うまく言い表せないがために
今思いついた珍妙な日本語になってしまいましたが、
目の前の日常「ケ」の中に、なぜかワクワクするモノやコト
お客様や家族や自分が喜びそうなモノやコト
=すなわち商機などを、日々見出しては面白がる
みずみずしい「感性」と「知性」を持ちながらも、
その中から自分の天職をこれと選び出し、
日々の感動も、この天職とどこかで結びつけながら
とにかくコツコツコツコツコツコツずっとずっと続ける
強くてしなやかな「意思の力」を持つのが、
「面白一途なこころ」の意味です。
どうも「知情意」だとクールすぎるので、
「面白一途なこころ」
漫画「ワンピース」の主人公ルフィを
ちょっと勉強好きにした人を
イメージしてくださいませ。
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それを身に着ける手っ取り早い方法として、
今回の授業では「ブログ」という道具・メディアを選びました。
1年間、日々の感動やアイディアを書きとめながら
日々自分自身や、ファンになってくださった読者と向かい合い
わが思いを伝え続けていく
そんな地道な積み重ねをしていただこうと思ったからです。
1年後、特に意識しなくとも.....
何を見ても感動したり考えたりすることができて、
それをわが最愛の顧客やライフワークと結びつけるができて、
毎日それを誰かに伝えることが楽しくて仕方なくなったら、
その方は、起業家向きの「面白一途なこころ」を
養いはじめていると言えましょう。
受講生の中から、できれば10人、
そんな「こころ」を持った方が表れることを祈念しながら、
毎週の授業に臨みたいと思います。
▼明治大学商学部「ブログ起業論」公開ブログ
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久米 信行
久米繊維謹製 (社長ブログ/メルマガ)
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2006年01月08日(日)更新
2006年お年賀ブログ:7つの改革+協働開始宣言
新年あけましておめでとうございます!
初詣、初売り、お年賀のご挨拶...どこを見ましても、昨年までとは違う「明るい気分」が伝わってきます。株価、地価、企業業績の上昇が先行した今回の景気回復を、こうした多くの人々の「明るい心」が後押しすることでしょう。
私もようやく3年間の厄年を終えて運気が高まり、多くの人のご縁や社員一丸となっての業績回復にも恵まれて「心機一転」です。いよいよ、これまでの前半生のご恩返しができる、お役に立てる年回りになったと実感いたしております。本当にありがたいことです。
今年からは、企業経営、社会貢献、親類縁者・自己実現という4つの人生をそれぞれに充実させ、相乗効果を上げながら、新しい改革を進めていきたいと思います。
♪今日のBGM >>> Asian Dream Song by 久石 譲
●改革1:久米繊維第二創業プロジェクト本格始動
今期より、実質創業者として活躍してきた父=会長から久米繊維工業の経営を引き継ぎ、第二創業プロジェクトをスタートさせました。私たち三代目の三兄弟と若き経営幹部候補とベテラン社員とが力を合わせて、老舗の暖簾と生産技術・品質・誇りを守りながら、異業種の先達企業のベストプラクティクスを学び実践してまいります。
おかげさまで12月までの半期売上実績は前年比5割増で推移し、負債と在庫も劇的に圧縮して筋肉質の企業体質になり、正に「再起動」にふさわしい幕開けとなりました。
今年からは「健・美・和・笑・環のくらし=LOHAPSAS=Lifestyle Of Health, Art, Peace, Smile And Sustainability」をパートナーやお客様をパートナーやお客様と共創する夢とビジョン=百年の計を掲げます。そのために、十年計画で人財の発掘と育成に力を入れてまいります。そして、他では見ることのできない魅力的な新製品・新サービスの開発と、新しいお客様への情報発信に勤めます。
●改革2:後世に誇れる久米繊維謹製国産Tシャツ発売
日本の文化と伝統、そして日本製品の質感が見直されている中、わが国を代表する高級通販雑誌と共同で、新しいTシャツを企画製作中です。まだ詳細は発表できませんが、日本が誇る紡績・編立・染色技術を駆使した特別な綿素材をおごり、私たちの伝統の技で裁断・縫製を施した特別なTシャツになるでしょう。おそらく1万円を超える高額商品になりますが、舶来の高級ブランドに飽き足らない特別なお客様に愛用していただけると確信いたしております。
また、 私たちがNPO法人日本オーガニックコットン協会理事企業として、永年普及に努めておりました有機栽培無農薬のTシャツを、いよいよ、有力パートナーと共に全国の生協チャネルにて販売させていただくことになりました。衿ネームまでもオーガニックコットンを使用した家族と地球にやさしい久米繊維謹製のTシャツを、エコロジーを志向する生協組合員のみなさまにご愛用いただけるのは大きな喜びです。
こうした久米繊維謹製の新製品につきましては、いずれ、新カタログ・新WEBサイト・新プレスルームの他、当ブログにても披露目いたしますので、どうぞご期待ください。
●改革3:経営者による経営者のためのTOPBLOG.JP始動
これまでの経験から、企業経営者こそブログを活用すべきだと確信しております。経営者の理念や商品・サービスにこめた熱い想いを、お客様・取引先・社員・株主・金融機関・社会に対して、直接、毎日のように伝えることができ、会社のホームページへのアクセスも急増するからです。
しかし個人がニックネームで楽しく井戸端会議をするためのブログサービスはあっても、公人たる経営者が集い活用するのにふさわしいブログがありませんでした。そこで、検索エンジン対策に長けたNTTデータのブログサービスを、マーケティングとユニバーサルデザインの見地からカレンが、経営者の立場から私がチューニングしたTOPBLOG.JPを制作中です。
その第一弾として、オーナー経営者6万人が愛読する日本実業出版社発行誌「経営者会報」の記事やWEBサイトと連動する「経営者会報ブログ」が3月から始動します。優れたブログ記事は「経営者会報」に掲載され、ブログがプレスリリース代わりにもなるのです。業種を問わず先進的で経験豊富な経営者が集う画期的な場になるでしょう。面倒な初期設定はシンフォニックが対応し、初心者セミナーと1ヶ月のお試しレッスンで、初めての経営者も気軽に始められるサービスを目指します。
●改革4:地域・ひと・文化活性化のためのCANPANブログ活用
責任ある企業経営者のブログに期待するのと同様に、「NPO/NGOこそブログの主役たれ」と私は考えておりました。そんな矢先、日本財団の寺内 昇さんとご縁をいただき、同財団が社会企業家に無料解放するCANPANブログのプロジェクトを知りました。寺内さんのお人柄はもちろん、お金による支援から、自活手段=情報インフラ提供による支援にというコンセプトと、笹川陽平会長自ら赤裸々にブログ発信する姿勢に打たれて、微力ながら応援いたしております。
具体的には、CANPANブログを活用しながら、1)地元墨田区を愛する有志との「ガイドに出ないお取り寄せ・お立ち寄り」情報ブログ、2)地元新日本フィルハーモニー交響楽団の「舞台裏情報&音楽配信」ブログ、3)富士山を世界遺産にする国民会議青年部による「私の富士山情報」ブログなどのプロジェクトを応援いたします。そして、ブログを使った、社会企業の新たなPR・マーケティング・人知結集のあり方のモデルケースにして、多くのNPO/NGOがブログで社会的事業を効果的効率的に進められるようになればと考えます。
●改革5:新著「ブログ道」発売と新連載スタート
NTT出版から前作「メール道」に続き、拙著「ブログ道」が出版されました。私が尊敬する縁者の中にも、ブログで人生が変わった、切り拓かれた方が何人もいらっしゃいます。私自身もその1人かもしれません。この本にこめた体験に基づくメッセージは「ブログは単なる日記でも告知手段でもなく、縁と運と勘を拡大する自己実現ツール」であるということです。
合わせて、日経IT-PROの新コーナーWatcherで新連載コラム「久米信行の企業経営に活かすブログ道」がスタートしました。この連載では、企業経営者・広報責任者・各部門責任者などが、ブログで企業価値を創造し高めていくためのアイディアを、硬軟とりまぜて書いていく予定です。また、日本実業出版社「経営者会報」誌面でも「経営者のためのブログ道活用」をテーマにした新連載が始まる予定です。
ぜひともご一読いただき、ご意見ご要望・叱咤激励のメールを賜れましたら幸いです。
●改革6:明治大学で1年間「ベンチャー起業論」講師
昨年、経営情報学会にて、明治大学商学部 教授 村田 潔先生から思いがけないありがたいご提案をいただきました。明治大学商学部で「ベンチャー起業と企業経営」について1年間講師を勤めないかというお誘いです。
大いに意気に感じましたが、第二創業期の新米経営者にとって本業が疎かになる恐れもあって大いに悩みました。しかしながら、将来の弊社の社長や経営幹部を探しをしよう!弊社社員やパートナー向けの研修プログラムを創造しよう!という覚悟で大任をお引き受けいたしました。
もちろん非アカデミックで実力不足の門外漢である私ができることは、ごく限られております。また村田先生が私に期待することも別にあるようです。そこで受講者全員参加で、ネット版「てんびんの詩」を1年間実践することを構想いたしました。ブログ+アフィリエイトなら開業資金ゼロで起業できることを生かして、惚れ込んだ品をお客様の視点で熱く語り続ける「ネットあきんど」をみんなで目指すのです。こんな破天荒な講義要綱を認めてくださった村田先生と商学部の先生方の期待に応えるべく、4月から毎週木曜日の夜に教壇に立たせていただきます。
●改革7:十年後のために子どもと学ぶ。子どもから学ぶ
権腐十年の教えを重くとらえて、実権を手にした今から「十年後に後進経営者に譲る覚悟」で第二創業を進めております。そして、その後は家族で海外に留学して新しい人生に挑戦する夢を持っています。その時、語学以上に日本人としてのアイデンティティが問われるでしょう。また、言語を超えるコミュニケーション手段も必要となるでしょう。そんな「何か」を今持ちあわせていないことに気づき、琴碁書画や武道などを、子どもと一緒に時間を見つけて少しずつ学び始めています。
学べば学ぶほど、自分が根ざす日本文化や精神を軽んじていて損をしていたことを思い知らされます。また、子どもの感受性や吸収力に驚かされ、安易に常識や経験に惑わされていて損をしていたことにも気づきます。
そして、子どもたちは「一番大切なものが何か」を思い出させてくれます。例えば、自宅前の路地でキャッチボールをしているだけで心が通い、静かであたたかな幸福感で満たされる...こうしたリアルな体験よりありがたいものを今は見つけることができません。この幸せな一瞬があるからこそ、あたりまえの幸福を百年後の子どもたちにも引き継ぐために、新たな改革への決意がみなぎってくるのです。
今年はじめる7つの改革は、いずれも長い長い道のりの「最初の一歩」だと心得ます。それでも、初志を忘れず地道に実践し、これまで出遭うべくして出遭いった縁者の方々と共に道を歩むことで、少しずつ実現していくと信じております。
本年も引き続きご高導のほどよろしくお願いいたします。
この一年が、みなさまにとって素晴らしい年になりますように!
久米 信行@久米繊維工業
初詣、初売り、お年賀のご挨拶...どこを見ましても、昨年までとは違う「明るい気分」が伝わってきます。株価、地価、企業業績の上昇が先行した今回の景気回復を、こうした多くの人々の「明るい心」が後押しすることでしょう。
私もようやく3年間の厄年を終えて運気が高まり、多くの人のご縁や社員一丸となっての業績回復にも恵まれて「心機一転」です。いよいよ、これまでの前半生のご恩返しができる、お役に立てる年回りになったと実感いたしております。本当にありがたいことです。
今年からは、企業経営、社会貢献、親類縁者・自己実現という4つの人生をそれぞれに充実させ、相乗効果を上げながら、新しい改革を進めていきたいと思います。
♪今日のBGM >>> Asian Dream Song by 久石 譲
●改革1:久米繊維第二創業プロジェクト本格始動
今期より、実質創業者として活躍してきた父=会長から久米繊維工業の経営を引き継ぎ、第二創業プロジェクトをスタートさせました。私たち三代目の三兄弟と若き経営幹部候補とベテラン社員とが力を合わせて、老舗の暖簾と生産技術・品質・誇りを守りながら、異業種の先達企業のベストプラクティクスを学び実践してまいります。
おかげさまで12月までの半期売上実績は前年比5割増で推移し、負債と在庫も劇的に圧縮して筋肉質の企業体質になり、正に「再起動」にふさわしい幕開けとなりました。
今年からは「健・美・和・笑・環のくらし=LOHAPSAS=Lifestyle Of Health, Art, Peace, Smile And Sustainability」をパートナーやお客様をパートナーやお客様と共創する夢とビジョン=百年の計を掲げます。そのために、十年計画で人財の発掘と育成に力を入れてまいります。そして、他では見ることのできない魅力的な新製品・新サービスの開発と、新しいお客様への情報発信に勤めます。
●改革2:後世に誇れる久米繊維謹製国産Tシャツ発売
日本の文化と伝統、そして日本製品の質感が見直されている中、わが国を代表する高級通販雑誌と共同で、新しいTシャツを企画製作中です。まだ詳細は発表できませんが、日本が誇る紡績・編立・染色技術を駆使した特別な綿素材をおごり、私たちの伝統の技で裁断・縫製を施した特別なTシャツになるでしょう。おそらく1万円を超える高額商品になりますが、舶来の高級ブランドに飽き足らない特別なお客様に愛用していただけると確信いたしております。
また、 私たちがNPO法人日本オーガニックコットン協会理事企業として、永年普及に努めておりました有機栽培無農薬のTシャツを、いよいよ、有力パートナーと共に全国の生協チャネルにて販売させていただくことになりました。衿ネームまでもオーガニックコットンを使用した家族と地球にやさしい久米繊維謹製のTシャツを、エコロジーを志向する生協組合員のみなさまにご愛用いただけるのは大きな喜びです。
こうした久米繊維謹製の新製品につきましては、いずれ、新カタログ・新WEBサイト・新プレスルームの他、当ブログにても披露目いたしますので、どうぞご期待ください。
●改革3:経営者による経営者のためのTOPBLOG.JP始動
これまでの経験から、企業経営者こそブログを活用すべきだと確信しております。経営者の理念や商品・サービスにこめた熱い想いを、お客様・取引先・社員・株主・金融機関・社会に対して、直接、毎日のように伝えることができ、会社のホームページへのアクセスも急増するからです。
しかし個人がニックネームで楽しく井戸端会議をするためのブログサービスはあっても、公人たる経営者が集い活用するのにふさわしいブログがありませんでした。そこで、検索エンジン対策に長けたNTTデータのブログサービスを、マーケティングとユニバーサルデザインの見地からカレンが、経営者の立場から私がチューニングしたTOPBLOG.JPを制作中です。
その第一弾として、オーナー経営者6万人が愛読する日本実業出版社発行誌「経営者会報」の記事やWEBサイトと連動する「経営者会報ブログ」が3月から始動します。優れたブログ記事は「経営者会報」に掲載され、ブログがプレスリリース代わりにもなるのです。業種を問わず先進的で経験豊富な経営者が集う画期的な場になるでしょう。面倒な初期設定はシンフォニックが対応し、初心者セミナーと1ヶ月のお試しレッスンで、初めての経営者も気軽に始められるサービスを目指します。
●改革4:地域・ひと・文化活性化のためのCANPANブログ活用
責任ある企業経営者のブログに期待するのと同様に、「NPO/NGOこそブログの主役たれ」と私は考えておりました。そんな矢先、日本財団の寺内 昇さんとご縁をいただき、同財団が社会企業家に無料解放するCANPANブログのプロジェクトを知りました。寺内さんのお人柄はもちろん、お金による支援から、自活手段=情報インフラ提供による支援にというコンセプトと、笹川陽平会長自ら赤裸々にブログ発信する姿勢に打たれて、微力ながら応援いたしております。
具体的には、CANPANブログを活用しながら、1)地元墨田区を愛する有志との「ガイドに出ないお取り寄せ・お立ち寄り」情報ブログ、2)地元新日本フィルハーモニー交響楽団の「舞台裏情報&音楽配信」ブログ、3)富士山を世界遺産にする国民会議青年部による「私の富士山情報」ブログなどのプロジェクトを応援いたします。そして、ブログを使った、社会企業の新たなPR・マーケティング・人知結集のあり方のモデルケースにして、多くのNPO/NGOがブログで社会的事業を効果的効率的に進められるようになればと考えます。
●改革5:新著「ブログ道」発売と新連載スタート
NTT出版から前作「メール道」に続き、拙著「ブログ道」が出版されました。私が尊敬する縁者の中にも、ブログで人生が変わった、切り拓かれた方が何人もいらっしゃいます。私自身もその1人かもしれません。この本にこめた体験に基づくメッセージは「ブログは単なる日記でも告知手段でもなく、縁と運と勘を拡大する自己実現ツール」であるということです。
合わせて、日経IT-PROの新コーナーWatcherで新連載コラム「久米信行の企業経営に活かすブログ道」がスタートしました。この連載では、企業経営者・広報責任者・各部門責任者などが、ブログで企業価値を創造し高めていくためのアイディアを、硬軟とりまぜて書いていく予定です。また、日本実業出版社「経営者会報」誌面でも「経営者のためのブログ道活用」をテーマにした新連載が始まる予定です。
ぜひともご一読いただき、ご意見ご要望・叱咤激励のメールを賜れましたら幸いです。
●改革6:明治大学で1年間「ベンチャー起業論」講師
昨年、経営情報学会にて、明治大学商学部 教授 村田 潔先生から思いがけないありがたいご提案をいただきました。明治大学商学部で「ベンチャー起業と企業経営」について1年間講師を勤めないかというお誘いです。
大いに意気に感じましたが、第二創業期の新米経営者にとって本業が疎かになる恐れもあって大いに悩みました。しかしながら、将来の弊社の社長や経営幹部を探しをしよう!弊社社員やパートナー向けの研修プログラムを創造しよう!という覚悟で大任をお引き受けいたしました。
もちろん非アカデミックで実力不足の門外漢である私ができることは、ごく限られております。また村田先生が私に期待することも別にあるようです。そこで受講者全員参加で、ネット版「てんびんの詩」を1年間実践することを構想いたしました。ブログ+アフィリエイトなら開業資金ゼロで起業できることを生かして、惚れ込んだ品をお客様の視点で熱く語り続ける「ネットあきんど」をみんなで目指すのです。こんな破天荒な講義要綱を認めてくださった村田先生と商学部の先生方の期待に応えるべく、4月から毎週木曜日の夜に教壇に立たせていただきます。
●改革7:十年後のために子どもと学ぶ。子どもから学ぶ
権腐十年の教えを重くとらえて、実権を手にした今から「十年後に後進経営者に譲る覚悟」で第二創業を進めております。そして、その後は家族で海外に留学して新しい人生に挑戦する夢を持っています。その時、語学以上に日本人としてのアイデンティティが問われるでしょう。また、言語を超えるコミュニケーション手段も必要となるでしょう。そんな「何か」を今持ちあわせていないことに気づき、琴碁書画や武道などを、子どもと一緒に時間を見つけて少しずつ学び始めています。
学べば学ぶほど、自分が根ざす日本文化や精神を軽んじていて損をしていたことを思い知らされます。また、子どもの感受性や吸収力に驚かされ、安易に常識や経験に惑わされていて損をしていたことにも気づきます。
そして、子どもたちは「一番大切なものが何か」を思い出させてくれます。例えば、自宅前の路地でキャッチボールをしているだけで心が通い、静かであたたかな幸福感で満たされる...こうしたリアルな体験よりありがたいものを今は見つけることができません。この幸せな一瞬があるからこそ、あたりまえの幸福を百年後の子どもたちにも引き継ぐために、新たな改革への決意がみなぎってくるのです。
今年はじめる7つの改革は、いずれも長い長い道のりの「最初の一歩」だと心得ます。それでも、初志を忘れず地道に実践し、これまで出遭うべくして出遭いった縁者の方々と共に道を歩むことで、少しずつ実現していくと信じております。
本年も引き続きご高導のほどよろしくお願いいたします。
この一年が、みなさまにとって素晴らしい年になりますように!
久米 信行@久米繊維工業
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