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2012年12月31日(月)更新

久米繊維×久米 信行「2012年の十大ニュース」

今年も一年間、私たち久米繊維をご高導ご高配いただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで、今年も、私たちにとって忘れられない大切な一年になりました。
 

1◎東京スカイツリー開業>限定Tシャツの数々

 
わがふるさと墨田区がこれほど注目された年は無いでしょう。東京スカイツリーの歴史的な開業に合わせて、東武百貨店限定、東武鉄道限定の特別なスカイツリーTシャツが企画され、私たち久米繊維で謹製させていただきました。そして、墨田区のアンテナショップ「すみだまち処」と合わせ、スカイツリーのお膝元ソラマチ各店で販売されました。
 
 


2◎すみだ日本の酒と技めぐり成功>蔵元×老舗Tシャツ
 


墨田区を日本酒の聖地にする。日本酒Tシャツ百選を完成させて世界に発信にする。わが社の村上 典弘さんのライフワークが本格的に始動しました。日本の老舗Tシャツの世界展開を計画している、甲斐 誠さんと一緒に、日本中の酒蔵と墨田区の銘品名店・伝統工芸師が一同に会するイベントを大成功させたのです。来年以降、さらに大きなイベントに成長発展することでしょう。
 
 

 
3◎3.11復興支援T>Tシャツでファンドレイジング


 
3.11の復興に尽力する現地のNPO・NGOを10年がかりで応援するTシャツプロジェクトがスタートしました。わが社のエコロジー&CSRリーダー竹内 裕さんのライフワークは、Tシャツで公益団体のファンドレイジングを支援すること。すみだストリートジャズフェスティバルTシャツの大成功と合わせ今後の展開が楽しみです。
 
 


4◎大地の芸術祭>公式Tシャツ制作×ツアーで全制覇


 
3年に1度新潟県で開催される「大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ」の公式TシャツとスタッフTシャツを製作させていただきました。さらに、北川フラム塾メディエーター講座で学ばせていただき「大地の芸術祭を10倍楽しむ方法」という自作Youtubeは1万回以上再生されました。そして、社員、明大の教え子、経営者仲間を引き連れてツアーを企画、なんと全アート作品を制覇しました。
 

 

◎5弟の博康に社長バトンタッチ>会長就任の決意


 
自ら描いた第二創業プロジェクトに従い、ホップステップが終わった今期で、弟に社長を引き継ぎました。年商の何倍もの債務を、親子二代で返し続け、実質無借金によみがえらせてのバトンタッチです。新しい事業の種も、それを育てる社長の右腕左腕も成長しての社長交代となりました。敬愛する経営の師、長谷川 和廣先生曰く、弟は私より優秀だそうですので、ご期待ください。
 

 
◎6地域再生実践塾の主任講師>墨田区の魅力を案内


 
財)地域活性化センターの地域再生実践塾の舞台に、わがふるさと墨田区が選ばれ、光栄にも私が、3日間の主任講師をつとめることになりました。全国から集まった地域おこし関係者のみなさまに、墨田区再生のキーパーソンのお話をお聴きいただきました。そして、ささやカフェ、スコッチグレイン、松山油脂など、墨田区を代表する企業の工場も見学していただけたのです。
 

 

◎7「入社3年目までの仕事術」出版


 
10册目となるビジネス関係の著書「入社3年目までの仕事術」が出版されました。入社3年目までの…とありますが、年齢問わずヒントにしていただける本だと自負しております。本書のテーマは「脳のパラボラ力×心のズーム力」です。仕事力のみならず幸福力も増すことができる二つの力は、今年一年の講演の主たるテーマにもなりました。
 
 


◎8電線クラブ入会>オフ会とコラムで人生観シフト
 


今年一番エキサイティングだったことは、電線クラブに誘ってもらったことでしょう。日常にひそむ電線の美をキャッチしズームする喜びは、何ものにも代え難いのであります。オフ会でお会いした電線クラブのメンバーも驚くべき趣味人で、感動しました。そして、気がつけば、日経パソコンのコラムにまで「電線クラブ」のインパクトを書いていた私です。
 


 
◎新日本フィルと文化振興財団の評議員に


 
縁あって、地元のオーケストラ「新日本フィルハーモニー交響楽団」と、すみだトリフォニーホールなどを管理する「墨田区文化振興財団」の評議員を拝命しました。私には夢があります。それは、わがふるさと墨田区を、世界中の人から尊敬される文化の都にすること。そのためには、まずは地元の人が新日本フィルの音色や北斎の彩りを愛するところから始めなくてはなりません。
 
 

◎ゴールド検定合格>墺デモのヨハンとスキー体験

 
10年ほどのブランクを経て再び取り組んだスキー。カービングスキーの出現でこれまでの技術が否定された上、多忙で年に10日も滑れない環境でしたが、ついにSIAのゴールドメダル検定に合格しました。ちゃんと想い続け練習を続ければ、年齢に関係なく実現できることに感動しました。そして、オーストリアの若きデモ、ヨハンと滑ることができたのも忘れられません。
 
 

2012年07月02日(月)更新

3年に1度の「大地の芸術祭」を10倍楽しむセミナー (7/10@代官山)

 
 今年は、私が心から愛する「夏休みアートイベント」
 
 新潟県の広大な里山と棚田(東京23区と同じ広さ!)を舞台に
 数百ものアートをスタンプラリーでめぐる壮大なオモシロ宝探し旅行
 
 アートなんて興味ないって人でも、あまりの楽しさに陶酔するはず!
 芸術に無縁な社員や経営者向けツアーまで企画してしまった私です。
 
 そして、来る7月10日19:30~代官山で必見の直前イベント開催!
 あの「大地の芸術祭」総合プロデューサー北川フラムさん
 ゲストに迎えて、キックオフの応援集会が開催されます。
 
 私も、大地の芸術祭メディエーターのひとりとして
 冒頭で大地の芸術祭を十倍楽しむ方法について
 TEDばりのスーパープレゼンテーション?をいたします!
 
 百聞は一見にしかず!私が、これまで涙した「大地の芸術祭」
 作品や風景をYoutubeのスライドショーで、ぜひご覧ください!

  
 (当日は、この動画に、私が「生トーク」をかぶせます)
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
  大地の芸術祭を10倍楽しむ方法 ~ 越後妻有アートトリエンナーレ
  http://www.youtube.com/watch?v=y8vU9FcNIFA
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎
【里 山 と 棚 田 】はじめて来たのになつかしい ふしぎな日本の原風景 
【野 外 の アート】田園風景の中 とつぜん目の前に現れる
【おもしろアート】むずかしくない 誰でも楽しめ 笑顔がこぼれる
【満 面 の 笑 顔 】まるで里帰り 地元の人たちの癒しの笑顔に出会える
【車 座 おにぎり】日本一おいしい米 魚沼産コシヒカリ 美酒とへぎそば
【アートな古民家】入って楽しむ 泊まって驚く 食べてほっこり
【学 校 と 教 室 】廃校の教室が 楽しい美術館や 二段ベッドのホテルに
【スタンプラリー】思わず 全アートを見て 制覇したくなる
【温 泉 天 国】山奥にも 人里にも 日帰り温泉から 温泉旅館まで
10【仲 間 づ く り 】メディエーター・こへび隊として アートづくりに参加
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
 どうです!ちょっと楽しそうでしょう?
 
 なんだか興味がわいてきた人は、
 ぜひ7月10日のキックオフイベントに遊びに来て下さいね!
 
 今年の夏休みどうしようかな?…と思っている人から
 地元の街おこしにアートを活用したい!…と思っている人まで 大歓迎です!

 
久米 信行拝
 
 
▼イベントのご案内
===============================================
【芸術祭を一緒に盛り上げよう!】大地の芸術祭応援集会
 
https://www.facebook.com/events/196124010514403/
===============================================
 
▽スケジュール▽
 
 1. 大地の芸術祭を10倍楽しむ方法(わたしの担当)
 
 2. 大地の芸術祭の本当の価値とは/
  「大地の芸術祭」総合ディレクター 北川 フラム
 
 3. 越後妻有に入ってみて
 
 4.こへび隊 活動報告
 
 5.メディエーター実践講座受講生が見た
  "大地の芸術祭"その意味と価値
 
 6.交流会(軽食有) 20:30~
 
=========================================
 
▽日時・場所▽
 
 ○7/10(火) 19:30~21:00
 
 ○ヒルサイドプラザ
  
http://www.hillsideterrace.com/access/index.html
 
 ○参加費:1000円
 
 
【お問い合わせ先:参加申込先】   
 
 メディエーター養成講座(通称北川フラム塾)
 
furamujuku@gmail.com

 
【主催】株式会社アートフロントギャラリー
 
【運営】メディエーター実践講座(通称北川フラム塾)受講生

 
【メディエーター実践講座とは】
 
 「大地の芸術祭」、「瀬戸内国際芸術祭」など、
 数々のアートによる地域づくりに関わってきた
 北川フラムによる、地域と現場をつなぐ人材育成のため
 今年4月から開講した私塾。
 http://www.artfront.co.jp/kitagawa/mediator.pdf
 


 ▼大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ
  http://www.echigo-tsumari.jp/

2012年02月13日(月)更新

2/17 ニュートップL 3周年記念講演会で講師!ぜひご参加を!

 来る2月17日、中央大学駿河台記念館にて、これまでに無いテーマで講演をさせていただきます。
 本日、ほぼ全編、書き下ろしのレジュメを書き上げました。

トップは自社と自分をこう観せよう 
ソーシャルメディア時代を生き抜く7つの着眼点


 

 今回は、オーナー経営者のための専門誌ニュートップL発刊3周年記念 特別講演会です。
 読者無料、一般 2万円の有償イベントですが、申込ページで、久米信行のブログを読んでいると
 お書きいただけると、無料ご招待扱いにしていただけるそうです。

 次の7つの着眼点について問題提起をさせていただいた後、
 4月から、毎月連続6回のゼミナール形式の私塾も開催予定です。
 ぜひ縁者のみなさま奮ってご参加くださいませ。


 お申し込みページ > http://www.njh.co.jp/semi/s201202_sp.html


超円高、さらに大震災の影響から多くの企業が不振に陥っています

製造業の空洞化も改めて叫ばれ、舵取りをする経営者にとっては以前にもまして厳しい時代となっています。
しかし、どのような時代においても、トップには方向性を決め、会社を導く務めがあります。
3名の識者・著名経営者が、迷わず前を向いて進むための理論武装と勇気を得るヒントを示します。


 

日本のものづくりの未来は、中小企業が開く! 神戸国際大学教授 中村智彦氏

1964年生まれ。上智大学卒業。名古屋大学大学院博士課程修了。2001年、日本福祉大学助教授就任、07年より現職。中小製造業に造詣が深く、日本テ レビ系列『世界一受けたい授業』などにも出演。 『ニュートップL.』本誌で工場探訪レポートを連載中。(連載記事の一覧はこちら

トップは、自社と自分をこう観(み)せよう!久米繊維工業株式会社社長 久米信行氏

1963年生まれ。慶應義塾大学卒業後、イマジニアに入社。日興證券勤務を経て91年、久米繊維工業(東京都墨田区)に入社。94年、社長に就任。中小企業におけるIT活用の第一人者として知られる。『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』など著書多数。(久米信行氏のその他の著書一覧はこちら

価値あるものは、高く売れ!株式会社エーワン精密創業者 梅原勝彦氏

1939年生まれ。12歳から工場で働き、65年、実兄とともに精密部品製造業を立ち上げた。70年独立し、エーワン精密(東京都府中市)を創業。「超短 納期体制」を確立して、創業以来、平均40%前後の驚異的な売上高経常利益率を計上。2003年、ジャスダック市場に株式上場。
本誌11年2月号「トップが語る私的経営原論」に登場/梅原勝彦氏の著書はこちら

開催日時・場所・内容
東京
日時: 2012年2月17日(金) 
受付・開場 12:00~ 開演 13:00~16:30
定員: 100名
会場: 中央大学駿河台記念館
(〒101-8324 千代田区神田駿河台3-11-5)
 

JR御茶ノ水駅より徒歩3分
丸の内線御茶ノ水駅より徒歩6分
千代田線新御茶ノ水駅より徒歩3分
都営新宿線小川町駅より徒歩5分



エヌ・ジェイ出版販売株式会社 会員課
【東京】TEL:03-5823-7330 / 【大阪】TEL:06-6362-6146 E-mail:ntl@njh.co.jp





 




2012年01月26日(木)更新

【新著発売】入社3年目までの仕事術~脳のパラボラ力&心のズーム力を磨こう

おかげさまで、私の10冊目の著書がPHP研究所から発売になりました。
 
今回のテーマは、夢をかなえて幸せな人生を送る原動力
「脳のパラボラ力」「心のズーム力」

入社3年目と題名にはありますが
「人間は3年で自分を楽しく改革できる」と提唱した本です。

 
 
「入社3年目までの仕事術」 PHP研究所 (2012/1/27) 1,365円
 
 ベストセラー『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』の著者が、入社間もない若手社員から、新しい仕事に挑戦するベテラン社員のために書いた、仕事の基本に立ち戻れる本。
 
 仕事が合わない、会社で学ぶものがない、やりたいことがわからない――そんな人の突破口となるのは「脳のパラボラ力」と「心のズーム力」だ!
 
 脳のパラボラ力で情報を集め、「感動の種」をキャッチする。心のズーム力で、数多くの種の中から好きなモノやコトを発見する。2つの力を起動し続けると、一生続けたい「何か」が見えてくる、と著者はいう。
 
 「どんなに小さくても結果を出そう」「15分で初対面の人を喜ばせる準備をしよう」「全員賛成でなくても、気にしない」「訪問先への到着3分前にも情報収集」「会話もメールも“ありがとう”でおわろう」など、すぐやりたくなる行動・対人法・心がまえを開陳。必ずすべてがうまく回りだす!
 
 部下を持つ人にも役立つ1冊。
 
なぜ、今「脳のパラボラ力」×「心のズーム力」が大切なのか? 
まえがきに、私の想いをしたためましたのでご笑覧ください。
 
 
▼本書まえがき
 
「360度どんなことにでも興味を持っている」
「幅広く何でも知っていて人生を楽しんでいる」
 
 そんな「目がキラキラと輝いた人」に会うことがあります。
 
 それだけではありません。
 
「好きなことをやっていると、時が過ぎるのも忘れる」
「一生続けたい仕事や趣味がある。一緒に究めたい仲間がいる」
 
 好奇心いっぱいで楽しそうな人の中には、自分が生涯打ち込む「夢=人生のテーマ」に恵まれた達人も多いのです。広く!深く!人生を味わい切っているのです。
 
 いま仕事を楽しんでいない人、でも「ずっとこのまま」はイヤだという人と、人生が面白くてしかたがない「夢みる達人」との差は、どこにあるのでしょうか?
 
 好きなモノやコトを見つけて=夢にめぐりあう=ためにも、目の前の仕事を楽しみながらステップアップするためにも「2つの潜在力」を磨くことが大切なのです。
 
 誰もが秘めた2つの潜在力。それは「脳のパラボラ力」「心のズーム力」です。
 
 
■脳のパラボラ力=五感センサーを広げて、移動して、360度回してみよう!
 
 みなさんはアルマ望遠鏡をご存知でしょうか?
 
 アルマ望遠鏡は、南米アタカマ砂漠の標高5000メートルに、パラボラアンテナ66台を組み合わせて作られた巨大電波望遠鏡です。それぞれのパラボラアンテナは、自由自在に移動し、回転し、連携しながら、遠い宇宙から届く声に耳を傾けるのです。
 
 「夢見る達人」の五感センサーは、アルマ望遠鏡に似ています。面白い情報が届きそうなところに積極的に出向いては、パラボラアンテナを広げるのです。
 
 それも一カ所ではありません。四方八方、行ったことの無い場所にも積極的にパラボラアンテナを動かして、その場その場で耳をそばだてます。
 
 そして、微弱だけれど人生を一変してくれる情報が届くのを待ち続けます。
 
 最初は、センサーが鈍いので、情報が届いても気づかないかもしれません。あるいは情報を見ても意味がわからないかもしれません。
 
 それでも、情報を浴び続けるうちに、自分の中で少しずつ変化が起こります。知らず知らずのうちにセンサーの感度が上がり、情報処理の速度も上がっていきます。
 
 そして、ある日、届いた情報に、心から感動する日が来るのです。
 
 やがて、感動の種が、あちらこちらのパラボラアンテナでキャッチできるようになってきます。さらに、別々のアンテナでキャッチした感動が思いがけず結びついた時、誰も味わったことのない驚くべき発見や歓喜に出会えるのです。
 
 その喜びこそが、「夢見る人」の心を、さらに遠い宇宙へといざなうのです。そして、年を重ねるごとに、パラボラアンテナの数が増えて、あらゆるところに配置され、ひとつひとつの感度も充実していくのです。
 
 ところが、多くの人は、日々の生活に流されて、せっかくのパラボラアンテナを広げようとしません。同じ場所にとどまって移動しないうちにローラーは錆び付き、パラボラアンテナを回すモーターも動きが悪くなっているのです。
 
 
■心のズーム力=五感センサーを一点集中して、ズームアップしてみよう!
 
 みなさんは、新幹線の中から、富士山を眺めて、写真に撮ったことがありますか?
 
 目には美しく映るのに、デジカメで撮ると見た目と違うのは不思議です。
 
 富士山の美しい姿が、目には間近に見えていても、写真では遠くにポツンと映っているのです。つまり、私たちの心には、一番美しいものや関心のあるものに、無意識のうちにズームインして、大きく見せてくれる働きがあるのです。
 
 また、デジカメで写真を確認すると、富士山だけではなく、目に入らなかった電柱や電線、看板などがしっかり映り込んでいてがっかりします。私たちの心には、フォーカスした富士山だけを残して、余計な障害物やノイズを視界から消し去ってくれる素晴らしい働きもあるのです。
 
 「夢見る達人」は、こうした「心のズーム力」を活用するのも上手です。
 
 パラボラアンテナでキャッチした好きなモノやコトには、一気にズームを働かせてフォーカスします。他の人が見ていようが、何と言おうがおかまえなしで、ただただズームレンズの先にあるモノやコトに集中し、没頭するのです。
 
 そこには、見たことのない美しい風景があります。だからこそ、さらにレンズの倍率を上げて、もっとディティールを見つめたくなるのです。
 
 また、富士山が一瞬として同じ姿にとどまらないと同じように、心のズーム力がある人ほど、好きなモノやコトが微妙に変化し続ける面白さを知っています。だからこそ、いくら見ても見飽きない静かな感動を楽しめるのです。
 
 ところが、多くの人は、目の前のモノやコトに見慣れてしまって注目しないか、固定焦点で見るだけで、その先に見える面白さに気づきません。心のレンズもズームを使わなければ次第に倍率も落ちてきますし、磨かなければ曇っていく一方です。
 
 
■「夢見る達人」へのステップ 「脳のパラボラ力」×「心のズーム力」
 
 私たちが秘めている「脳のパラボラ力」「心のズーム力」は、使えば使うほど誰でも磨くことができる潜在的な力です。
 
 パラボラを広げて動かす意思と、情報を待ち続ける粘り強さがあれば、誰でも感度を高めて、幅広い感動を味わうことができます。その感動にズームして見続けることで、もっと感動を深めることも難しくありません。
 
 そして「脳のパラボラ力」「心のズーム力」を高めれば高めるほど、目の前の見慣れたものや、慣れ親しんだ仕事の中にも、感動の種を見つけて楽しむことができるようになります。
 
 「脳のパラボラ力」と「心のズーム力」を高めるのに、特別な才能は要りません。必要なのは「すぐやる」勇気と「やり抜く」根気だけです。
 
 ぜひ、この本の具体的なレッスンに挑戦して「夢見る達人」を目指しましょう! 
 
 
「入社3年目までの仕事術」 PHP研究所 (2012/1/27) 1,365円
 amazon で購入 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569803016
 紀伊国屋で購入 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4569803016.html
 楽天で購入   http://books.rakuten.co.jp/rb/9784569803012/item/11497141/


2011年12月29日(木)更新

感謝をこめて~2011年 久米 信行 十大ニュースと新たな決意

縁者のみなさまのあたたかいご支援と叱咤激励のおかげで 
この恐ろしい1年を、何とか乗り切ることができました。 
 
心からの感謝をこめて、深く御礼申し上げます。 

「気仙沼」昭和の街並み路地裏ツアー(東日本大震災直前)
 震災5日前に「気仙沼」で講演をしたご縁が私の人生を変えた

 
2011年は、おそらくは日本史においても、
そして、ささやかな自分史においても
決して忘れられない年になるでしょう。
 
 目を覆うような 悲惨な天災 
 目を疑うような 無慈悲な人災
 
 有事にも 自分より他人を思いやる 美しい日本人 
 有事でも 自分のことしか考えない オゾマシイ日本人  
 
おおよそ、両極端の物事、いつもなら影に潜んでいた物事を
一度につきつけられて、あやうく正気を失いかけました。
 
 
今年は、間違いなく、私の48年間の生涯の中で
一番多くの涙を流した年でした。
 
 ある時は、哀しみの涙。
 ある時は、怒りの涙。
 
この文を書きながらも涙がこみ上げてきます。
 
 
私は、波瀾万丈の武者修行時代に
そして、失われた二十年に
 
自我崩壊や倒産の危機も含めて、
あらゆる苦難に耐えうる強かな心を
養ったつもりでおりました。
 
しかし、まだまだ道半ばでした
 
「天は試練を与えたもう」
 
3.11以降に明らかにされた「日本の姿」を見て、
これから残された人生をかけて取り組むべき「宿題」が
目の前にいくつも積み上げられたと感じました。
 
毎年恒例の、私の十大ニュースの形で振り返りながら、
新年への決意を申し述べさせていただきます。 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 今年の十大ニュース「震災と原発事故:哀しみと怒りの涙を超えて」
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎ 
 1■八戸、気仙沼を訪ねた直後、3.11東日本大震災で第二の故郷が被災 
 2■ISEP10周年イベント直後、3.11福島原発事故で恐ろしい現実を知る
 3■震災で東京スカイツリー完成も無視、東京の観光が大打撃で無力化
 4■震災でイベントも立ち消え売上激減、三奉行の新規開拓で黒字
 5■日本財団×CANPANセンター、民が民を救うソーシャルな力が結集 
 6■「仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣」「コミュ力の鍛え方」 
 7■日本発ものづくり提言プロジェクト×工場見学×シンポジウム
 8■あるべき日本の未来を示す童話「福島原子力村 七人の侍」を執筆
 9■マスコミ大本営発表とソーシャルメディア勃興でメディア感性磨く
 10■尊敬する師匠との別れ、再会、そして新しい師匠との出会い
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 1■八戸、気仙沼を訪ねた直後、3.11東日本大震災で第二の故郷が被災 
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 地域おこしセミナー講師として、2月と3月に大好きな八戸、気仙沼を
 訪ねました。第二の故郷のために何ができるかを考え、将来、第二の
 人生を捧げようと思った矢先に、3.11の大震災が起きてしまいました。
 
 その後、宮城県山元町はじめ、いくつもの被災地とのご縁も生まれ、
 私たち以上に元気な社会起業家のみなさんとの出会いで触発されました。
 
 これから、10年以上かかるはずの復興で、本業のTシャツのみならず、
 有形無形の支援を考えて、お役に立てる方法を真剣に考えて実行します。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 2■ISEP10周年イベント直後、3.11福島原発事故で恐ろしい現実を知る
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  わがグリーン電力の師 飯田哲也先生の環境エネルギー政策研究所
 (ISEP)10周年記念パーティで、日本の自然エネルギー普及が進まぬ
 現状を憂いた矢先に、あの忌まわしい福島原発事故が起きました。
 
 原発事故ひとつで福島県のみならず東日本一帯を長期間汚染すること、
 地震活動期入りで一触即発の原発が日本中にあること、海外ではいち早
 く自然エネルギーへのシフトが進みつつあること、しかし政官産学報
 原発複合体とも言える利権構造が変革を拒むことに衝撃を受けました。
 
 これからは、脱原発を超えて、自然エネルギー地産地消時代を見越して
 地域発の戦略的エネルギーシフトにも関わり、貢献していきます。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 3■震災で東京スカイツリー完成も無視、東京観光が大打撃で無力化
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 墨田区観光協会理事・東京商工会議所観光委員を拝命し、東京スカイ
 ツリー完成に向けて努力を続けています。しかし、世界一の高さになる
 直前に、3.11の震災が起こって、報道なし注目なし来客なしの三重苦。
 
 昨年APEC中小企業サミット代表として訴えた、海外からのお客様向け
 東京観光×中小企業ものづくりブランド計画は、原発事故で一気に霧散。
 最短でも3年遅れで、失意のどん底をさまよいました。
 
 それでも、地元のもの作り仲間や、全国の地域おこし仲間と、まずは
 国内のお客様に、やがては海外からのお客様も魅了する東京にします。
 
  
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 4■震災でイベントも立ち消え売上激減、三奉行の新規開拓で黒字
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 震災に見舞われながら、仕入れ先や千葉と埼玉の自社工場は無事でした。
 しかしながら、東北地方はもちろん東京でも例年行われTシャツを使って
 いただけるイベントが無くなり、お客様の店頭での売上も激減しました。
 
 そんな逆境下、久米繊維の三奉行、竹内さんは被災地やNPOを支援する
 Tシャツ、村上さんは日本酒を通じた被災地支援Tシャツ、甲斐さんは
 地域おこしのチャリティTシャツを広めて、黒字化に尽力してくれました。
 
 引き続き、被災地支援や社会貢献と、日本ならではの「ものづくり」
 三方良しの商品販売を実現する、新しい企画を進めていきます。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 5■日本財団×CANPANセンター、民が民を救うソーシャルな力が結集 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎
 
 

 私がもうひとつのライフワークとするNPO/NGO支援のネットワーク
 日本財団の公益コミュニティCANPANが震災支援で機能を果たしました。
 
 今日現在38億円を超える寄付と、心あるボランティアの力を集めながら、
 政府も持たない「健全で実行力のあるNPO/NGO」データベースを駆使、
 速やかに資金×物資×人材を提供して、被災地での活動を支援したのです。
 
 今回の震災と原発事故では、命よりも利権に固執する政府・官僚・原発
 系大企業に深く失望しました。一方で、心ある社会起業家と若者たちと、
 民が民を助けるソーシャルネットワークの大きな可能性を確信しました。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 6■マスコミ大本営発表とソーシャルメディア勃興でメディア感性磨く
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎ 

 
 今年一番驚いたのは、日本のエリート(だと自分で思っている人たち)
 が、まだ第二次世界大戦「失敗の本質」に学んでいなかったことです。
 
 大本営発表のようなマスコミ情報操作が、半ば自主的に行われたことに
 驚きましたが、時まさに、twitter、facebook、YouTube等ソーシャル
 メディアが勃興期を迎えており、市民参加型社会がついに実現します。
 
 ICT活用を、社会的弱者と思われてきた個人、中小企業、NPO/NGOに
 広めるのがライフワークですが、きっと弱者と強者が逆転するでしょう。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 7■日本発ものづくり提言プロジェクト×工場見学×シンポジウム
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 今や繊維製品の国内自給率は4%という危機的な状況ですが、一方で
 国内外の目利きからは、日本のものづくりに期待が寄せられています。
 そこで、日本発ものづくり提言プロジェクトが発足しました。
 
 カイハラ貝原良治会長、エドウイン小林道和さんのご案内と、小高 集
 さん、小高 朋子さんの取材協力で、工場見学と究極のデニム製作が実現。
 日本ならでは愛ある「ものづくり」ムービーをイベントで放映しました。
 
 このプロジェクトを通じて、日本でこそ創り得るものとは何か深く考え
 まだ国内で「ものづくり」を続ける勇気と元気が湧いてきました。
 
 
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 8■「仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣」「コミュ力の鍛え方」 
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 3.11震災の前の上梓ですが、2冊の新著を出版させていただきました。
 おかげさまで、気がつけば、これで10冊目の著書になりました。
 
 その後も、いくつかのリクエストをいただいていたのですが、震災後は
 心に暗雲がたれ込め、とても自己啓発本など書く気になれませんでした。
 
 しかし、そんな私でも励ましてくれる人がいたおかげで、1月の終わりに
 若い人向けに、脳のパラボラ力と心のズーム力をテーマに出版いたします。
 来年も2~3冊のペースで、元気の出る本を書き上げていきたいです。
 
 
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 
 9■あるべき日本の未来を示す童話「福島原子力村 七人の侍」を執筆
   http://blog.canpan.info/fukushima2050/
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 福島原発事故後の政府の対応と、原子力ムラの利権構造に憤りをおぼえ
 福島の子供たちが次世代の日本のリーダーになるというSFファンタジーを、
 4月末から10月上旬にかけて、ほぼ毎日書き続けました。
 
 あるべき日本の未来と、そこに至るロードマップを書いたつもりです。
 何度も挫折しかけましたが、真剣に読んでくれた愛ある読者のおかげで、
 何とかネット上でラフスケッチを書き上げることができました。
 
 来年の3月11日に出版できますように、年末年始に推敲と清書を重ねて
 まいります。マンガ、アニメ、外国語版などで多くの人の目に触れることと
 その収益を使って、福島の子供たちのための基金を創ることが私の夢です。
 
 
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 10■尊敬する師匠との別れ、再会、そして新しい師匠との出会い
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 今年は、心から敬愛する師との、辛いお別れがありました。
 
  NPO道・社会起業家道の師    加藤 哲夫さん 
  セールス道・人間関係道の師    笠 榮一さん
  未来学・フィランソロピー道の師  林 雄二郎さん
 
 その一方で、ソフト化経済センター客員研究員時代に師事した
 日下 公人先生と、社会貢献支援財団で再会して大感激、
 日下スクールにも通って、再び学ぶようになりました。
 
 さらに、長年、ラジオを愛聴してきた吉田 照美さんが、3.11以後
 勇気ある発言を、上杉 隆さん、アーサー・ビナードさんと続けており
 放送やネットを通じて、メディアリテラシーと志について学んでいます。
 
 それ以外にも、こんな時だからこそ、勇気ある活動を断行されていて
 この人から生涯学びたいという方々と、数多く出会うことができました。



 
 
今、振り返りましても、今年は文字通り「陰の極」
大変な年でありました。
 
しかしながら、これからやるべきこと、共に動くべき人などが、
より明確になった年でもありました。

そして、ワールドシフトが起きた年と
後に記憶されることになるでしょう。

 
気がつけば、私の人生をマラソンに例えるなら、もうすぐ30km地点。
一番辛い時でもあり、これからラストスパートを狙う時でもあります。
 
この半年間で、私は、体幹トレーニングなどで身心を鍛え、
体重9kg 体脂肪率5%を落として、体内年齢で26歳まで若返りました。
 
あとは、知見や洞察力はそのままに、
知的体力も感動する力も20代を目指して参ります。

 
日下 公人先生も「来年は日本がモテモテになる年」だと
力強い予測をされています。
 
これまで培ってきたことも、これから学ぶことも生かしながら、
世のため、未来の子供たちのために、力を尽くしてまいります。

 
今後とも、引き続きご高導の程、
よろしくお願い申し上げます。
 
縁者のみなさま
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
 
 
 
平成23年12月
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久 米 信 行 nobu.kume@nifty.com Profile>>http://bit.ly/kE1W3y
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社)墨田区観光協会 特)CANPANセンター 社)社会貢献支援財団 理事 
 
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