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2007年12月24日(月)更新

クリスマスに考える人を見る人は考えるアシものかわいさよ

上野精養軒での祖父母を偲ぶ会も和やかに終わりました。

祖父母の肖像

菩提寺のご住職の「納骨が終わったらクリスマス気分で楽しむよう」との
粋な計らい=アドバイスのおかげです。

夜なべして急ごしらえしたスライドショーも
みなさんに喜んでいただけてよかったです。

親族のみなさんと笑顔でお別れして....

フィラデルフィア美術館展最終日に向かうも入場まで30分待ち。
ルノワールの裸婦の傍らにあった素朴な奥さんの絵や、
大好きなデュシャンやブラックに再会できずにザンネンでありました。

しかし、クリスマスイヴの上野の森はなかなかシュールです。

例えば、国立西洋美術館

国立西洋美術館

美しいイルミネーションに誘われてか、
なぜかイヴに、あのムンク展を見る人、
ロダンの地獄の門を見る人で
にぎわっておりました。

ロダン地獄の門

ライトアップされた地獄の門を見て
鋼の錬金術師を思い出したのは
私だけではないでしょう。

LEDで輝く光の庭の片隅には
巨大な考える人。


そのおとなり国立科学博物館では
大ロボット博が開催されておりました。

大ロボット博

イヴにロボットを見る人はさすがに少なかった。
なにせ、からくり人形とガンダムが並ぶ不思議な部屋。

今年のロボット大賞に選ばれた
視覚センサーつきのファナックのロボットが
ヘルタースケルターのように

コンベアからピッキングしてはコンベアに流し
コンベアからピッキングしてはコンベアに流し
コンベアからピッキングしてはコンベアに流し
コンベアからピッキングしてはコンベアに流し
........


そして、われらがアシモくん。

アシモくん

ツインリングもてぎ、日本科学未来館に続いての再会でありますが、
ちゃかちゃか足踏みとダッシュができるようになっていて
ちょっとばかり驚いたのです。


その後も、なぜか....

クリスマスのようなそうでないような
サイバータウンakibaを歩き回ったり、

クリスマス気配のあるようなないような
山手線に乗ってみたり、

人影のない神保町すずらん通りの
ガラ空きのハンバーグ屋で舌鼓を打ったり

たまには、こんな不思議な
クリスマスもいいものです。


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月22日(月)更新

小布施の蔵宿「枡一客殿」に泊まる贅沢

おぶせTシャツ畑のワークショップにかけつけた夜
主催者 花井 裕一郎さんが予約してくださった特別な宿。

それは、オープンしたばかりの枡一客殿でした。

枡一客殿

その素晴らしい宿の評判は、
多くの縁者から聴いておりました。

舛一客殿エントランスロビー

▼WEBサイトより
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枡一の主人の「本来、我が家にお泊まりいただくところを 」の
気持ちから、「枡一客殿」と命名しました。

「蔵部」や「枡一市村酒造場本店」を設計した建築家
ジョン モーフォード氏が「小布施に来たら、こんな所に泊まりたい」
との思いを自ら具現化した宿です。

長野の老舗砂糖問屋さんから移築した土蔵3棟を中心に
7棟の木造家屋により構成され、内部は西洋式のしつらえです。
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枡一客殿 夜の中庭

ちょっとやそっとの宿泊施設では驚かない私も
枡一客殿には驚きました。

しかしながら、あまりに詳しく書くと、
いざ訪れた時の驚きが薄れてしまうでしょう。

枡一客殿ベッドルーム

そこで、驚いたところの一部を
なぜ驚いたかは隠しつつ列挙します。

 入り口の看板に驚きます。
 ホテルマンの制服に驚きます。
 お部屋のカギに驚きます。
 お部屋までのアプローチに驚きます。
 お部屋の表札に驚きます。
 お部屋の空間に驚きます。
 お部屋のAV設備に驚きます。
 お風呂のあれこれに驚きます。
 ライブラリにも驚きます。
 朝食にも驚きます。

枡一客殿シャワーブースとバス

最後に、ひとつだけアドバイス。

枡一客殿に泊まるその夜には
お気に入りの映画かライブのDVDを
お忘れなきように。

きっと特別な夜が過ごせます。


 ▼桝一客殿
  http://www.kyakuden.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年10月10日(水)更新

おぶせTシャツ畑の至福:手作りワークショップ+展示で笑顔

Tシャツメーカーを続けていて良かった!
心からそう思える至福の瞬間を「おぶせTシャツ畑」で
味わうことができました。


小布施Tシャツ畑公募展と自作教室


小布施に移り住んだ映像作家 花井裕一郎さん
北信濃小布施映画祭「60秒シネマコンペティション
に続いて夢見たことは....

縁あって手に入れた600坪の畑に和綿と
Tシャツの花を咲かせることでした。

Tシャツアート展の先駆者「砂浜美術館」のみなさんの
お力もいただきながら、いつかは1000枚はためかせたい...。

しかし、初日は、たった5枚のTシャツから始まったのです。




もちろん花井さんの夢に共鳴した私は
10/6のオープニングイベントに、はせ参じました。

Tシャツを手作りする楽しみ、着て見てつながる喜びを
味わっていただけるワークショップを企画したのです。

老若男女、家族連れ、お友達づれから、海外の方まで
4~50名が、Tシャツ畑に集まってくれました。

地元テレビ局の取材陣まで登場です。

絵が苦手で描けない人にもと
かわいいステンシル型もご用意したのですが、
それは杞憂だったかもしれません。

オーガニックコットンのTシャツと画材を手にするや
いきなりα波を出して、畳や縁側で創作活動に没頭する人たち。

直接、Tシャツに手描きをする人
自分なりのステンシル型を切り抜く人
指を使って絵を書き始める人
子どもの足にインクをつけて歩かせる人

驚くほど多彩で楽しいTシャツができました。
そのTシャツがはためく姿を見ると
思わず笑みがこぼれるのです。

いずれ、花井さんがワークショップの様子を
素晴らしい映像作品にしてくれるでしょう。

まずは、私の拙いスライドショーで、
その場の楽しさのおすそわけを....


 ▼おぶせTシャツ畑 2007/10/6ワークショップ


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年09月06日(木)更新

鶴岡秀子さんにお話した伝説のホテル的VAROONさんのハグ

伝説のホテル」建設の夢を実現しようとしている鶴岡 秀子さん
先日、下町路地裏ランチを兼ねてご来社くださいました。

プレスルームに並んだ和綿Tシャツに囲まれながら、
北斎茶房のお座敷でわらびもちをつまみながら
伝説のホテル話に花を咲かせたのです。

和綿を育てた町田さんの住まい「あき津亭の心地よさ」に加えて
鶴岡さんに私が話さずにはいられなかったことがあります。

それは、先日、家族で訪ねたプーケット島南端の
静かなホテルのプールサイドで見かけた光景です。

ケープパンワのプールサイド

その朝、私はプールに一番乗りでした。
旅の疲れで家族は目を醒ましていません。

誰もいないプールサイドで、
私は、小鳥のさえずりを楽しみながら、
読みかけの文庫本をめくっておりました。

ちょうど7時を回ったころ、
いつも人なつこい笑顔で「サワディークラップ」と
あいさつをしてくれるプールのサービス係さんが登場。

すぐに私に気づいて、ビーチタオルをたくさん抱え
笑顔で歩みよってきます。

その時です。

巨体を「I LOVE NY」のTシャツで包んだ
陽気な老人と奥様が通りかかりました。

その気配に気づいて、お互いに目が合うやいなや、
どちらからともなく、笑顔でしっかりと抱擁したのです。

そして、親しく語り合うことしばし....。

その光景は、もはやゲストとホテルマンではなく、
親しい友に再会した時のしぐさそのままでした。

その光景を目にして、私はすっかり胸が熱くなりました。

やがて、3人はあいさつを交わして、しばしの別れ。

老夫婦が朝食に向かうと、
伝説のプールマンは、ちょっと恥ずかしそうに、
そして、少し待たせたと申し訳なさそうに
私のところにタオルを持ってきてくれました。

「素敵なお客様ですね」

とあいさつに一言添えると
はにかみながら、カタコトの英語で教えてくれました。

「何度も来てくれるお客様なんです。
 今回も3週間いらっしゃるそうです。

 私がビーチの係をしているときからのごひいきで
 この靴もあのお客様からいただいたのです。」

嬉しそうに話す足下には、長年大切に履いているらしき
アシックスのスポーツシューズがありました。

すっかり感動した私は、お願いして
伝説のプールマンの写真を撮らせていただきました。

VAROONさん

彼の名前はVAROONさん。

今日も、ケープパンワホテルのプールサイドで
毎年足を運ぶ常連のお客様からハグされているはずです。



この話をじっと聴いてくださっていた鶴岡さん。

実は、伝説のホテルではハグOKにしてしまおうと
思っていたとのこと。

また、日経ベンチャーONLINEの最新コラムに寄稿した
タイのあいさつの「あの心地よいしぐさ」の話にも共鳴してくださいました。

実は「伝説のホテル発の特別なしぐさ」をかねてより
考えていたとお聞きして驚いたのです。


さて、鶴岡さんが創造するホテルでは
どんなおもてなしで迎えてくださるのでしょうか?


 ▼ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社
  http://legendhotels.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年05月30日(水)更新

6/2~3 安曇野池田町「カミツレ花祭り」でカモミールの香りに包まれたい

 

オールアバウトSTYLE STOREで、カミツレ研究所の北條 裕子さんの
つくり手ブログに、素敵なご案内を見つけました。

北條さんは、純国産のカミツレを使って、わが家でも愛用している
「華蜜恋」の入浴剤や石鹸などお作りになっています。

 

 ▼「華蜜恋」カミツレ研究所の北條裕子さんに聴いた開発秘話
  http://kume.keikai.topblog.jp/blog/113/10002647.html


そのカミツレ産地である安曇野池田町で、今週末の6/2~3
『カミツレ花祭り』が開催されるそうです。


▼北條さんのブログより
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八寿恵荘周辺は、安曇野の山に囲まれ、その中でかわいらしい白い花 
ジャーマンカモミールが約2ヘクタールの花が一面満開となります。

この2日間のイベントでは、カミツレの花を摘み放題。

そして華密恋入浴剤がたっぷり入ったお風呂“華密恋の湯”
に無料でお入りいただけます。

さらに今年は、美智子妃殿下作詞の「ねむの木の子守唄」を
妃殿下の前で歌われたオペラ歌手永桶さんをお呼びして
カミツレ畑から野外コンサートをしていただくことになっております。

またアロマテラピストによるハーブセミナーや
マッサージの指導もあります。

さらに、地元の地ビールや野菜の販売、その他カミツレで
石けん・リースづくり、陶芸体験もできます。

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ただでさえ美しい安曇野で山懐に抱かれ、
ただでさえ芳しいカミツレの香りに包まれて、
素晴らしい週末になりそうです!


ちょうどこの日にスカイラインの試乗
当たった幸運な経営者会報ブロガーは、
ぜひ日本ロマンチック街道にドライブを!!!


 ▼6/2~3 安曇野池田町「カミツレ花祭り」
  http://www.kamitsure.co.jp/img/kamiture.pdf

 ▼カミツレ研究所「華密恋」
  http://www.kamitsure.co.jp/index.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
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