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2008年08月09日(土)更新

ルーブルで絶賛の少女漫画家 花村えい子先生ボンマルシェデビューお祝いパーティ

2007年12月にルーブル美術館で開催された
百二十年の歴史をもつフランスの権威ある美術展、
ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール展(SNBA)

そこで、日本の少女漫画の草分け、花村えい子先生の
作品約40点が展示されて高い評価を受け
サロンへの正式入会が特別に承認されました。


日本漫画家協会ニュースより

そして、作品を見た高名なファッションライターも絶賛。
かの「デパートを発明した夫婦」で知られる
世界でも最も格式の高い百貨店「ボンマルシェ」で
花村えい子ブランドの製品が展示販売されることになったのです。

その記念のホームパーティに私もご招待を受けました。
先生のスタジオを訪ねると、入り口にはこんなかわいいマグネット。

花村えい子先生ボンマルシェデビューパーティ

墨田区のものづくり4企業を含め
花村えい子先生を敬愛するメーカーが
世界に通じるかわいいグッズを作りました

花村えい子先生ボンマルシェデビュー

私たちもパリジェンヌにcawaiiと言っていただける
Tシャツを目指して、数点を製作させていただきました

花村えい子先生ボンマルシェデビュー

中でも、ELLEのライターに好評だったのが、
この「愛のかなしみ」Tシャツ...驚きです。

花村えい子先生ボンマルシェデビュー

なにより嬉しかったのは、
憧れのえい子先生にお会いできたこと、
そしてTシャツを着てくださっていたこと。

花村えい子先生ボンマルシェデビュー

なにより驚いたのは、
日本の漫画界で尊敬されるのみならず
国際的にも大活躍されている先生なのに、
驚くほど威張らず、腰が低かったこと。

そして、どこまでも上品でチャーミングで
まさにcawaii方だったのです。

私も走り続けて、何か事を成したとしても
かくありたいと思わずにはいられませんでした。

花村えい子先生ボンマルシェデビュー

パーティには、今回のプロジェクトに
絶大なご尽力をいただいた東京商工会議所墨田支部の
清水谷事務局長と居城さんもかけつけてくださいました。

そして、ボンマルシェに並ぶ商品の傍らには
こんなに素敵なカードもプレゼントとして置かれる予定です。

花村えい子先生ボンマルシェデビュー
クリックで拡大


表面には、花村えい子先生の愛くるしいイラストと
ロフトワークさんのご協力で公募された
墨田区メーカー製を示すブランドロゴ....

裏面には、居城さんが英訳してくれた墨田区の魅力リストと
2012年墨田区に開館予定の北斎館収蔵予定の浮世絵...

デザインは、弊社のホープ恩田さんです。

今から、ボンマルシェでの反応が
何よりの楽しみなのです!!


 ▼花村えい子オフィシャルサイト
  http://www.dma-j.net/hanamura/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部 

2008年06月13日(金)更新

1億人のグリーンパワー。Tシャツデザイン公募byロフトワーク

1万人近いクリエイターが集う日本最大のポータル
ロフトワークの全面的なご協力で、

ただいま「1億人のグリーンパワー。」公式Tシャツ
のデザインコンテストが行われています。(6/19まで)

グリーンパワーTシャツ@ロフトワーク

7月に予定されている洞爺湖サミットや、
八都県市の地球温暖化防止一斉行動を契機に

来冬のコペンハーゲンCOP15をゴールにして、

地球に優しいグリーン電力の普及を目指す
『1億人のグリーンパワー。』が
全国規模で開催されます。

グリーンパワー

尊敬する環境エネルギー政策研究所 飯田哲也所長に
この意義深い運動の計画を伺い、私もすぐに呼びかけ人として
手を挙げさせていただきました。

そして、ロフトワークの小林 利恵子さんにご相談したところ
目にも留まらぬスピードで、登録クリエイターに呼びかけて
キャンペーン公式Tシャツのデザインコンテストを
実現してくださったのです。

グリーンパワーTシャツ@ロフトワーク

ユニークなデザインが続々集まっているので、
毎日、見るのが楽しみです。

今月末に、応募作品の中から20作品が選ばれて、
「1億人のグリーンパワー。」に協賛してくださる
企業やネットで販売される予定です。

7月のキャンペーン開始まで
どうぞ楽しみにしていてください!!

また、クリエイター心とエコ魂を
刺激された方は、ぜひご応募ください!!







 ▼1億人のグリーンパワー。
  あなたのクリック(無料)が日本を+グリーンにします
  http://www.1okunin.net/

 ▼1億人のグリーンパワー。Tシャツスライドショー
  東急ハンズ銀座店で流れているプロモーションビデオです
  http://web.mac.com/nobukume/i/GreenPowerTshirts.html

 ▼amazon「1億人のグリーンパワーTシャツ販売ページ」
  全国どこからでもamazonで全作品を購入できます
  http://tinyurl.com/6nxk98

 ▼オールアバウト「1億人のグリーンパワー×ロフトワーク」
  グリーンパワーへの思いを込めて23枚のTシャツが生まれた物語
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20080707A/


関連ブログ記事も合わせてご覧ください
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1億人のグリーンパワー。Tシャツデザイン公募byロフトワーク <2008/06/13>
1億人のグリーンパワー。熱い記者会見とwebサイトプレオープン <2008/06/22>
1億人のグリーンパワー公式サイトOPEN×7/7新宿サザンテラス <2008/07/06>
1億人のグリーンパワー・ナイトのTシャツファッションショー<2008/07/09>
東急ハンズ銀座店で1億人のグリーンパワーTシャツ全作品に圧倒 <2008/07/10>
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久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部

2008年04月26日(土)更新

日産N-Linkメルマガに「伝説のケンメリTシャツ販売開始」ニュースの感激

今日、メールを開けていたら、腰が抜けそうになりました。
そして、ちょっと涙ぐんでしまいました。

日産のN-Linkから届いたメールマガジンのタイトルは、なんと
【『伝説のケンメリTシャツ』いよいよ販売開始◆安部礼司に新展開!?】

そして、HTMLメール本文冒頭には、
こんな巨大バナーが飾られていたからです!!

ケンメリTシャツ
クリックすると原寸大に!

思えば、昨年の今頃、ブログ記事
新型スカイライン試乗記を書いた時に
ふともらしたケンメリTシャツの想い出から
すべてが始まったのです。

この思い出深いTシャツを復刻するまでの紆余曲折は、
伝説のケンメリTシャツ完全復刻BLOGで、
十数回にわたって公開してまいりました。



おかげさまで、4月1日の発売直後から
たくさんのご注文をいただいて、
すぐに品切れ、追加生産となりました。

まさに今日2回目の納品をさせていただいた矢先に
この思いがけない、ありがたいメールマガジンを
目にしたのです。

そして、ブログのTシャツ完成記事に寄せられた
あたたかいコメントを見て、
またも涙が出ました。

嬉しいお言葉の数々をいただいて
ものづくりの醍醐味を味わうことができました。

早速、お買い求めくださったお客様、
このプロジェクトに情熱を注いでくださった日産のみなさま
復刻に心血を注いでくださった工場のみなさま
本当にありがとうございました。



お客様の声にもありましたが、
願わくば、あと3色、青、赤、オレンジの
復刻もしたいのです。

しかし、残念ながら、
未使用オリジナル品がまだ見つかっておりません。

ぜひ、お持ちの方がいらっしゃったら
ご一報くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。


 ▼「伝説のケンメリTシャツ」完全復刻プロジェクトBLOG
  http://blog.nissan.co.jp/KENMARY/

 ▼「伝説のケンメリTシャツ」完全復刻プロジェクト
  http://n-link.nissan.co.jp/LIFEISDRIVE/campaign_kenmary.html


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
オーガニックコットン&アートTシャツ@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
ブログ公開出版「見る前に跳ぶ技術」

2008年03月31日(月)更新

森川嘉一郎先生の直言に震撼@日本発トレンド研究会

昨年、経済産業省産業構造課長の西山圭太さんがご来社されて
楽しく雑談したのがきっかけになったのでしょうか、
先日、同省の日本発トレンド研究会に参加させていただきました。



この会の主旨は....依頼状によれば...

────────────────────────────────
 現在、経済産業省では、グローバル化、人口減少社会の
到来の下での我が国経済社会のあり方について、産業構造
の変化の方向と必要な取組という観点から検討を行ってお
ります。既に本件については一度御意見を拝聴しており、
誠にありがとうございました。

 特に、日本の独自の強みである「文化」を軸に産業構造
の変化を議論することが重要と考えており、重点的に検討
していくべきではないかという問題意識を持っています。
そのため(中略)「新たな産業構造のあり方に関する研究会」
にて「文化の発信構造」を議論するセッションを設けて検
討したいと考えております。 (後略)
────────────────────────────────

その第一回会合では、まさに日本発の文化発信をされている
素晴らしいクリエイターやプロデューサーの方々の発表に
感銘を受けたのですが...



とりわけ印象に残って痛快だったのは...

桑沢デザイン研究所 特別任用教授 森川嘉一郎さんの
アニメ、マンガ、秋葉原、コミケットを枕にした文化論政策論です。

宮崎アニメがアカデミー賞を受賞した新聞記事を冒頭に紹介しながら

「こういうのが困る」

と切り出した後で...

「(オカミは)じゃまをしないで欲しい」

と直言されたので度肝を抜かれました。


そのココロは、

こうしてアニメなどが権威づけされると
良いアニメ悪いアニメの峻別や、政治の介入が進んで、

たとえば、日本が誇るマンガ、アニメ、ゲームの基盤となっている
あやしくも豊潤な土壌がこわされてしまう

それを恐れての至言だと参加者が気づいたのは、
お話の後半になってのことでした。

 
森川先生webより

秋葉原の町並みの写真を写して、真ん中から線を引き、

いわゆる再開発された高層ビルは「世界中どこにでもある町」
中央通り沿いの怪しい町並みを 「世界でここにしかない町」

として、アニメイトや、とらのあなといった同人誌ショップが
いかに、秋葉原の電気街を変えていったかを解説。

オカミ主導の大規模再開発よりも、
大通り沿いながらペンシルビルゆえの敷居の低さを利用して
新興勢力が集結したことを教えてくれました。


 

さらに、一見、いかがわしい同人誌でデビューを飾った
岡崎京子さん吾妻ひでおさん

後々、漫画界に大きな影響を与え、手塚治虫文化賞や
文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したことを指摘。

美しく形の整った権力者あるいはPTA好みのものからは、
文化も生まれないことを、暗に示したのです。

そして、歴史観も交えながら、

日本では、権力者の文化と大衆文化が交互に波形で交差しながら栄え、
海外で評価されているのは、たとえば浮世絵のような
大衆文化であると力説しました。

(そう言えば、わが墨田区が誇る葛飾北斎も、
 娘と風俗画どころか春画まで描いていたわけです。)




さらに、まさに日本のオタク文化を支えるコミケットでは、

1) 誰もが机半分という同じスペース
2) 売れる店ほど中心から外に出される
3) テーマ別出店数が決められている


ために、独占寡占が起こりづらく、文化の多様性が確保され、
新しい作家もデビューしやすいそうです。

アナログながら、未来を先取りした驚くべきシステムで
コミケットが運営されていることも披露されました。

また、何より、その会場にいらっしゃる人にショックだったのは
オタクの7割以上が、女性であるという事実でしょう。

こうした裾野が広く層の厚い支持者層と未来の作家層に支えられて、
日本のアニメ、漫画、ゲーム文化は栄えているのです。

いわば「オタクは日本の宝」です。

ですから、森川先生は、中国や韓国が国策で
トップダウンでアニメを栄えさせようとしても、
なかなか追いつかないだろうとお話されました。


そこで、森川先生の政策面のリクエストを
私なりにまとめてみますと....


1.例えば「児童ポルノ反対」の外圧や世論から
  オタクを守って好きにさせておいて欲しい

2.良いアニメ、悪いアニメなど国が決めずに
  好きにさせて多様性と新規性を受け入れて欲しい

3.コミケの遺産として死蔵されている
  同人誌を、保管公開する施設を作って欲しい



ということになりますでしょう。


ここ数年、日本が誇る古今のアニメを

銀魂、ポケモン、十二国記、ガラクタ通りのステインから、
ブラックジャック、ドカベン、ペリーヌものがたりまで、

かたっぱしから見狂って、喜怒哀楽モード全開の私には
まさに「わが意を得たり」の素晴らしいお話なのでした。

それ以後、東京商工会議所や墨田区役所のキーマンとの会議や
仲良し縁者とのプライベートの会話の中でも
ことあるごとに森川先生のお話を引用している私です。

森川先生、貴重なメッセージをありがとうございました。


 ▼森川 嘉一郎先生のホームページ
  http://homepage1.nifty.com/straylight/main/


久米 信行
国産オーガニックコットンTシャツ@久米繊維
エコロジー&アートTシャツ@T-galaxy.com

2008年03月02日(日)更新

絵巻作家の正子公也さん&森下翠さんとデザインガーデンで逢う&とんきで食す

先日、かねてより一度お会いしたかった憧れの絵巻作家
正子 公也さんと(先生と呼ばれるのを嫌われるのであえて「さん」にて)
親しくお話を楽しむ好機をいただきました。


      絵巻水滸伝 梁山豪傑壱百零八 (大型本)

尊敬するメール縁者でB級グルメ仲間の深澤 憲二さんと
江戸蕎麦ほそ川で美味しく歓談している際に
正子さんの才能を生かしてTシャツで何かできないか
という楽しみなお話になったのです。



正子さんのお仕事は、敬愛する戦国武将Tシャツプロデューサー
もののふ」の田中秀樹さんから伺っておりました。

そこで、ぜひともお会いしたいと
リクエストしていたのです。




そんな矢先に、デザインガーデンで次々と面白いTシャツ企画を実行する
富士フィルムイメージングの社内起業家 山口 耕司さんから
一通のメールが届きました。

縁は不思議なものです。

メール中に、ほんの1~2行ですが、
「これは、正子さんとご一緒するしかないでしょう!」
という企画が含まれていたのでした。

そこで、さっそく深澤さんにメールをお出ししたところ....
さらに不思議なことに、まさに相乗効果が生まれそうなイベントに
正子さんが参画していたことまでわかったのです!!



詳しくはまだお話できませんが....
急遽、南青山に全員集合して、初顔合わせとなった次第。

森下 翠さんもご一緒してくださり
富士フィルムが誇るクリスタルプリントの美しさや
弊社の隠れ正子ファンクラブ一堂が創ったTシャツサンプルを前に
大いに盛り上がりを見せました。

さらに....ミーティングの後、プロデューサーの深澤さんに誘われて
お二人の巨匠と、目黒のとんきでトンカツを食べるという
類まれな経験をした私....感動的なお話をたくさん聞きました。



しかし、それはまた次の機会にお話するとしまして....
まずは、お二人のWEBギャラリーをじっくりご高覧ください。

きっと....ため息が漏れるはず。

そして....クリスタルプリントされた高精細画を見たら、
人はここまで描けるのかと、もう驚愕するしかありません。

山口さんによれば、このミーティングの後で、
その企画はさらに盛り上がっているようですので
さて、どう展開しますか....乞うご期待!!!


 ▼正子公也&森下 翠オフィシャルサイト
  http://www.suiko108.com/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
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