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2008年06月22日(日)更新

1億人のグリーンパワー。熱い記者会見とwebサイトプレオープン



一週間ほど前にこのブログでもご案内した
みんなでグリーン電力を選ぶムーブメント。
1億人のグリーンパワー。がいよいよ始まります。

グリーン電力とは....

石油や石炭などの化石燃料からなる「従来型のエネルギー」ではなく、
太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力などといった
「自然エネルギー」によって発電された
二酸化炭素の排出量の少ない電力(エネルギー)のこと。
「再生可能エネルギー」とも呼ばれています。



varietyjapan.com記事より

昨日6月20日に開かれた記者会見に、
呼びかけ人の一人として参加させていただきました。

ご参加してコメントをされたのは....

環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長 飯田 哲也さん
地球環境イニシアチブ(GEIN)代表 小田 全宏さん
チャリティ・プラットフォーム理事長 佐藤 大吾さん
クリエイターコミュニティ ロフトワーク代表 諏訪 光洋さん
文化人類学者/京都造形芸術大学教授「100万人のキャンドルナイト」 竹村 真一さん
MTV JAPAN コンテンツ&クリエイティブ事業本部 編成部 柳内麻貴さん
放送作家 谷崎テトラさん
絵師 冬奇さん

そして、あのピーターラビットも....

きっとこれからも、素敵な呼びかけ人と
賛同企業が日に日に増えていくでしょう。

今現在の、あっと驚く呼びかけ人と賛同企業の顔ぶれは
7/5の正式オープン前に、こっそり開かれた
プレオープンサイトでご覧ください!!

一億人のグリーンパワー

洞爺湖サミット議長国でありながら、
あまりにお寒い日本のグリーン電力事情。

そこで、来る7月に開催される洞爺湖サミットや
八都県市の「地球温暖化防止」に向けた一斉行動と連動して、

一人でも多くの人にグリーン電力について
楽しくわかりやすく理解し共感していただくための
様々なプロジェクトが始まるのです。

今後もブログなどでご案内しますので、
何か感じるところがありましたら
ぜひご参加ください!!






 ▼1億人のグリーンパワー。
  あなたのクリック(無料)が日本を+グリーンにします
  http://www.1okunin.net/

 ▼1億人のグリーンパワー。Tシャツスライドショー
  東急ハンズ銀座店で流れているプロモーションビデオです
  http://web.mac.com/nobukume/i/GreenPowerTshirts.html

 ▼amazon「1億人のグリーンパワーTシャツ販売ページ」
  全国どこからでもamazonで全作品を購入できます
  http://tinyurl.com/6nxk98

 ▼オールアバウト「1億人のグリーンパワー×ロフトワーク」
  グリーンパワーへの思いを込めて23枚のTシャツが生まれた物語
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20080707A/


関連ブログ記事も合わせてご覧ください
────────────────────────────────

1億人のグリーンパワー。Tシャツデザイン公募byロフトワーク <2008/06/13>
1億人のグリーンパワー。熱い記者会見とwebサイトプレオープン <2008/06/22>
1億人のグリーンパワー公式サイトOPEN×7/7新宿サザンテラス <2008/07/06>
1億人のグリーンパワー・ナイトのTシャツファッションショー<2008/07/09>
東急ハンズ銀座店で1億人のグリーンパワーTシャツ全作品に圧倒 <2008/07/10>
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久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部

2008年05月16日(金)更新

今年も渡良瀬エコビレッジで町田武士さんと和綿の種まきを楽しみました!

渡良瀬エコビレッジ

有機農法ひとすじ渡良瀬エコビレッジ町田武士さんを中心に、
エコロジーオンライン上岡 裕さんの呼びかけではじまった
しあわせのコットンボール計画



ボランティアの有志が集まって、40粒の種から5年がかりで
やっと90枚の特別なTシャツができたのです。

昨年、完成した「究極の和綿Tシャツ」和綿Tシャツは大反響で
LIVE EARTHの日本公式Tシャツにも選ばれました。




ちょうど先週の日曜日、
渡良瀬エコビレッジで和綿の種まきがありました。

毎年の楽しい行事です。

雨の中、世代も職業も異なる20名を超える有志が集まりました!
もちろん私も家族で出かけて種まきに参加しました。

今は、こんなにふんだんに種がとれて、
存分にまけるようになって....感無量です。

渡良瀬エコビジレッジ和綿種まき


たくさんの人が参加してくれたので
軽トラックには子供だけが乗って
大人は散歩をしながら麦畑の中を歩きます。

やがて見慣れた畑が、目の前に....
トラクターできれいに耕されていました。

ある参加者が「いい匂い」とつぶやきました。
元気な土の匂いは、本当にいい匂い。

渡良瀬エコビジレッジ和綿種まき


きれいに整地された畑に、種をまくための溝を
昔ながらの道具で掘っていきます。

最初は参加者がチャレンジしましたが、
なかなか、まっすぐ、同じ深さで掘れません。

やはり、ベテランの町田さんではないと
難しいようです。

渡良瀬エコビレッジプロジェクト


そして、いよいよ種まきの練習です。

種が増えたので、昔のように一つずつポットにまかず、
直接、畑にはらはらとまいていくのです。

町田さんが種をまく姿は美しく、無駄が無く、
まるでミレーの絵を見ているようです。

渡良瀬エコビレッジ種まき


あとは、はじめての人も、子供も一緒に
見よう見まねで種をまいていきます。

なかなか町田さんのようにはいきませんが
誰もが無心で種と畑とひとつになります。

渡良瀬エコビレッジ


面白いもので種のまき方にも性格ができます。

太っ腹でたくさんまいてしまう人もいれば
(種としては競争率が厳しくてタイヘン?)

几帳面に等間隔で少しずつまく人もいます。
(種はのびのびできますが、ちょっと寂しい?)

ほら、この通り!!

渡良瀬エコビレッジ


最後は、みんなで、足を使って
やさしく土をかけていくのですが、

町田さんのアドバイスは.....

「種が気持ちいいようにかけてください!」

なんと、素敵な一言でしょう!!

 種の気持ちになれる人になりたい!!
 綿の気持ちになれるTシャツメーカーになりたい!!


5年たって、ようやくそう思えるようになった
楽しい和綿の種まきタイムでした。
 

 ▼渡良瀬エコビレッジ
  http://www.eco-online.org/ecovillage/

 ▼渡良瀬エコビレッジブログ
  http://blog.canpan.info/watarase/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
オーガニックコットン&アートTシャツ@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
ブログ公開出版「見る前に跳ぶ技術」

2008年04月23日(水)更新

東京アースデイ自転車ライド2008とTシャツの愉楽

今日4月22日は地球に想いを馳せ行動する日アースデイ!
そこで、先週の土日はアースデイイベントが全国各地で開催されました。



わが家で毎年参加しているのは東京アースデイ自転車ライド
東京都心を自転車でゆっくり走る楽しいイベントです。

このイベントや東京自転車グリーンマップのスタッフでもある
日経広告研究所 岡崎昌史さんのお誘いで
2005年から参加して、今年で4年目になります。

東京アースデイ自転車ライド

昨今のエコロジーブームと自転車ブームも手伝ってか、
今年のアースデイ自転車ライドは、ネットでのエントリーは
すぐに定員300名を超えてしまったそうです。

子供たちの参加も多く、事前に自転車教室も開かれて
和気あいあいのムードでした。

東京アースデイ自転車ライド

今回のコースは....

前半:神宮外苑~赤坂御所~四谷~新宿通り~皇居
後半:皇居~芝公園~麻布十番商店街~けやき坂~有栖川公園

初めて完走できました!!

東京アースデイ自転車ライド

オクギ製作所和気 幸博.社長
オルタナ森 摂編集長とも
思いがけず自転車の上でお会いできて嬉しかったのです。



グリーン電力とオーガニックコットンを使った
久米繊維謹製のアースデイ東京の公式Tシャツを着て
愛車ストラーダのペダルを踏んだのですが.....

本来は、東京アースデイ自転車ライドのTシャツを
着るのがもちろん王道でしょう。



しかし、今年はネットの事前予約だけで完売。
毎年2枚ずつ購入して愛用する私も
買いそびれてしまったのです

毎年、この素敵な公式Tシャツをデザインするのは
ヤッシーこと八嶋 正美さん。

このTシャツもグリーン電力とオーガニックコットンを使って
私たちが手仕事にてお手伝いさせていただきました。

今年は、ネットで追加注文にも応じてくださるそうですので
これから公式サイトからメールで申し込むところです。

東京アースデイ自転車ライド


アースデイ自転車ライドの素敵なポリシーは
EVERYDAY EARTHDAY

自転車に乗るたび、
あの幸せな感覚を思い出せるのです。

走れば、新しい東京が発見できる旅
来年は、ぜひみんなで走りましょう!!


 ▼東京アースデイ自転車ライド
  http://earthdayride.org/tokyo/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン@T-galaxy.com
ブログ起業論講師@明治大学商学部
ブログ公開出版「見る前に跳ぶ技術」

2008年03月28日(金)更新

地球環境イニシアティブのシンポジウム2 西岡秀三先生と飯田哲也先生の言葉

3月23日に日比谷公会堂で開催された地球環境イニシアティブ(GEIN)
シンポジウム「日本初!地球を救うエネルギーアクションを」では、

岡田監督と小田代表の言葉に続いて
西岡秀三先生と飯田哲也先生に大きな勇気をいただきました。


地球環境イニシアティブ 西岡先生

国立環境研究所 参与 西岡秀三先生は、
日本低炭素社会へのシナリオを発表されました。

そして、2050年にCO2を50%削減することは、
技術的にも経済的にも「できる」と明言されたのです。

詳しくはネットでも公開されていますが
以下に私の講演メモをご紹介しましょう。

======================

未来の地球を決めるのは私

◎1.温室効果ガス削減が必要

大きな文明の転換期
2007ノーベル平和賞は アルゴアとIPCC

IPCCの第四次報告書
気候変化はすでに多くの影響を与えている

温暖化はすぐにはとめられない
2030年までには何をしても10年あたり0.2度温度は上がる

気候は生産生活のもと、それが変わりつつあり、
人類の生存が危機的

2度上がると10億人が水不足
農作物の収量の現象

2~3度で止めたい

いつまでに何をすれば良いか。
人間がおこす温暖化

森林、土壌、海洋への吸収が
できるだけのCO2排出にとどめる

気候安定化のためには、
世界の排出量を2050年に半減以下に
日本「美しい星50」の提案


◎2.大幅削減は可能か
   可能である

2050年に想定されるサービス需要を満足しながら
CO2を1990年に比べて70%削減
する技術的なポテンシャルが存在する

どんな社会にしたいのか?
どんな社会なら受け入れるか?


◎3.誰がやるか→フツーの人が主役

エネルギー需要側の削減をする
供給側の一部 私たちが主役

バイオマス主体

旅客輸送客は少子高齢化で減る
交通:地域特性
自動車、電気自動車で1/4

やる気になる。
行動を起こそう


自分の問題:待機電力、食べ残し
国際競争にも勝つ、国際競争力をする

日本が、低炭素でできることを証明して
ODAでそんな国を増やす




地球環境イニシアティブ 飯田先生

環境エネルギー政策研究所 飯田哲也先生のお話は、
何度もお聞きして、毎回刺激を受けておりますが、
今回も発見がありました

私の講義メモをご紹介します。

=======================

10年前にドイツで大成功した法律とほぼ同じものを
日本でも超党派で創ったが、成立しなかった。

温暖化も大変だが、石油の産出量が減ってきた。
Peak Oil 早ければ、あと2~3年。長くても20年。
原油枯渇の危機にも直面している

人類が使うエネルギーの1万倍も
降り注いでいる太陽光。

立ちはだかる大岸壁=エネルギー政策の転換
をどう登るか?

エルカピタン岸壁の教訓

1)正しいルートの見極め
2)具体的な段取り
3)着実かつ迅速に実行

これさえできれば実現できる。

自然エネルギーに世界全体の投融資額は
過去3年間で4倍を超える勢いで増加している。

シリコンバレーは、ドットコムからワットコムへ

グーグルマップでグーグル本社を見れば
ソーラーパネルで覆われた社屋を見られる。


◎ドイツにおける自然エネルギーの「6重の配当」

ドイツでは固定価格制で
自然エネルギーの爆発的な普及を促した

自動車から自然エネルギーへの産業シフト

2020で27%を自然エネルギーに
CO2削減は19%

自然エネルギー産業は既にドイツでは4兆円産業。
10年でトヨタを抜く。

90%は地域の人による地域の人のビジネス
一般の人、市民ファンド


自然エネルギー100% サムソ島
地域の変革がエネルギーの変革をもたらした

↑岸壁を登る手がかりである。


 ▼地球環境イニシアティブ
  http://www.re50.jp/

 ▼国立環境研究所
  http://www.nies.go.jp/index-j.html

 ▼環境エネルギー政策研究所
  http://www.isep.or.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2008年03月23日(日)更新

地球環境イニシアティブのシンポジウム1 岡田武史監督と小田全宏代表の言葉

本日、日比谷公会堂で、地球環境イニシアティブ(GEIN)のシンポジウム
日本初!地球を救うエネルギーアクションを」が開催されました。

地球環境イニシアティブ

2週間ほど前、地球環境イニシアティブの代表で、
20年来、兄のように慕う小田全宏さんから突然電話があって、
この意義深いイベントを教えていただきました。

見れば、私たちのグリーン電力の師、環境エネルギー政策研究所
飯田哲也所長がパネルディスカッションの司会を勤められるようです。

今から十数年前、小田さんが大成功させた「地球.人間ルネッサンス会議」
の趣意書案を書いて森 政弘先生を訪ねたことなどを懐かしく思いだしました。

だからこそ、心からのエールを送る気持ちで、日経ITPROの連載コラムに
地球環境イニシアティブの国民運動をブログで広める私案を書きました。

小田全宏さん「地球を守るために」

今日のシンポジウムには、
弊社のグリーン電力とオーガニックコットンTシャツ普及担当で
温暖化防止おひさまファンド出資者でもある
竹内 裕部長と一緒に参加させていただいたのです。

まず驚いたのは、春爛漫の日曜日の昼下がりにも関わらず、
そして、地球環境問題の中でも難しいテーマだったにも関わらず
会場には老若男女さまざまな聴衆が集まり大盛況だったことです。


■1 岡田武史監督のビデオメッセージ

地球環境イニシアティブ岡田武史監督

シンポジウムは、GEIN設立発起人代表で、現在バーレーン遠征中の
サッカー全日本監督 岡田武史さんのビデオメッセージから始まりました。

岡田さんは、学生時代に
ローマクラブ「成長の限界レポート」を読んで以来、
地球環境問題を30年にわたってライフワークにされてきたそうです。

(私も成長の限界レポートで人生観が変わった人間のひとりなので、
 この一言で、岡田監督に大いに親近感をおぼえました)

ここ数年で、世界と日本の人々の意識が変わってきたので、
今こそチャンスと強調されていました!

そして、今日は単なるキックオフ。
今日を契機に再生可能エネルギーが広まるように

....と熱いメッセージを送ってくださいました。


■2 小田全宏さんの政策提言

地球環境イニシアティブ小田全宏代表

小田さんが発表した地球環境イニシアティブ「7つの政策提言」は

=============================

1.再生可能エネルギーの推進を
  国家の環境エネルギー政策の柱に明確に位置づける

2.2050年のエネルギー消費の50%を
  再生可能エネルギーでまかなうことを国家目標とする

3.ガソリン税(揮発油税、地方道路税)などを
  再生可能エネルギー普及など地球環境税へ転換する

4.再生可能エネルギーの環境価値を正当に認め、
  市民参加型の普及システムを構築する

5.公共施設の新築時には、
  再生可能エネルギー導入を義務化する

6.再生可能エネルギー特区の実現をはじめ、
  エネルギー自立型コミュニティを創る

7.世界と共同して再生可能エネルギーを
  普及させる国際プログラムを創る

=============================

今朝も、たまたまつけたテレビ番組にで4政党の幹事長が揃い、
暫定税率うんぬんという議論をしていましたが、

残念ながら、2100年の日本と未来の子供たちを思いやる
この提言のごとき「国家百年の計」は、まったく見られませんでした。


さらに残念なことに、太陽光発電三冠王だった日本は、
この数年でドイツに追い越され、大差をつけられていますが、
これは、再生可能エネルギーの普及を国策にしているか
それを経済界も市民も納得しているか否かの問題なのです。

環境先進国ドイツのビジョンは2100年に、
再生可能エネルギーで全体の90%を賄うこと。

そのために、ドイツでは電気代に幅広く5%上乗せをして
太陽光発電した電力を3倍の固定料金で買い取る制度を導入しています。

さらに、太陽光発電の普及にあわせ、
その5%の上乗せ分は薄くしていくそうです。

ですから、政府に財源が必要なわけでも
電力会社が負担を強いられるわけでもありません。

国民が、再生可能エネルギーの普及のために
当初5%上乗せを納得すると同時に

太陽光発電にすると、個人も法人も
儲かることを体感し、クチコミして広げればいいのです。

その政策と啓発活動のおかげで、
ドイツでは爆発的に太陽光発電が普及したのですが、

日本では、初期投資200万円前後もかかる
太陽光発電は10年でコスト回収できないありさま....

こうして、回収する前に壊れたり、性能劣化するのでは、
誰もやる気がしないでしょう。


この現実は、何ともさみしい限りです。


 >>>次回に続く(小田全宏さんの新著「地球を守るために」)


 ▼地球環境イニシアティブ(GEIN)
  http://www.re50.jp/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com
  
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