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2014年02月07日(金)更新

【書評】わが師 橘川幸夫さんの新著「森を見る力」

わが師 橘川幸夫さんの新著森を見る力を読んだ。



第一印象から最後まで、ただただ「かっけえええ」
なんて男前な文章なんだろう。

「こんな本が将来書きたい」と、橘川さんにメールしたら、
「正しいことよりも、かっこいいことが大事w」

そんな返信メールが返って来た。

やられた。

なぜ、橘川さんの言葉が「かっこいいのか」
そして「力がある」のか考えてみた。

1 本を読まない=誰かに影響されない
2 現場で体感したことだけ自分の言葉にする
3 意見に保険をかけないで、言い切る
4 右でも左でも上でも下でもない自分主義
5 自分が信じた仲間の言葉だけを信じる
6 波瀾万丈の人生と、百花繚乱の交遊関係
7 伝えるべき人に伝えたいという情熱と狂気


学生時代に、ドラッカーの「新しい現実」
読んだ時のような明解さ。爽快さ。

もはや正しいかどうかさえ関係ない。

未来を見通すヴィジョナリーと心が通う喜び。
それこそがすべてである。

初めて橘川さんに出会った時に勧められた本
「企画書」を読んだ時を思い出した。

「この本には、自分がやりたいこと
 自分がやるべきことが、既に全部書いてある」


そう感じて以来、橘川さんに押しかけ弟子のように、
一方的に慕ってついてきた。

その直観は間違いではなかった。


森を見る力を読んで、そう感じた。

最初は、心に刺さる言葉があったページに、
付箋を貼っていったのだが、途中でやめた。

ほとんど全部のページに
貼ることになってしまったからだ。




また、先日の「森を見る力」出版記念パーティで、
橘川さんの弟子のひとりが面白いことを言っていた。

この本の、どのページを開いても、
どんなに違うテーマであっても、話がつながると。


だから、この書評では、あえて
「かっこいい言葉」を引用するのも、
内容に触れるのもやめるとしよう。

もし、この本で何かを感じたら、
橘川さんに会うといい。

毎月のように会っていても、橘川さんは、
毎回、新しい知らないことを教えてくれる。
新しい人を紹介してくれる。

もちろん、私だって、人よりも新しいことに詳しいし、
多種多彩なキーパーソンに出会っているつもりだ。

それでも橘川さんには、かなわない。

そんな師匠がいる幸せ。
そんな師匠の本に驚き、悔しがる幸せ。


こうした幸せを知らないで、
人生を終える人も多いのだろう。

私は幸せ者である。


森を見る力
 http://www.amazon.co.jp/dp/4794968388

2014年01月28日(火)更新

ニュートップリーダー2014/2 起稿「墨田とTシャツと私」



経営者必読の月刊誌「ニュートップリーダー」に連載中の「墨田とTシャツ私」。
池波正太郎先生の「銀座日記」リスペクトの気持ちで、今月も寄稿しました。

同誌、今月号のテーマは「本気で善をなす会社」。



妙縁でしょうか。それに相応しい日記になりました。

メーカーもお客様も明大生も愛するタオルソムリエ寺田 元さん、
「本気で善をなす会社」の仕事を本にしてきた編集者 小梶さとみさん、碇 耕一さん、
長野、福島、チェルノブイリなどで善をなす鎌田 實先生、
元気の出る言葉を日本中に届ける村上 信夫さん

尊敬する達人たちのことをご紹介できたからです。


雑誌がお手元に届きましたら
(あるいはメンバーズサイトで)
ご一読いただければ幸いです。

▼ニュートップリーダー
 http://www.newtopleader.com/

2014年01月25日(土)更新

読み返して驚愕の一冊「猿のこだわり」ラジドの渡辺祐さん



J-WAVEラジドとタモリ倶楽部だけで 渡辺 祐(たすく)さんを知っている人は、ぜひとも、相模原が生んだ天才編集者で「物欲音欲阿闍梨」のたすくさんが、若かりしころ「のべつまくなし」に書きつづった391ページの分厚い一冊を手にして欲しいのであります(amazonで中古でしか買えないけど。合わせて、初期のVOWもね)。

最初はうわーって思うけれど、読みすすむうちに変容意識モードに。この本でタイムスリップしながら泣き笑いできる×胸がちょっとだけキュンとする×文中や表紙カバーに登場する人たちが憧れの人ばかりで驚いてしまう。そんなサブカル魂が心に燃え続けている人とだけ集まって、一晩中語り明かしたいな。

そういえば、先週、ロッキングオンやポンプ創刊者の橘川幸夫師匠が言ってました。50歳になると、10代20代30代...それぞれの時代の自分の文章を読んで味わえる...と。なるほど、そんな気分が味わえました。ありがたいことです。

さあ、今日もこれからラジドを聴かなきゃね。

▼amazon「猿のこだわり」
 http://www.amazon.co.jp/dp/4893891030/

▼J-WAVE 「Radio DONUTS」
 http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

▼渡辺祐さんブログ
 http://d.hatena.ne.jp/dothemonkey/

▼渡辺祐さんインタビュー
 http://musicshelf.jp/?mode=static&html=special_g01%2Findex

2014年01月07日(火)更新

橘川幸夫さん新著「森を見る力」2/6 出版記念パーティ



師匠 橘川幸夫さんの待望の新著「森を見る力」が予約受付中です。橘川さんの名著「企画書」を読んで「私がやりたいことやるべきことがすべて書いてある」と仰天したのは、まだ30代の若かりし私。その後も、橘川さんの著書を読むたびに、眼からウロコを落とし続けてきました。今回の本は、草の根BBS、パソコン通信、インターネットと、メディアの第一線を駆け抜けてきた橘川さんが「インターネット以後の社会を生きる心得」を書いた本。橘川さんの師匠で「智の巨人」故 林 雄二郎先生の遺志を引き継ぎ、未来に伝える本でもあります。今から楽しみでなりません。2月6日の出版記念パーティでは、この本のメッセージについて、私も師匠とトークライブをさせていただきます。ぜひご参加くださいませ。

▼amazon予約ページより
 http://goo.gl/5fhFra

データが氾濫する時代には
データではなく「森」を見よ! 

インターネットは社会を便利で快適なものに変えたが、
一方で人間の生命力を弱めてはいないか?
「木を見て森を見ず」の言葉どおり、わたしたちは細部にこだわるあまり、
全体を見通す目を失っているのではないか?
ネットがあたりまえのものになり、データが氾濫する時代には、
データではなく「森」を見よ! 
数々の企業、商品開発、メディア、行政の現場に携わってきた著者が描く、
あたらしい情報社会の見取り図。

【著者からのメッセージ】

10年前に出した『暇つぶしの時代』という書籍の中に「モノヅクリからコトヅクリの時代へ」という文章を書いた。
戦後社会は、戦争で失われた物資の生産を求めてきたが、次の時代のテーマは、戦後社会の中で失われた「関係」や「地域」というコトを復元していくことだ。
僕は、その本に書いたことを実践すべく、それからの10年を費やし、その体験の中で発見したことをまとめたのが『森を見る力』である。

これからの時代は本という作品(モノ)を出すだけではなく、その本によって何かしらのムーブメント(コト)が発生しないと時代的な価値はないのではないか。
樹木はモノだが、森という全体像はコトである。モノとコトで僕らの秩序は形成される。
商品社会も、アートも、具体的な事象も大切だが、全体的な認識も大切である。
僕らは、もう自分のことだけで精一杯の「子どもの時代」を終えて、全体を見回すことの出来る「新しい大人」のたたずまいを求められているのだと思う。

『森を見る力』にはそんな思いが込められている。──橘川幸夫

著者について
デジタルメディア研究所・所長。1972年、音楽雑誌「ロッキング・オン」を創刊。1978年、全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊。その後、さまざまなメディアを開発する。現在、未来フェス代表、未来学会理事、阿佐ヶ谷アニメストリート商店街会長などを務める。『企画書』(宝島社)、『メディアが何をしたか?』(ロッキング・オン)、『ナゾのヘソ島』(アリス館)、『一応族の反乱』『生意気の構造』(共に日本経済新聞社)、『シフトマーケティング』(ビジネス社)、『21世紀企画書』(晶文社)、『インターネットは儲からない!』(日経BP社)、『暇つぶしの時代』(平凡社)、『やきそばパンの逆襲』(河出書房新社)、『風のアジテーション』(角川書店)、『自分探偵社』(オンブック)、『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』『希望の仕事術 』(共にバジリコ)ほか共著、編著多数。

▼出版記念パーティ
 https://greenfunding.jp/miraifes/projects/655-cf

 日時 2014年2月6日(木)18時半~21時
 場所 東京キネマ倶楽部(鶯谷)
 http://www.kinema.jp/
 
 18時~ 開場
 18時半~21時 橘川幸夫記念講演、 出版記念パーティ(ゲスト挨拶など)
 21時~23時 二次会(近場のお店に移動します)

2014年01月05日(日)更新

寄稿「リーダーの仕事を知るマンガ10」@ビジネスに効く400册!「必読本大全」



実はマンガ狂の私。

例えば、小学生時代はジャンプの創刊号から、
大人になってからはモーニングの創刊号から読んでいて、
未だに週何冊かマンガ雑誌を愛読しております。

そんな隠れオタクな私の嗜好を、どこでキャッチしたのか、
日経ビジネスAssocieに請われまして
リーダーのためのマンガを選んで寄稿しました。




それが、このたび「ビジネスに効く400册!「必読本大全」
に再掲されたのです。

古典的なマンガから、最新作まで、
深遠な哲学を含むものから、思わず涙ぐむ作品まで、
幅広く選んでおります。

私の脳ミソというか心のヒダを
見抜かれてしまうかもしれませんね。

心響いた方は、いずれ、マンガ談義でもいたしましょう。



▼ビジネスに効く400册!「必読本大全」
 http://www.amazon.co.jp/dp/4822230759
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