大きくする 標準 小さくする

2008年09月29日(月)更新

社長から学生まで必読「君を幸せにする会社」~天野敦之さん

 尊敬する公認会計士にして、心通じる縁者である
 天野 敦之さんが素晴らしい新著を世に問いました。

 経営者や経営者を目指す人はもちろん、
 これから就職先を探す学生や、
 転職を考えている社会人なら
 必読書と言っても良いでしょう。

 経営者のはしくれとしては、この本にあるような会社にしたいし、
 大学講師のはしくれとしては、この本にあるような会社を探すことを
 教え子たちに勧めたいのです。


   「君を幸せにする会社
   天野 敦之著 

   働けば働くほど幸せから遠ざかるのは、なぜ?
   「幸せな仕事」と「利益の追求」。
   葛藤の末にクマ太郎が気づいた
   ”働くことの本当の意味”とは


────────────────────────────────
◎要点1 読み始めたらもう止まらない「動物が主人公のビジネス童話」
◎要点2 ビジネススクールや経営指標よりも大切なことに気づく軌跡
◎要点3 著者天野さんは会計入門書ベストセラー作家×会計士×証券マン
────────────────────────────────

────────────────────────────────
◎要点1 読み始めたらもう止まらない「動物が主人公のビジネス童話」
────────────────────────────────
 深夜、自宅で仕事を終えて、ひとっ風呂浴びて、
 さあ爆睡.....と思ったところで、

 幸か不幸か、この本の表題と
 そして、主人公の動物たちのイラストと
 目が合ってしまいました。

 そこで....まえがきだけでも
 と思ったのが運のツキ....

 気がつけば....
 一気に読み切ってしまっていたのでした。


 ▼あらすじ
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 舞台は、ある温泉街の老舗旅館「クマの湯ホテル&リゾート」
 2代目のクマ太郎は、旧態依然とした経営を立て直そうと、
 ビジネススクールで学んだ手法を導入。
 ところが業績は一向に改善せず、断行したリストラも状況を
 悪化させるばかり。「どうすればよいのか」自問自答をくり
 返し、答えを模索する毎日が続く。そんなドン底状態で、
 ある事件が起きる。その先にクマ太郎の気づいたものとは……。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 そして、五章まで読み終えると
 ああ、私も大切なことを忘れかけていた...
 と思わず、ため息をもらしたのです。

 ところが思いがけず「あとがき」に
 
 尊敬する星野リゾートの星野社長や
 アントレプレナーセンターの福島社長に挟まれて
 私の名前を見つけた時には、

 顔から火が出そうなほど恥ずかしくて
 目が冴えてしまい眠れなくなったのでした。
 

────────────────────────────────
◎要点2 ビジネススクールや経営指標よりも大切なことに気づく軌跡
────────────────────────────────
 主人公はビジネススクール通いが裏目に出た
 典型的な頭でっかちの若社長です。

 物語の中では、失敗と試行錯誤を繰り返して
 一時期は取り返しのつかない状況にさえなります。

 このホテルの問題=経営者の心の問題=の根底にあったのは
 会社は誰のために存在するかという問いでしょう。

 エンドユーザー、お取引先、外注先、社員、株主、地域社会....
 数あるステークホルダーの中で、誰をまず優先すべきか。

 これぞ、経営者を悩ませる永遠の難題であり、
 その正解は、経営者ひとり一人に委ねられています。

 おそらく世界でも最も知られている経営理念のひとつ
 ジョンソン・エンド・ジョンソンの「我が信条」も
 大いに示唆に富んでいますが、あくまでもヒントであり
 これこそが正解というわけではないのです。
 http://www.jnj.co.jp/group/community/credo/index.html

 天野さんが伝えたかったメッセージは....

 典型的な個人向けサービス業=温泉のホテル=であっても、
 まずは社員を大切にすることこそが
 結果として本当の顧客満足につながる

 ということかもしれません。


────────────────────────────────
◎要点3 著者天野さんは会計入門書ベストセラー作家×会計士×証券マン
────────────────────────────────
 皮肉というか凄まじいことに、著者の天野さんは、
 実は経営指標に長けた公認会計士なのです。

 かつてお書きになった
 「会計のことが面白いほどわかる本」は
 日本で最も読まれている会計入門書でもあります。

 フツーなら、精神論が横行しそうな経営者に対して
 もっと「数字」を大切にしないといけないと
 熱弁を振るいたくなるところでしょう。
 
 また....

 天野さんは、証券会社でご活躍という
 特別なキャリアもお持ちです。

 会社は株主のものと、資本の論理で語る世界も
 よくご存知なのです。

 それなのに....今回の本は.....
 もっと大きな視座と心で書かれています。

 おそるべきスタグフレーションに
 日本経済も足を踏み入れてしまった中で

 経営者の多くは、クマ太郎の最初の過ちを
 繰り返してしまうかもしれません。

 今こそ、10年20年先を見据えて、
 この本にあるような会社を
 増やしていかなければならないのです。


 久米 信行拝

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ 天野さんのブログより

『君を幸せにする会社』 は、

登場人物がすべて動物の寓話です。
主人公はクマ太郎というクマさんです

経営者であるクマ太郎が、
初めのうちは目先の利益を追いかけてどん底に落ちていくのですが、
ビジネスにおいて大切な真理に気づくことで、経営を立て直し
自分も社員もお客様も幸せになっていくという物語です。

その課程で、クマ太郎は自問自答を繰り返し、
ときには失敗したり、調子に乗ってつまづいたりと、いろいろ模索しながら
最後はビジネスだけでなく人生のなかで大切なことに気付く、
というストーリーです。

利益至上主義、株主価値至上主義が限界に来た今、

「働くことの意味って何だろう?」
「自分は何のために働いているんだろう?」
「会社が利益を稼ぐために人が不幸せになっていくなんておかしいんじゃないか?」
「顧客満足って結局は偽善じゃないのか? 
 誰かを本当に幸せにするにはどうしたらいいんだろう」

という思いを持っている方々に対して、

何か気づきのきっかけをご提供し、世の中が少しでも良くなってほしい

という思いで書きました。

なんと! 
「夢しか実現しない」福島正伸さんと、
160万部「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」山田真哉さんから
ご推薦の言葉をいただいています。

福島正伸さんの推薦文の全文を紹介させていただきます。

********

どんなビジネスにも、通用する経営の神髄に気が付いてしまった天野さんが
その真髄を誰にでもわかる小説にまとめた、やばい本!
ビジネス上の問題の根本が、すべて自分の心の中にあることを解き明かしています。
これ一冊で、どんな会社でも本当に素晴らしい会社に変わってしまうはずです。

読むに従い、後半になるほど心に響いてきて、
不思議なエネルギーがモリモリわいてきます。
その意味で、一度読み始めると、途中でやめられなくなるため、
電車の中では読まないでください。
終着駅まで行ってしまいます。


********

本のメインコピーは
『「幸せな仕事」と「利益の追求」。
葛藤の末にクマ太郎が気づいた“働くことの本当の意味”とは?』
です。

感動あり、涙あり、のストーリーですので、是非お読みいただければ嬉しいです。


 ▼天野敦之ブログ該当記事
 http://ameblo.jp/amanoatsushi/entry-10144244059.html

 ▼『君を幸せにする会社』セブンアンドワイキャンペーン紹介ページ
 http://www.njg.co.jp/7y_cam/shiawase/shiawase.html

 ▼ブンアンドワイ『君を幸せにする会社』特集ページ
 http://www.7andy.jp/esb/docs/special/200809_amano/

 ▼『君を幸せにする会社』日本実業出版社「特集ページ」
 http://www.njg.co.jp/kongetsu_tokushu.php?itemid=1297

 ▼『君を幸せにする会社』書評ラジオ番組「新刊ラジオ」紹介ページ
 http://tinyurl.com/5vzawh

 ▼『君を幸せにする会社』公認会計士山田真哉氏紹介ページ
 http://plaza.rakuten.co.jp/kaikeishi/diary/200809120000/

 ▼『君を幸せにする会社』Webook松山真之助氏紹介ページ
 http://archive.mag2.com/0000000969/index.html
<<  2008年9月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30