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2008年10月29日(水)更新

【明大生との毎週一問百答】質問第121弾「金融危機の影響や採用状況」について

<質問>
1)金融危機による影響をどれだけ受けましたか。
2)ここ5年ほどの採用状況を振り返ると、どのような変化があったでしょうか。

(明治大学経営学部3年 山本剛嗣さん)


1)金融危機:幸いにして直接の被害はありませんでしたが、
       これから10年は不景気を前提に経営しなければなりません

2)採用状況:好景気と少子化で人材の取り合いとなりましたが、
       これからの不景気と弊社の進化で採用しやすくなりでしょう

1)金融危機の影響

  幸いにして直接の影響は避けられました。

  それは、バブル崩壊後の失われた15年間、貸し渋りや貸しはがしが
  横行する中で、借入返済と資産売却を続けて財務体質を改善してきたからです。

  オイルショックの頃に購入して含み益のある本社不動産以外はほとんど売却し、
  お取引先などの上場株式もすべて売却して保有しておりません。
  それらを借入返済などに回して、自己資本比率を50%前後に高めました。

  同時に、受取手形や在庫を減らしてつつ現金取引を増やして、
  流動比率や資金回転率を高めてきました。

  ありがたいことに、為替にからむ取引や運用もないため、
  こんなご時世にありながら、大きな悩みを抱えずに済んでおります。

  しかしながら、これからは、個人消費の低迷に加え
  お取引先の倒産などにも留意しなければならいでしょう。


2)採用状況:

  好景気と少子化の中にあって、ありがたいことに
  優秀な若手人材を採用できました。

  これからの不景気と弊社の進化、そして  
  エコロジーやクールジャパンへの興味は、
  私たちに追い風となるでしょう。


久米 信行拝
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