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オーガニックコットンなど厳選素材で謹製した最高級国産Tシャツに世界で1枚のプリントを!老舗メーカー三代目の第二創業記
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2007年06月14日(木)更新
【明大生との毎週一問百答】「企業の過剰な利益追求」をどう考えるか
<質問>
企業が利益を追求することは当然と思いますが、昨今起きている企業不祥事を見ていると、
利益を過度に、あるいは容易に求める体質に原因があるように感じています。
みなさまは、企業の過剰な利益追求について、どう思われますか。
(明治大学商学部 名越蔵人さん)
【回答】
「買い手よし世間よし売り手よし」の三方よしを旨とする当ブログ起業論でありますが
心無い不祥事が多発していることで、受講生のみなさんが
「企業性悪説」に立ち「利益=必要悪」だと考えてしまっている
としたら悲しいことです。
逆に、みなさんが就職先を探したり、起業をする時には
ぜひ経営理念や創業精神に着目してください。
企業の利益を社会的な公益に一致させようとしている
素晴らしい企業の存在に気づくことでしょう。
■1 大原孫三郎「わしの眼は十年先が見える」
─────────────────────────────────
「わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (文庫) 」
私が尊敬する大先輩経営者のおひとりに
倉敷紡績中興の祖で、クラレ、中国銀行、大原美術館を創設した
大原孫三郎さんがいらっしゃいます。
CSR(企業の社会的責任)という言葉が昨今のはやり言葉ですが、
明治から昭和にかけて、既にこれだけのことを実践しています。
城山三郎さんの名著が文庫化されていますので
ぜひ読んでみてください。
■2 ジョンソン・エンド・ジョンソンの「わが信条」
─────────────────────────────────
わが「ブログ起業論」生みの親である明治大学商学部の村田 潔教授は
ビジネス情報倫理がご専門です。
ちょうど昨年の講義でも、同様の議論になった時、
村田先生が最も尊敬する「経営理念」を発表してくださいました。
それは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「わが信条」です。
ぜひ、社史と合わせてご一読ください
http://www.jnj.co.jp/group/community/credo/index.html
■3 日本財団CANPAN-CSRプラスの意義
─────────────────────────────────
私たちの講義に、ブログサービスを無償で提供してくださっている
日本財団CANPAN一サービスに、
CSRプラスがあります。
これは、東証一部上場企業を中心に、各企業の社会貢献活動の情報を公開し、
応援するためのネットサービスです。
このサービスは、いずれ、日本でも情報公開が進んで
社会的責任を果たしている企業だけを、市民が選び応援する時代が
来ることを見越したものです。
欧米では既にその兆しが現れているように
誠意あふれ、長期的視点で社会に貢献する企業だけが
1.商品を買っていただける
2.株式を持ち続けていただける
3.社員になっていただける
.....時代になるのです。
■4 ネットで「見える化」すると下町のコミュニティのようになる
─────────────────────────────────
本業を中心として社会に貢献する地道な活動を、
ブログなどできっちり情報公開してお伝えし続けなければ、
選んでいただけなくなるのです。
私が育ったかつての下町コミュニティで、
作り手売り手買い手の顔がすべてみえて親しかったので
即ち情報がいきわたって「見える化」していたので
悪いことはできませんでした。
ネットが普及することで同じことが起きるはずです。
2ちゃんねるのお祭りやブログ炎上も
その序曲だと見て良いでしょう。
即ち、企業の長期的な存続を図り、そのための利益を確保するには
社会に役立つことをしなければならないわけです。
■5 結論
─────────────────────────────────
ですから長い眼で見れば、利益を得る活動と社会貢献とは、
重なっていくことでしょう。
老舗は、そうやってこれまで生きてきましたし、
これからもそうやって生きていくはずです。
久米 信行@縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
─────────────────────────────
久米繊維PRESS ROOMブログ
─────────────────────────────
経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
企業が利益を追求することは当然と思いますが、昨今起きている企業不祥事を見ていると、
利益を過度に、あるいは容易に求める体質に原因があるように感じています。
みなさまは、企業の過剰な利益追求について、どう思われますか。
(明治大学商学部 名越蔵人さん)
【回答】
「買い手よし世間よし売り手よし」の三方よしを旨とする当ブログ起業論でありますが
心無い不祥事が多発していることで、受講生のみなさんが
「企業性悪説」に立ち「利益=必要悪」だと考えてしまっている
としたら悲しいことです。
逆に、みなさんが就職先を探したり、起業をする時には
ぜひ経営理念や創業精神に着目してください。
企業の利益を社会的な公益に一致させようとしている
素晴らしい企業の存在に気づくことでしょう。
■1 大原孫三郎「わしの眼は十年先が見える」
─────────────────────────────────
「わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯 (文庫) 」
私が尊敬する大先輩経営者のおひとりに
倉敷紡績中興の祖で、クラレ、中国銀行、大原美術館を創設した
大原孫三郎さんがいらっしゃいます。
CSR(企業の社会的責任)という言葉が昨今のはやり言葉ですが、
明治から昭和にかけて、既にこれだけのことを実践しています。
城山三郎さんの名著が文庫化されていますので
ぜひ読んでみてください。
■2 ジョンソン・エンド・ジョンソンの「わが信条」
─────────────────────────────────
わが「ブログ起業論」生みの親である明治大学商学部の村田 潔教授は
ビジネス情報倫理がご専門です。
ちょうど昨年の講義でも、同様の議論になった時、
村田先生が最も尊敬する「経営理念」を発表してくださいました。
それは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「わが信条」です。
ぜひ、社史と合わせてご一読ください
http://www.jnj.co.jp/group/community/credo/index.html
■3 日本財団CANPAN-CSRプラスの意義
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私たちの講義に、ブログサービスを無償で提供してくださっている
日本財団CANPAN一サービスに、
CSRプラスがあります。
これは、東証一部上場企業を中心に、各企業の社会貢献活動の情報を公開し、
応援するためのネットサービスです。
このサービスは、いずれ、日本でも情報公開が進んで
社会的責任を果たしている企業だけを、市民が選び応援する時代が
来ることを見越したものです。
欧米では既にその兆しが現れているように
誠意あふれ、長期的視点で社会に貢献する企業だけが
1.商品を買っていただける
2.株式を持ち続けていただける
3.社員になっていただける
.....時代になるのです。
■4 ネットで「見える化」すると下町のコミュニティのようになる
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本業を中心として社会に貢献する地道な活動を、
ブログなどできっちり情報公開してお伝えし続けなければ、
選んでいただけなくなるのです。
私が育ったかつての下町コミュニティで、
作り手売り手買い手の顔がすべてみえて親しかったので
即ち情報がいきわたって「見える化」していたので
悪いことはできませんでした。
ネットが普及することで同じことが起きるはずです。
2ちゃんねるのお祭りやブログ炎上も
その序曲だと見て良いでしょう。
即ち、企業の長期的な存続を図り、そのための利益を確保するには
社会に役立つことをしなければならないわけです。
■5 結論
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ですから長い眼で見れば、利益を得る活動と社会貢献とは、
重なっていくことでしょう。
老舗は、そうやってこれまで生きてきましたし、
これからもそうやって生きていくはずです。
久米 信行@縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
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