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2007年03月08日(木)更新

チーム3ミニッツ「ぼく死みたくない」という5歳児のきもち

人生最高のラブレター 著者 太田空真さんの呼びかけで、
チーム3ミニッツに参加しています。

チーム3ミニッツは、1日3分間、ひとりひとりが

「いのちについて、共通の課題を考えよう」
「その想いをブログやメールに書いて共有しよう」

という、ひそかに小さく始まった運動です。




ちょうど、そのご案内を縁者に向けたメールマガジンで
お知らせした、その夜のことです。

11時近くなってもなかなか眠れない5歳の息子に
添い寝をして、抱きしめておりました。

ほの暗い中、あっち向き、こっち向きしながら、
ふと目が合った時、彼は、突然つぶやきました。

「ねえ。ぱぱあ。ぼく死みたくない。」

一瞬、耳を疑いました。

「ねえ。なんで死んじゃうの。」

じっと見つめられても答えようがありません。

会社であれ、学校であれ、たいていの難問には
即答できると自負していた傲慢な私。

しかし、わが子の前で言葉を失いました。

それでも、何やらわけのわからないことを
口から出まかせに話したのでしょう。

その言葉に魂がこもっていなかったのは
今何を話したか思い出せないことでもわかります。

さらに情けないことに、
この疲れ果てたしょうもない大人は、
真摯な質問への回答も中途半端なままに
いつしか眠りについてしまったのです。

これが「大人になる」ということでしょうか?

もし、子どもよりも先に寝てしまっていたとしたら
本当に申し訳ないことをしました。


思い起こせば、
私も小さい頃は不眠気味でした、

目を閉じるとそのまま目がさめないのではと
思っていた時期がありました。

宇宙の果てと、いのちの終わりの事を考えると
とめどない恐怖が襲いかかってきて、
眠れなくなるのでした。


ひょっとしたら5歳の心にも、
同じ恐怖が、毎夜毎夜、迫っていたのかもしれません。

そんな葛藤があったことにも気づかず、
早く寝なさいとばかり繰り返してきたことを、
夜中に目覚めてから深く反省したのです。

今日のお昼、仏壇で祖父の位牌に手を合わせながら、
昨夜の問いかけに体する答えを探そうとしました。

しかし、どうにも答えが見つかりません。


さきほど、子どもにおそるおそる

「昨夜、寝る時、なんて聞いたかおぼえてる?」

と尋ねてみました。

もちろん、しっかりおぼえていました。

「何て答えたかおぼえてる?」

と重ねて尋ねると....

「忘れた。」


しばらくは、
毎日3分悩むことが続きそうです。


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