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2011年06月02日(木)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第232弾は「二世、三世の活躍」について

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 どうして有名になった政治家や経営者の二世、三世は

 大きな活躍をしないのでしょうか?

 親よりも活躍するには何が必要だとお考えになりますか?

 

           (明治大学商学部 有賀将大さん)

 

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二世、三世であっても
立派なリーダーはたくさんいらっしゃいます。

例えば、私が最も尊敬する経営者、クラボウ中興の祖
三方良しのCSR経営を先取りした大原孫三郎氏は、
大地主で倉敷紡績を営む父を継いだ三男で二代目です。

 クラボウ人物伝> http://www.kurabo.co.jp/sogyo/
 ウィキペディア> http://bit.ly/a4qTXT



 城山 三郎「わしの眼は十年先が見える―大原孫三郎の生涯」
 http://amzn.to/jh6utw


また、無党派の私が、今、尊敬する政治家、
独自の脱原発メッセージを発信し続ける河野太郎氏は、
祖父、父が衆議院議員の家系の三代目です。

 河野太郎公式WEB http://www.taro.org/
 ウィキペディア> http://bit.ly/fOdcG0



 河野 太郎「私が自民党を立て直す」
 http://amzn.to/kAY1zu


うまく反骨精神が芽生えれば、大化けするのが二代目三代目。
とはいえ、偉大な父の後継者が伸び悩みやすいことも事実です。

その理由を私なりに考えますと、

 1)豊かな中で育てば、ハングリー精神がなくなりがち
 2)甘やかされて育てば、ひ弱になりがち
 3)なまじ高学歴になると、頭でっかちで行動停滞しがち
 4)側近取り巻きが、新しいことを許さない
 5)偉大な親と比べられると、いじけがち

といったところでしょうか。

しかし、うまく転じれば、

 1)豊かさの中で育てられた意味を知り、社会に還元する
 2)自分の弱さを自覚して、権力の及ばぬ現場で自ら鍛える
 3)良い師にめぐりあって、哲学と知性も兼ね備える
 4)側近取巻き以外の、新たなネットワークを作って打破
 5)親の素晴らしさを理解し感謝しつつ、新たなことに挑む

ということになるでしょう。


要は、自分の心がけ次第です!

2011年05月28日(土)更新

~6/1 東武百貨店限定「東京スカイツリー」Tシャツ×蔵印Tシャツ@池袋本店

2011年5月26日~6月1日まで、東武百貨店池袋本店 5階3番地 イベントスペースで、
東武百貨店限定「東京スカイツリー」Tシャツ17種類と、
久米繊維謹製「蔵印」Tシャツ8種類が販売されています。


全館 大感謝祭<Tシャツコレクション>


東京スカイツリーと酒蔵をこよなく愛する私。

これまで撮り貯めた写真と、今回の販売ディスプレイと、
私が自腹購入したTシャツでスライドショーを作りました。



ちなみに、私が自腹で購入したお気に入りの3枚はこちらです。





蔵印Tシャツも、スライドにアップしているので
ぜひご高覧ください!


東武百貨店池袋店 大感謝祭<Tシャツコレクション>

~6月1日 @5階3番地イベントスペース

2011年05月09日(月)更新

新連載:福島原子力村『七人の侍』~世界一尊敬される場所を創世した英雄伝









 3.11以降、怒りと悔しさと悲しみの無限ループに入って
 何冊も依頼されていた書籍の執筆が止まってしまいました。

 これまで通りのビジネス書や自己啓発本の類を書く前に
 今、書くべきことがあるのではないかと思いました。

 そこで、できれば小学生や中学生にも
 読んでもらえるような夢のあるお話を

 2050年に福島原発跡を訪ねる親子の
 明るく元気がでる物語を

 書き始めることにしました。

 昭和天皇が生まれた日のことでした。


 ▼福島原子力村「七人の侍」 
  世界一尊敬される場所を創世した英雄伝
  http://blog.canpan.info/fukushima2050/

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎原発被害者=罪の無い人々と動植物のことを思うと悲しみの無限ループに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 この作品は、福島と日本中の人々を不安と悲しみに陥れ、
 世界にも多大なご迷惑をかけた「愚行=原子力発電所事故」を
 二度と繰り返さないために書き綴るフィクションです。

 世界で一番危険な場所で、命をかけて、
 「人災」の収拾に取り組んでいる方々に、
 心からの敬意と感謝を込めて、何かを書かずにいられません。

 未来の子供たちに、少しでも安心で安全な世界と、
 美しい自然環境を残せるように、
 祈りをこめて、キーボードを叩きます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎最悪の原発事故を、世界最良の村づくり国づくりに活かすための物語
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 時は2050年3月11日。

 場所は2011年に爆発事故を起こした
 福島第一原発から半径Xキロ圏内を中心とした
 高濃度放射性物質汚染地帯。

 そこは、かつて一般人立ち入り禁止で
 治外法権だった「福島環境実験特区」、

 通称『フクシマ原子力村』である。

 主役は、なぜか自転車で原子力村を訪ねる
 父親と小学6年生の息子。

 彼らの目的は?
 そこで見たものは?


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎CANPANブログで少しずつ書き進めますので知恵と勇気を授けて下さい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 とはいえ、私は科学技術や政策に詳しい専門家でも
 SF作家でもありません。

 おそらくは、10年後に読み返せば、
 自分でも苦笑してしまう誤りも、
 たくさん見つかる事でしょう。

 それでも書きたい、書かずにいられないと思ったのは、

 「この困難を転じて、今ここでしかできないことに着手する。
  そして、衆知を集めて、きっと明るい未来を作ることができる」

 というメッセージを発したかったからです。

 誰でも無料で読めるブログに書いて、
 縁者のみなさまのご意見やアドバイスを
 コメントでいただきながら書き進めて参ります。

 どうぞよろしくお願いいたします。


 久米 信行拝


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎
 福島原子力村「七人の侍」~世界一尊敬される場所を創世した英雄伝
 
  第1章 突然の親子旅行 > 1-1 卒業式の前なのに
◎━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●


 「卒業記念に旅行に連れて行く」

 父さんが、突然切り出したのは3日前。
 しかも2人だけで行くって言うから驚いた。
 
 「どこに行くの」って聞いても、教えてくれない。

 小学校を休んで、朝一番で出かけるって言うんだ。


 だから、どこか海外の秘境にでも
 連れてってくれるのかと思ってた。


 でも、着いたのは空港ではなくて上野駅。
 乗るのは新幹線だった。

 ちょっと残念な気分。


 でも北海道は好きだし「まあいいか」って思ってたら、
 たった1時間!乗っただけで降りてしまったんだ。


 でも、もっと驚いたことがある。

 だって、ここからはレンタサイクルで行くって言うんだ!
 なんだか、父さんもケチだなあって思ったよ。


 それでも、ちょっと自転車で走り出したら、気持ちいい。
 やっぱり、東京よりも景色がいいしね。風も気持ちいい。

 道も広くて、信号もなくて、いつもよりスピードも出せる。
 意外に、父さんも自転車を漕ぐと速いんだよ。


 父さんと2人きりで電車や車に乗っているより楽しいかもね!
 いろいろ聞かれて話なんかしなくて済むしね。


 ところどころで休んだり、昼ご飯を食べたりして、
 そうだなあ、3~4時間はこいだかなあ。

 おひさまも少しずつ傾いてきて、
 もうそろそろ疲れて来たなあと思った頃、
 父さんが突然自転車を停めた。


 なんだか、道ばたに看板を見つけたみたいだ。
 


 ▼福島原子力村「七人の侍」 
  世界一尊敬される場所を創世した英雄伝
  http://blog.canpan.info/fukushima2050/

2011年05月01日(日)更新

新著「人づきあいが苦手な人のための「コミュ力」の鍛え方」


 おかげさまで、もう一冊の新著が発売になりました!

 

 人づきあいが苦手な人のための「コミュ力」の鍛え方
  宝島社 ¥1,260

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ミクシィのマイミクが多い、ツイッターのフォロアー数が多い……、
 友だちの多さでコミュニケーション能力=「コミュ力」を測って
 いたら危険!! 15万部のベストセラーとなった『「すぐやる!」技術』
 の著者である久米信行氏がコミュニケーション力を鍛えるための
 40のコツを提言。社会で必要とされる「コミュ力」を鍛えるには、
 友達とつるむのを止めて、一人メシをすることから!!  話ベタ・
 人見知りでもコミュ力を鍛えられる!!就活生、新社会人必読の一冊。
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 紀伊国屋>http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4796680926.html 
 アマゾン>http://amzn.to/ezAH0U


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎自分から声をかけられない、言いたいことが言えない人のために上梓
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 この本は、ある雑誌の取材でご来社されたフリーライターの
 大場 真代 @mayoxmayox さんとの出会いから生まれました。

 取材では、自分から声をかけられない、言いたいことが言えない
 人に対して、ささやかなアドバイスをさせていただきました。

 その話の中にあった「おせっかい」というキーワードに
 ピンと来た大場さんが、今回の書籍の企画を考えついたのです。

 そして、私の考えを見事に一冊の本にまとめてくださいました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎単なる話し方ではなく本物のコミュニケーション力が身につく40のコツ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 コミュニケーション力といっても話し方や書き方教室ではありません。

 多くの人と深くつながるための個人的な魅力を高めるために
 ライフスタイルを変えることから提言しています。

 と言っても、決して難しいことではありません。
 今日からすぐに実践できるコツの数々をご紹介しました。

 あとは実践あるのみです。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎コミュ力:おせっかいしやすい人&おせっかいされやすい人になろう
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 おせっかいというと悪いイメージで取られがちです。
 人の領域に土足で入り込むような感じがするからでしょう。

 東北で被災した見知らぬ人のためにボランティアが奔走している最中、
 ACの広告で「おせっかいと親切の境界」について厭味な掛け合いが
 繰り返されていたことは記憶に新しいはずです。

 しかし、お互いにプライバシーを重視しすぎるうちに
 いつしか周りの人に、さらには人間そのものに関心を持たない
 人が増えてしまったと感じるのは、私だけでしょうか?

 コミュ力が高い人は、人と自分を区別せず、損得など考えず、
 目の前にいる人を、あるいは遠くにいる友人を喜ばせようとする人、
 無意識のうちに体も心も動いて声をかけてしまう人なのです。

 「おせっかいな人」の周りには「おせっかいな人」が集まり
 お互いに気配りをして、自然に助け合う
 心地よいコミュニティが生まれます。

 3.11後の今、誰もが堂々と「おせっかい」になって
 本来の「コミュ力」を取り戻すチャンスなのです!



久米 信行拝


▼▼▼ 「コミョ力の鍛え方」大場さんのご紹介文より ▼▼▼ 


 3月11日に起こった東日本大震災では、多くの方が犠牲になりました。

 私も生まれ育った東北の悲惨な状況に、1か月経った今でも日に何度も
 涙をし、絶望的な気持ちになっています。

 暗いニュースばかりの中、ただひとつ嬉しかったのは、お互いがお互い
 に声をかけ助け合う東北人のおせっかい心が賛美されていることです。

 都会で暮らしていると「人は一人で生きていける」と錯覚しがちです。

 コミュニケーション力も、友達の数が多いとかメールの受信数が多い
 とか、表面的なことでしか測れない人は多いような気がします。

 しかし本当のコミュニケーション力とは何か
 久米さんはこうおっしゃっています。

 「世代や職業などの壁を超えて、公私を問わない深いおつきあいを、
  気さくに楽しめる能力です。

  つきあえばつきあうほど、お互いの本質を、長所も短所もまるごと
  受け止め、心から理解し合って高め合う能力なのです」

                      (はじめにより)

 まさに今、混乱した日本の中で一番大事な力なのではないかと
 実感しています。

 『人づきあいが苦手な人のためのコミュ力の鍛え方』では、こうした
 本当のコミュニケーション力を磨くためのステップが紹介されています。

 「一人の時間を充実させてこそ、周囲への興味や関心が湧いて、
  あれこれおせっかいをしたくなる」
 
 これこそがコミュニケーション力の本質だと思っています。

 本書は人づきあいが苦手な20代の方のために執筆されましたが、たとえ
 人づきあいが苦手でなくても「コミュニケーションとは何か」を考え
 させられる一冊に仕上がっています。

 ぜひ手に取っていただき、コミュニケーションの楽しさを感じて
 いただけたらと思っています。


 大場 真代



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  人づきあいが苦手な人のための「コミュ力」の鍛え方
             久米 信行著  宝島社 ¥ 1,260
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 紀伊国屋>http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4796680926.html 
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2011年04月11日(月)更新

東日本大震災1ヶ月:私たち久米繊維ができること~支援方針について

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◎天啓1:東日本大震災の前に気仙沼や八戸に導かれたご縁
◎天啓2:関東大震災と東京大空襲被災地「墨田区」に生まれたご縁
◎7つの寄付方針:広く浅い義援金よりも、すぐに現地に届く支援金を
◎末長い事業支援:毎年被災地の人が笑顔になり雇用と住民を増やす支援
◎親子で元気になるお絵描き&Tシャツワークショップ→チャリティアート展
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


3月11日の、東日本大震災発生から一ヶ月が経ちました。
あらためまして、犠牲となられた数多くの方々のご冥福と、
被災地の復興、故郷への帰郷を、心よりお祈り申し上げます。

この一ヶ月、大震災の被害が、私たちの周囲、縁者のみなさまにも、
少しずつ確実に広がっていくことを実感いたしました。

深い悲しみや、将来への止めどない不安に悲嘆しながら、
今私たちが、法人で個人で何ができるかを悩んで参りました。

その一方で、日本国内はもとより海外から湧き起こった
有形無形の様々な支援の力に大いに勇気づけられ、

連絡が取れた被災地の経営者やNPOリーダーからは、
逆に元気な声で励まされました。

中小企業と一個人では、できることに限りがありますが、
縁者のみなさまとも恊働をしながら

一過性のチャリティではなく、
5年10年と長きにわたって、

被災地のお役に立てますことを、
公私共々、懸命に考えて行動して参ります。


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◎天啓と誓い:東日本大震災の前に気仙沼や八戸に導かれたご縁
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私は、震災の5日前に、気仙沼に町おこしの講演でお招きいただきました。
http://blog.canpan.info/orange-orange/monthly/201103/4

懐かしくも美しい街並みと自然に、やさしい人々の笑顔に心打たれて、
きっと、気仙沼もみなさまと生涯のおつきあいになると直感いたしました。
http://www.youtube.com/watch?v=fqTHHtAf1HQ

また、数年前から、八戸の町おこしのお手伝いのご縁をいただきました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061120/254142/

亡き父との最晩年の旅では、八戸から宮古へ海外沿いに訪ね歩き、
今年2月の「えんぶり」には親子三代で感激、もはやもう一つの郷里です。
http://kume.keikai.topblog.jp/blog_detail/id=10007864


その直後、テレビのニュースで、あの美しい町が、港が、津波や火災で
壊滅的な打撃を受けたことを知り、震えと涙が止まりませんでした。


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◎天啓と誓い:関東大震災と東京大空襲被災地「墨田区」に生まれたご縁
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私が生まれ育ち、今も生業を営む、東京の下町「墨田区本所地区」は
関東大震災と東京大空襲で、この百年間に二度も焼け野原になった町です。

今は亡き祖父が関東大震災で逃げ込もうとした「本所区被服廠跡」は
一箇所で東京の犠牲者の半数近い、4万余名が亡くなられた場所でした。
http://www.kmine.sakura.ne.jp/shinsai/shinsai.htm

そして、東京大空襲では、今も美しい桜が咲き誇る錦糸公園は
身元不明の戦災者のご遺体が、1万体余りも仮埋葬されたそうです。
http://blog.goo.ne.jp/12240106/e/5fe00f3d2599aa9d8d4133b39fc5d759

ですから、幼少期には家族総出で、毎年3月10日と9月1日に開かれる
東京都慰霊堂の慰霊祭にお参りをするのが習わしでした。

そして焼け野原から復興した奇跡
=先人の偉業を子供心に実感して育ったのです。


東日本大震災の直前に、気仙沼や八戸を訪ねたのも
関東大震災で最も厳しい被害にあった、本所に生まれ育ったのも、
これからの私の進むべき方向を示す天啓だとしか思えません。

微力ではありますが、今できることから少しずつ始めて
生涯にわたって継続できるご支援を続けて参りたいと存じます。


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◎【7つの寄付方針】広く浅い義援金よりも、すぐに現地に届く支援金を
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私たち久米繊維工業は、環境方針などにもNPOとの恊働を明記して、
これまでも、さまざまな社会貢献事業を一緒に進めて来ました。
http://www.t-galaxy.com/ecology/

また、私も社員も多くのNPOに個人的に関わっており、今回もNPO活動
=民による民の支援が、地域再興に欠かせないこともよく存じております。
http://blog.canpan.info/meiji_venture/biography

そこで熟慮を重ねた上で、私たちは、被災地への寄付を差し上げる際に
次の「7つの基本方針」を決めました。

 1)前期の純利益の1割を目安にして、寄付金の総額を決める
 2)1回限りの寄付ではなく、資金×情報×事業で継続的に支援する
 3)広く浅く時間のかかる義援金より、現地NPOにすぐ届く支援金にする
 4)寄付をする先は、ご縁がありリーダーを良く知っているNPOにする
 5)活動報告がネットを通じて透明かつ速やかに発信されるNPOにする
 6)現場で活躍するNPOを熟知した中間支援NPOを中心に寄付をする
 7)法人の免税基準の制約を超える時には、免税財団を活用する


 ★参考文献:日本財団会長ブログ「義援金より支援金を!その違い」
  http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2960


ささやかな寄付金だからこそ、「義援金と支援金」の違いや
日本特有の「税制と分配の仕組み」をよく理解した上で、
被災者のみなさまに「有効かつ速やかに活用」していただきたかったのです。

第一回の寄付をさせていただいた支援先と、寄付の理由は次の通りです。

 1)日本財団CANPAN基金 100万円  
   https://canpan.info/open/news/0000006465/news_detail.html

  心あるNPOとCSR企業の情報を結集した日本有数の公益情報ネットワーク
  CANPANを活かして、阪神淡路等の経験を元にNPOに直接支援金が届くこと
  CANPANセンター理事を私も勤め、NPO活性化をライフワークにしていること
  笹川陽平会長や優秀なスタッフと面識があり、震災後のブログに感動したこと
  遺族に速やかに5万円ずつ手渡すなど、使い道の開示と行動が素早いこと
  免税財団なので、資本金や収益に基づく免税基準を超えて、寄付ができること

 2)せんだい・みやぎNPOセンター 10万円 
   http://fuda.jp/saigai/donation

  今回、最も深刻な震災被害に見舞われた宮城県、仙台を拠点にしていること
  創設者の加藤哲夫さんを中心に、スタッフの方々をよく存じ上げていること。
  地元NPOの活動を熟知してデータベース化し、網羅的に支援していること
  昨年、同団体のNPO向け講演に呼ばれ、直前の気仙沼講演もご一緒していたこと
  同団体の仙台の施設とネットワークが、今後実施を予定しているアーティスト
  ×NPO×弊社など企業恊働の継続的な地域再建イベントに欠かせないこと 

 3)オルタナ基金 10万円 
   http://www.alterna.co.jp/4894

  心あるNPOとCSR企業を支援する雑誌発行とネット発信を実践していること
  編集長の森 摂さん自らいち早く東北を見て回り、支援活動を進めていること
  森さん、スタッフ、賛同する経営者と面識があり、信頼、尊敬できること
  基金を手渡すNPO10団体が明記されていて、各団体の活動が尊敬できるにこと
  同団体の雑誌・ネット媒体とネットワークが、今後実施予定のアーティスト×
  NPO×弊社など企業恊働の継続的な地域再建イベントに欠かせないこと 

 4)日本酒造組合中央会 10万円
   http://www.japansake.or.jp/
 
  日本の農と水を、技と地域文化を守り続ける全国の酒蔵と、弊社と恊働で
  日本酒Tシャツ百選の企画と発信を進めている矢先の震災だったこと
  酒蔵と日本酒関係者による、酒蔵のための支援であることが明確であること
  被害が大きな蔵元から重点的に支援するため支援金が有効活用されること
  今後同団体が進めていく支援事業も積極的に支援していく予定であること

 5)東京商工会議所 10万円
   http://www.tokyo-cci.or.jp/notice.html
 
  今回の大震災が、地元中小企業の経営に与える被害は想像を超えていること
  焼け太りの大企業や利権企業ではなく、無名の地元中小企業を応援したいこと
  日本商工会議所を通じて、各被災地の商工会議所に直接分配されるのが明確なこと
  今後の復興に、商工会議所の復興と自治体やNPOとの連携が欠かせないこと
  同じ中小企業経営者、地元商工会議所役員として、その活動に共感できること


 その他、直前に気仙沼にお招き下さったNPO法人ネットワークオレンジから
 具体的に、画材やラジカセなどの品目別のリクエストが届きました。

 そこで久米繊維からは画材など教育資材を、
 私個人と個人法人からは10万円とラジカセ+音楽を寄付しました。

 また、各社員も応援するNPOなどに寄付をしているようです。
 それらは、各自の判断に任せて、集計や管理はいたしておりません。


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◎末長い事業支援:毎年被災地の人が笑顔になり雇用と住民を増やす支援
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私たちは、これまでも、数々のチャリティTシャツや、NPO/地域支援の
ためのTシャツ製作のお手伝いを、長年にわたって続けてまいりました。

今回も、心ある企業やNPOのみなさまと一緒に、懸命に本業の
Tシャツづくりを通じてチャリティの支援をさせていただきます。

しかし、ひょっとしたら、震災発生から3ヶ月もすると、
チャリティブームは去ってしまうかもしれません。

それでも、私たちは末永く支援活動を続けて参ります。

いまやニット製品の国内での自給率が5%とも言われ、
日本のものづくりの伝統が日本から途絶えようとしています。
http://www.senken.co.jp/advertise/monodskuri.htm

東北の繊維製品産地も大変な痛手を受けておりますが、
ものづくり企業同士で連携しながら頑張ります。

そして「復旧」と同時に「復興」のための活動も、
本業やネットワークを通じて、続けて参ります。

震災直前にお聴きした気仙沼のみなさんの悩みは、
震災の復旧が終わっても解決できないからです。

 1)若い人が地元で楽しく働ける
 2)地元で楽しい参加型アートイベントなどが開かれる
 3)アンテナが立った人たちが地元を好きになって訪ねる
 4)外から来た若者が商店街や郊外に素敵な店を開く
 5)みんなが交流できるサロンやイベントがある
 6)毎年来てくれて、故郷のように思う人が増える
 7)都会や海外から住み移る人が増える


そんな「真の復興のお手伝い」ができないかと、
尊敬する師匠や縁者のみなさまが続々と知恵とお心を
お寄せくださっているのです。


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◎親子で元気になるお絵描き&Tシャツワークショップ→チャリティアート展
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは、NPOや地元企業支援の拠点となるはずの

 せんだい・みやぎNPOセンター
 八戸ポータルミュージアムはっち

の縁者に以下のメールを、先週配信したばかりです。


▼▼▼

せんだい・みやぎNPOセンター 加藤さん 紅邑さん
八戸ポータルミュージアムはっち 相模さん

cc:チャリティTシャツで東北を継続的に応援しようとしている皆様

 こんにちは!久米繊維/t-galaxy.com 久米 信行です!

 今回の東日本大震災、心よりお見舞い申し上げます。

 (縁者のみなさま、大量CCで申し訳ございません。)

 私が尊敬する縁者のみなさまが、
 東北のみなさま、特に子供たちが笑顔になるための
 数々のお絵描き系アート系Tシャツチャリティ企画を
 真剣にお考えになっています。
 
 私の講演でも、いつもご紹介しております

 砂浜美術館Tシャツアート展では
 黒潮町と気仙沼は、もともとカツオ漁で親交が厚いそうで
 アーティストと連携した支援を考えられていますし
 http://sunabi.com/doc/tshirt.html

 JMAA×日本財団チャリティTシャツアート展は
 東北支援での巡回展とワークショップを考えていらっしゃいます。
 http://t-art.jmaa.info/

 それから、チーム3ミニッツの太田空真さんは
 被災地の子供たちに、Tシャツ型の画用紙とクレヨンを
 無償提供される活動をすすめています。
 http://team3m.jimdo.com/

 さらに、デメ研の橘川幸夫さんはペアルックTシャツ
 トム・ヴィンセントさんと東泉一郎さんはTOGETHER Tシャツなど
 独創的な参加型・草の根支援型の企画をお考えになっています。

 みなさん表現と活動は微妙に異なれど、熱い心意気を抱き
 単なる一過性チャリティではない、楽しくも継続的アイディアを
 お持ちで、心を打たれます。

 そこで、考えましたのは

 みなさんで相互に協力しながら、

 まずは、地元の心あるNPOやCSR企業とネットワークを持ち
 合わせて、素晴らしい活動拠点を持つ

 せんだい・みやぎNPOセンターのみなさん
 八戸ポータルミュージアムはっちのみなさんに

 1)ワークショップや展示の場所のご提供
 2)地元の子供たち×被災地のNPOリーダーや学校の先生への呼びかけ

 などをお願いして、

 ワークショップの楽しさを実感していただきながら
 楽しい作品と笑顔の数々を、展示やネットで広げながら
 その活動の「進め方」を広めていく

 各プロジェクトで知恵を出しながら

 資金やサポートが継続的に回る仕組みを考えて

 (一番、望ましい方法は、

  被災地以外の賛同者が2枚分お金を出して
  被災地の子供が1枚作れる

  被災地以外の学校で1クラス作ると
  被災地で1クラス作れる

  ような仕組みだと、多くの縁者が考えられています)
  

 材料、ワークショップのテキスト、講師などをご提供しつつ、

 各プロジェクトが、被災地から被災地へ、学校から学校へと
 広がっていくような支援の輪を考えていきたいと思います。

 そして、復旧が終わった後も、

 砂浜美術館のTシャツアート展のように
 各地の人が笑顔で誇れて、全国全世界の人たちと交流でき
 毎年楽しみにできて住む人が増えるようなイベントが

 東北各地に、自立分散型で育っていけば良いと願っています。

 どんなペースで、どんな形で始めれば良いかは

 被災地の状況を肌で感じている仙台や八戸のみなさんの
 アドバイスで進めるのが一番かと存じます。

 被災地支援で大変かと存じますが、
 ぜひともご助言をいただければ幸いです。

▲メールおわり



まだまだ構想の域を出ておりませんが、
必ずや時間をかけて実現して、

学校から学校、被災地から被災地に、
笑顔の輪を広げて参りたいと存じます。

連休明けには、私も被災地を訪ね、
今秋の社員旅行は、みんなで東北の友人たちを訪ねようと
東北の素晴らしさを広めようと考えております。

今後とも、メール縁者のみなさまとも恊働しながら
一歩ずつ進んで参ります。

どうぞよろしくお願いいたします。


久米 信行拝
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