大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2007年02月25日(日)更新

足助の想ひ出(参) 中馬のおひなさん もち花の街並み

足助の想ひ出(壱) 玉田屋旅館と「たんころりん」
足助の想ひ出(弐) ホームラン風化学焼きそばと「こきこき懇親会」
足助の想ひ出(参) 中馬のおひなさん もち花の街並み



足助の銀座通りは、紅葉のシーズンでもないのに
大いに賑わっていました。

ちょうど「中馬のおひなさん」という
素敵な催しが開催されていたのです。

見上げれば2階にもお雛様
ふと見上げれば2階にもお雛様


商店街のみなさんが大切にしまっていた
いにしえのおひなさまを店頭に並べる。

それだけと言えば、それだけなのですが、
古い街並と相まって、これがとても美しいのです。

資料館の古い金庫室の中にも雛壇が
資料館の元銀行金庫室の中にも雛壇が


そして、軒先には、かわいらしい「もち花」
小枝に色とりどりの餅をつけて 花のように飾るのです。

もち花の点描が街並を彩る
もち花の点描が街並を彩る


餅花に誘われ、敷居をまたぐと、 時に大正の、
さらには江戸時代の お雛様が静かに佇んでいます。

茶舗の奥の間におひなさん
茶舗の奥の間におひなさん

江戸時代のおひなさんは渋いいでたち
江戸時代のおひなさんは渋いいでたち


日頃は一年がかりで達人御用達の弓矢一式を作っている
いろは弓具店の名人も、この日に合わせて独特な竹雛を作っています。

弓矢づくりの名人が作り語る竹雛
いろは弓具店のご主人自ら作り語る竹雛


そして、名物の和菓子「中馬柿」を買い求めたり、
イノシシ肉の入ったシシコロッケをほおばったり….
楽しみはつきません。

さらに街並を壊さぬように配慮した、
地元信金やJAの姿勢にも共感いたします。

豊田信金のたたずまいも看板も町にやさしい
豊田信金のたたずまいも看板も町にやさしい


帰り道は、橋の脇から川辺に降りて せせらぎを聴きながら、
川沿いの小径を歩けば、 また別世界を味わえます。

銀座通りの喧噪を離れて、セキレイたちと
戯れることもできるのです。

聞けば、カワセミにも出会えるとか、
香嵐渓をわたる姿にいつか会いたいものです。


足助の想ひ出(壱) 玉田屋旅館と「たんころりん」
足助の想ひ出(弐) ホームラン風化学焼きそばと「こきこき懇親会」
足助の想ひ出(参) 中馬のおひなさん もち花の街並み



 ▼中馬のおひなさん
  http://www.mirai.ne.jp/~asuke/Event/ohinasann/hina2007.html

 ▼思いつくまま足助から:中馬のおひなさん情報
  http://asuke.air-nifty.com/blog/2007/02/post_17a7.html


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
========================================================
【久米繊維PRESS ROOMブログ】
 砂浜美術館 第19回Tシャツアート展 作品募集のお知らせ
========================================================
■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2007年02月03日(土)更新

2/4書道家 武田双雲さんTV出演と、みなとみらいで[COLORS」展

♪テレビ東京とみなとみらいに注目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【号外】2/4 21:45~TVテレビ東京に書道家 武田双雲さん出演
    2/4まで、横浜みなとみらいギャラリーで書道展「COLORS」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 敬愛する書道家 武田 双雲さんから、
 楽しみなメールが届きました



─────────────────────────────────

久米様

双雲です
こんにちは。
ご無沙汰しております。

今週日曜夜9時45分~
の「ソロモン流」(テレビ東京系列全国ネット)
という1時間ドキュメンタリー番組に出演します。

もしご都合よろしければご覧下さい(^^)


■┳●┳■   書道家 武田双雲
┣●╋■┛
●╋■┛     ・双雲的活動
┣■┛ http://www.souun.net
■┛ E-mail : souun@fudemojiya.com
─────────────────────────────────


_image/7b/futaba-colors/1162823051577.jpg">

 合わせて、今週末2/4まで横浜みなとみらいギャラリー
 (横浜クイーンズスクエア2F) にて開催されている

 武田双雲さんの教え子たちの展覧会「COLORS」にもご注目ください!

 私も、双雲さんや通山敦史さんにもごあいさつしたいので
 


 土日の宿題原稿が早く終わらせて...馳せ参じます


 ▼ソロモン流
  http://www.tv-tokyo.co.jp/soromon/

 ▼COLORS
  http://www.2007colors.com/


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
========================================================
【久米繊維PRESS ROOMブログ】
 rget=_blank>砂浜美術館 第19回Tシャツアート展 作品募集のお知らせ
========================================================
■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP nk>http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ blank>http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2007年01月28日(日)更新

越後妻有こへびT作者 久保美沙登さんご来社で嬉しかったこと

昨年、一番感動したアートイベントは、
越後妻有アートトリエンナーレでした。

今から3年後の次回が楽しみでならないほどなのです。

オールアバウトにも書いたのですが、
Tシャツ道を歩むものとしては、
久保美沙登さんが創造した
「こへびTシャツ」が忘れられません。



きもの風の衿や袖。左右非対称です。
片袖は着物地で取り外しもできるのです。

私も2枚買い求めましたが、
未だにもったいなくて袖を通すことができません。



十日町キナーレで見た久保美沙登さんの作品、
Cross Clothe KTにも衝撃を受けました。

高い吹き抜けの天井から等間隔で吊るされたTシャツ群は、
どれひとつとして同じものがありません。
裾の長さ、袖の柄と長さが少しずつ変わっています。

もっと印象的なのは、それぞれ別な場所に穴があけられ、
同時に久保さんのモチーフでもあるクマが顔を出し
手を出していることです。

Tシャツ屋に生まれて半世紀近く、
こんなTシャツもディスプレイも見たことがありません。



先日、ひそかに憧れていたアーティスト、
久保さんから突如メールが届いて動転しました。

かつてオールアバウトでご紹介したことのお礼でした。

遠くにお住まいだと思っていたら、意外にもご近所在住。
近日、会社近くの歯医者さんにいらっしゃるので、
ご来社いただけるとのことでした。

そして、先週の金曜日に初めてお会いしたのです。

まず、弊社プレスルームに入っていらっしゃるやいなや
展示されていた10枚の作品を見つめます。

その目が印象的で、普通の人が見る時に放つ気配とは
明らかに違うのでした。

ゆったりとした聴き方話し方も独特で、
いつもは動ぜぬ私も違う世界に引き込まれ、
共鳴していきました。

なにしろ、服に関する意識もお互いに似通っていることを、
久保さんがかつて受賞した「モエ・エ・シャンドン賞」
のインタビューで知っていたのです。



「服という日常的なモノを媒体として、
 自己の身体を越え他者へとつながるツールへと
 拡張する身体感を表現しました。」

「服を身体と社会の間にある空間として捉え直し、
 その空間のなかを行き来できたらと思っています。」


実家が呉服屋さんだったこと、
越後妻有では最初から最後まで
自分でやることばかりで大変だったこと、
これから1年ロンドンで勉強すること

...などをお聞きしながら、
あっという間の1時間半でした。

何かこれからご一緒できそうな予感を抱きつつ、
お見送りをした時、とても印象的なこと
思いがけないことがありました。

お別れのごあいさつをした後で、
久保さんが右手を差し出して
握手を求めてくださったのです。

日頃、コンサート後にサイン会で
アーティストに握手を求めることはあっても

初対面のアーティストから
握手を求められたことは
生まれて初めてだったので、
どきどきしたのです。

その後も、素敵なお礼メールをいただきました。

久保さん、今度は下町ランチなどご一緒しながら、
もっとゆるりとお話しいたしましょう。


 ▼AllAbout:越後妻有アートトリエンナーレ2006こへびT
  http://allabout.co.jp/mensstyle/tshirt/closeup/CU20060816A/

 ▼Cross Clothe KT
  (大地の芸術祭公式スタッフTシャツ)
  http://www.dnp.co.jp/artscape/goods/0608_ett.html

 ▼大地の芸術祭:Cross Clothe KT
  http://www.pref.niigata.jp/chiikishinko/toukamachi/kikakushinkobu/kikakusinko/t_sinkoukyoku/art/06_triennial/tokamachi/index6.html



久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
========================================================
【久米繊維PRESS ROOMブログ】
 砂浜美術館 第19回Tシャツアート展 作品募集のお知らせ
========================================================
■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2007年01月23日(火)更新

海田 悠作品展「蜃気楼・シルクロード」で先生にお聴きした話

今日から1月31日まで、東京銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて、
海田 悠先生の作品展「蜃気楼・シルクロード」が開催されています。

奥さまのhiroさんからメールとお手紙で嬉しいご案内をいただき、
海田ファンの1人として初日終了時間スレスレにかけこみました。

海田悠作品展
ハリーウインストンの斜め前です

hiroさんからは、写真展ではなく初めての作品展と
お聴きしていたのですが....

会場に足を踏み入れて、その意味がわかりました。

階段を上がってすぐの金色に輝く砂丘の作品は
あ、写真をフォトレタッチした作品かなと思ったのですが、

その隣にあった紅い砂丘は....リトグラフ???

プリントされた画像の下には、やわらかな質感の和紙が
あたかも風紋のようにしわを寄せています。

そして画像の上には....レンズには映らない筆致が
まるで神の筆遣いの後のように残っています。

一事が万事。

これは写真?日本画?リトグラフ?抽象画?
1枚見るごとに不思議は深まります。

海田悠先生
写真家の肖像をカメラ付ケータイで撮ったら褒められました

そこで、海田先生発見!

私の???をお話しますと「わが意を得たり」と
子供っぽい笑顔を浮かべられて

「術中にはまりましたね」

私がさらに不思議に思ったのは、
抽象度が限りなく高い、3つの相似形 3色の砂丘写真。

その稜線に微かに映る1人の人影。
この1人だけが妙にリアルなのです。

生きているようにも見えます。
夜、ここで1人見ていたら動き出しそう。

まさに....新境地を開かれたのでした。

海田悠作品展
異国の人も異国に思いを馳せる

会場には、19時になっても素敵なお客様がたくさんで、国際色も豊か
どこかの国の大使館員さんが感激されていました。

海田先生ファンの社長さんお二人とも
名刺交換をさせていただきました。

今日は、かの京セラの稲盛さんもいらっしゃって、
稲盛美術館用に数点ご購入になったそうです。

稲盛美術館でも、シルクロードからひそかに連れてこられた
小さな砂漠の民たちは、ひそかにうごめきだすのでしょうか。


 ▼海田 悠作品展「蜃気楼・シルクロード」
  http://www.pola-ma.jp/schedule/pop0701_02.html


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com
========================================================
【久米繊維PRESS ROOMブログ】
 「法人パートナー・システム」説明会のご案内
========================================================
■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2006年12月02日(土)更新

向源寺十一面観音の一番美しい角度@国立博物館「仏像」展

ずっとお会いしたかったのです。

小学校の時、美術部漫画班だった私は、修学旅行のパンフレットに、
行きもしないのに、この観音様の絵を描きました。

その時以来、琵琶湖東の中でも、否、国内の十一面観音の中でも
最も美しいとされる「向源寺(渡岸寺観音堂)の観音様」に
いつかひと目お会いしたかったのです。


滋賀県観光ページより

そして、見仏記のみうらじゅんさんの文化放送「やるMAN」でのお導きで
国立博物館の「仏像展」を知り、ようやく夢が叶ったのです。

国立博物館「仏像」展

空いている時を狙って行ったにもかかわらず
今回の主賓たる十一面観音のまわりには
黒山のひとだかりでした。

なぜ?

誰もが見とれて動かないからです。

私もそれぞれの角度で観音様を見上げては
動けなくなってしまいました。

そして、私にとって最も美しく見える角度を見つけたのです。

それは、向かって斜め右側3~40度ぐらいから、
そして、最前列ではなく、2~3列下がったところ

そこから、おそるおそる見上げた時の、

なまめかしい顔と体のシルエットと
少しはにかむような柔らかな微笑みは、
この世のものとは思えません。


滋賀県観光ページより

ポストカードにもなっていた有名な写真は、
向かって左側45度ぐらいから同じ目線で見たものです。

おそらく手のシルエットを重視したからだと思いますが、
仏像はもともと下から見上げて美しいもの。

特に、この観音様は....
私なら右下から見上げたい。

ずっと見ていたい...のです。


 ▼十一面観音像 向源寺(渡岸寺観音堂)
  http://www.pref.shiga.jp/h/ki-doboku/jyuuit.htm

 ▼国立博物館「仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り」
  http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=3460


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com/

■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■
«前へ 次へ»