大きくする 標準 小さくする
次ページ

2006年06月20日(火)更新

福井の恩人 齋藤さんとオフェリー・ガイヤールのバッハ無伴奏チェロを聴く

福井にたびたび伺うご縁ができ、かけがえのない友人ができましたのも、
元はといえば、財)ふくい産業支援センターに齋藤 修二さんがいらっしゃって
数年前に私に声をかけてくださったからです。



今はリタイアされて、地元コミュニティの要職で活躍されていますが、

齋藤さんと、後継の大木さんが、それこそ10年計画で
福井県の中小企業がEビジネス化するサポートをされてきた
その根気と実績とに、いつも深い敬意を表しています。

お二人の活躍が、東商墨田支部のIT分科会活性化のための
モデルと目標にもなっているのです。

先日、カレンの四家さんと、福井でブログ道のお話をした時も、
前日から、齋藤さんが空港まで出迎えてくださったのでした。

いつかどこかで恩返しをさせていただきたいと思っていたのですが、
ようやく、そのチャンスが参りました。

齋藤さんがお好きなフォーレやサンサーンスなどのフランス音楽が、
地元すみだトリフォニーホールで、若手チェリストと
われらが新日本フィルによって演奏される好機があったのです。

─────────────────────────────────

チェロ、香る。
人の声に最も近いとされる
美しい楽器、チェロ。
その魅力全てを
一度に味わえる
無伴奏&協奏曲の3日間。

叙情と幻想が天を翔ける。
伸縮するリズム。
変幻自在の音色とダイナミズム。
そして大胆なテンポ。
第3夜はフルニエ、トルトゥリエを生んだ
フランス楽派最大の女流奏者、
オフェリー・ガイヤールの夜。


<トリフォニーホールからの新しい風>2006
 第3夜 オフェリー・ガイヤール


第1部:無伴奏ソロ
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
 プロコフィエフ(ピアティゴルスキー編)/行進曲(ピアノのための「子どもの音楽」)
 エリック・タンギ/エスキス

第2部:with 新日本フィル
 フォーレ/エレジー(オーケストラ伴奏)
 サン=サーンス/チェロ協奏曲第1番 イ短調

─────────────────────────────────

このホールで、バッハの無伴奏を聴くのは、
ロストロポーヴィッチさん以来なのですが、

若き俊才のチェロの音色も、人と楽器とホールとが
一体となって深く響き渡ったのでした。

そして、フォーレのエレジー....切なくも甘美。


演奏後は、CDのサイン会がありましたので、
齋藤さんと二人で行列に並んで、
フォーレのチェロ・ピアノ曲集にサインをお願いしました。

この企画に関わられチケット手配にもお骨折りいただいた
新日本フィルの小々馬さんもご紹介することができました。

コンサート前には、おろし蕎麦通の齋藤さんを、
おそるおそる名店「ほそ川」にお連れしましたが、
とても喜んでいただけました。

地元で、ちょっとだけご恩返しができて、
そして何より、齋藤さんと再会できて幸せでした。


 ▼財)ふくい産業支援センター
  http://www.fisc.jp/

 ▼トリフォニーホールからの新しい風2006
  第3夜 オフェリー・ガイヤール
  http://www.triphony.com/concert/detail.php?pid=46&sch_date=200606


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com

■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2006年06月06日(火)更新

【新日本フィル定期券】父の日にプレゼントしたい墨田区ゆかりの品

墨田区とっておき下町ガイド」の新しいお題にお答えします。

父の日に私たち久米3兄弟が毎年プレゼントしている
墨田区ゆかりの品は.....

わが地元が誇る「新日本フィルのシリーズ連続券(ペア)」です!



シリーズ連続券とは、いわゆる定期会員券ですが....
これが、きわめて満足度の高い仕組みなのです。


▼新日本フィルホームページより
─────────────────────────────────
■ 1.シリーズ連続券

シリーズ連続券とは、

 ●トリフォニー・シリーズ(第1夜・第2夜)[全8回]
 ●サントリーホール・シリーズ[全8回]
 ●名曲シリーズ<クラシックへの扉>[全8回]

のチケット回数券です。

各シリーズにお客様だけの指定席をお申込いただけます。

さらに、各1回の演奏会ごとにチケットをご購入されるよりも、
圧倒的に低価格、他にも様々な特典をご用意しております。
また次のシーズンには お持ちのお座席をそのまま継続する
事も出来ます。


■連続券ご購入特典

・シーズンを通して、同じお席でご鑑賞いただけます。
・1公演毎にチケットをお求め頂いた場合に比べて超割安。
・新日本フィル主催公演を、一般の発売に先駆けて
 優先予約でお申込み出来ます。
・日程のご都合等で各公演にお越しになれない場合、
 トリフォニー・シリーズ(第一夜・第二夜)の
 同一プログラム公演間においてのみ、
 チケットのお振り替えをサポート致します。
 (事前に新日本フィル・チケットボックスへお問合せ下さい)
・トリフォニー・シリーズ、名曲シリーズでは
 託児サーヴィス有り。(完全予約制・有料)
・新日本フィル・メンバーズカードを発行

───────────────────────────────


両親も私たち夫婦も、新日本フィルが
すみだトリフォニーホールを本拠にしてからずっと定期会員です。

1年先まで予定が立てられるので、忙しい人にもお勧めですし
何と言っても毎回「自分の席」に座るのは優雅な気分です。

昔からクラシックファンだった父は、それも最前列で
なつかしの名曲に触れることは格別のようです。

(母は首が疲れると言っておりますが.....
 美男子のアルミンクさんを間近で見られているはず)



墨田区在住在勤や、シルバーの割引も組み合わせますと、
兄弟で1万円前後も出せば両親にプレゼントできると思います。

ありきたりのモノを贈ってその場限りになるよりも、
特別な感動と、夫婦デートのきっかけとなり、
1年間はじっくり楽しめるチケットを贈る方が
良いのでは.....と思うのは私だけでしょうか?


 ▼新日本フィル「チケット情報」
  http://www.njp.or.jp/njp/ticket/ticket_genre.html


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp

■──────────────────────────□
 経営者会報ブログTOP http://gate.keikai.topblog.jp/
 経営者会報編集部ブログ http://editors.keikai.topblog.jp/
□──────────────────────────■

2006年04月16日(日)更新

ウイーンしぐさ:アルミンク指揮 新日本フィル「ブラームス交響曲4番」を見て思う

江戸しぐさ」が見直されているそうです。
共生を尊ぶ粋で美しい江戸町民たちのしぐさ、心意気。

音楽と麗しくひとつになるアルミンクさんの指揮を見て
ふと「ウイーンしぐさ」という言葉が浮かびました。

ブラームスの4番は静かな主題で始まります。

その主題が消え行く、否、心に染み入る「一瞬にして永遠の時間」に、
祈るように頭を垂れ、振り上げた両手を静かに下ろしていくしぐさ。

それが、今も目に焼きついているのです。


 クリスティアン・アルミンク指揮
 新日本フィルハーモニー交響楽団
 ブラームス交響曲1番/マーラー交響曲3番


公演パンフレットには、このブラームスの名曲が初演された時
「古典的」と称され評価が低かったとあって驚きました。

私には、今聴いても「新しい曲」に聞こえたからです。

新日本フィルでは、現代曲もよく演奏するのですが、
その中にあっても、なぜか新しく感じたのです。

もちろん、そこに、アルミンクさんならではの、
ウイーン流「ON BEAT」の指揮があったからでしょう。

もともと私はロック、ブルース、ジャズを愛し、
ワールドミュージックを世界一周ひととおり堪能して、
ようやく地元オーケストラにたどりついた
「遅れてきたクラシックファン」です。

いまだに恥ずかしいほど基礎知識が無いのですが、
今日のブラームスには、まさに「心臓の鼓動」を感じました。


まだ定期会員歴が十年に満たない新米ファンの悩みは、
多くの曲を聴きながら、体がビートを刻んでしまうこと。

微動だにしない他の先輩会員に申し訳ないと思いつつ、
気がつけば上半身が頭がリズムに合わせて動いてしまうのです。

(あるいは、うっかり、こっくりすることもありますが...)

しかし、アルミンクさんの若々しい指揮も同じです。
明らかに、体中からリズムがほとばしり出ているのです。

あ、内なる鼓動に体をまかせて良いのか....

私はほっとするのです。

おそらく大作曲家たちも、楽譜を書きながら、
体がリズムを刻んだ主題があったはずです。

楽譜には記載されていない鼓動までも再現する。

だからこそ、古典的と言われてきたブラームスの楽曲にさえ、
新しさを感じたのかもしれません。


嬉しいことに、アルミンクさんが2009年シーズンまで
音楽監督を続けることが決まったそうです。

来月も、ブラームス。
CDにもなって好評を博した交響曲1番です。

今から楽しみです!


 ▼新日本フィルハーモニー交響楽団
  http://www.njp.or.jp/njp/

 ▼アルミンク/新日本フィルCD
  ブラームス交響曲1番/マーラー交響曲3番



久米 信行久米繊維謹製
Jentle.co.jp<卸売>/T-GALAXY.com<小売>
縁メルマガ/オールアバウト
次へ»