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2009年08月31日(月)更新

小布施町立図書館「まちとしょテラソ」を花井裕一郎館長と歩く

先日、できたばかりで唯一無二の素敵な図書館「まちとしょテラソ」を
古くからの友人で今は館長さんの、花井裕一郎さんにご案内いただく
特別に贅沢な体験をいたしました。



なぜ、贅沢か....。

なにしろ、ここは地域おこしで知らない人はいない小布施町。

しかも、この街に家族で移り住んでコミュニティに溶け込み
大いに地域振興に貢献して館長にまでなった親友と、
大建築家のコンペを勝ち抜いた素晴らしい建物で再会できるのです。

なんとも晴れがましく誇らしい感じがします。

町役場と学校にはさまれた「少年時代」を歌いたくなるような
校庭の一角に、桜並木を残しながら作られた平屋建築。
それは、いわゆる箱物ではありませんでした。

そして、館内で交わされるあいさつは、
まるで昔の下町の路地裏を思わせるのでした。


 ▼小布施町立図書館「まちとしょテラソ」
  http://www.machitosho.com/

 ▼花井さんが小布施人になった瞬間
  http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/report/rpt_13.html

 ▼花井裕一郎さんの考え@毎日新聞
  http://machitosho.blogspot.com/2008/02/blog-post_1900.html

 ▼花井さんが着ているTシャツのデザインの意味
  http://mcaf.jp/08-artists/yuichirohanai.html

2009年08月16日(日)更新

大地の芸術祭2009【越後妻有アートトリエンナーレ】4



大地の芸術祭2009【 越後妻有アートトリエンナーレ】では
忘れかけていた大切なもの・こと・ひとに気づかされます。

日本の原風景、笑顔と思いやりのある暮らし、
そこには、なつかしいけどあたらしい
21世紀のライフスタイルのヒントがあるのです。

大地の芸術祭に触発されて....

私が、生まれ育った東京下町墨田区で
路地裏の芸術祭【墨田北斎アートフェスティバル】を
開きたいと思った理由も、そこにあります。

ここには日本人の原風景と暮らしがまだかろうじて残り
新しい文化も取り込みながらカオスとして息づいているからです。

第四日めは、十日町の作品を中心に回りました。

最終日の「今日のお気に入り3作」は...

作品番号 : 120 蔓蔓
 高橋治希さん【日本】

 触ると壊れそうな九谷焼でできた椿の花
 そこには集落の人々の好きな風景が描かれています
 紫蘇ジュースと漬け物と米粉ロールも隣接カフェで


作品番号 : 36 名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~
 倉谷拓朴さん【日本】

 1階には石庭、2階には写真館と展示室
 集落の人々の古い写真に囲まれながら、
 遺影の撮影をお願いできるので、私も1枚


作品番号 : 27 風の音
 渡辺泰幸さん【日本】

 ここを訪ねるなら、夕暮れ時が素敵。
 ヒグラシの声を聴きながら山を上ると
 山頂には夢のような光景が、そして音が


 ▼大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」
  http://www.echigo-tsumari.jp/2009/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@amazon.co.jp
ブログ起業論講師@明治大学商学部

2009年08月15日(土)更新

大地の芸術祭2009【越後妻有アートトリエンナーレ】3



大地の芸術祭2009【 越後妻有アートトリエンナーレ】では
とにかくおいしいものにたくさん出会えるのです

空気が美味しくて、わき水が美味しくて、
何といってもお米が美味しい。だって魚沼ですから。

そして、さりげなく地元のおばちゃんに振る舞われる
漬け物やお茶の美味しいこと。おいしいこと。

もちろん、へぎそばもお忘れなく。

第三日めは、3年前にパスした松代地区の作品に出会えました。

さて「今日のお気に入り3作」は...

作品番号 : 236 目を凝らし耳を澄ます
 谷山恭子さん【日本】

 里山の奥深く水をたたえる伝説の鏡が池
 そのまわりに、キラキラ輝く村人の言葉
 にいがたの美しい青空を映すのです


作品番号 : 176 ツマリ楽園
 名古屋工業大学 伊藤孝紀研究室【日本】

 谷間の坂道に、ちっちゃな白い家が並びます
 ところどころに、ちっちゃな白い人も並びます
 視線と視点を変えれば巨大な楽園が見えてきます


作品番号 : 144 石と花
 ペルラ・クラウセさん【メキシコ】

 家の中は、小さな石と花に征服されていました
 おそらく、どこかから飛来した隕石に付着した種が
 花開いたのでしょう。それが今じわじわ外に


 ▼大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」
  http://www.echigo-tsumari.jp/2009/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@amazon.co.jp
ブログ起業論講師@明治大学商学部

2009年08月14日(金)更新

大地の芸術祭2009【越後妻有アートトリエンナーレ】2



大地の芸術祭2009【 越後妻有アートトリエンナーレ】の
楽しみのひとつはパスポートにスタンプを集めること

300の空欄を、青と赤の「祭」スタンプで埋め尽くすのは難行苦行
4日間廻りに廻っても、半分に届かないありさま....

かつてポケモンスタンプラリーを完全制覇した血が騒ぐのは
四国八十八ヶ所巡りに熱中した祖父母のDNAのなせるわざでしょうか。

第二日めは、松之山地区の作品を中心に見て回ったのです。

さてあえて「今日のお気に入り3作」を選ぶなら...

作品番号 : 90 津南のためのインスタレーション―つながり― 
 瀧澤 潔さん【日本】

 Tシャツを生業とする私には、忘れ去られた廃屋で
 着古されたTシャツが美しいあかりに生まれ変わった姿に
 心動かされないはずがありません。


作品番号 : 233 上鰕池名画館
 大成哲雄さん/ 竹内美紀子さん【日本】

 絵画ファンなら、思わず微笑む名画を超える名画の数々
 名画に登場する主人公は、モデルでも作家でもなく
 この地で暮らす素朴にして笑顔が素敵な人たちなのです。


作品番号 : 230 坪野フィールドパーク・龍頭
 岩間 賢さん【日本】

 長靴に履き替えて棚田のぬかるみに入っていく喜び
 本当ならば、どろんこプールのイベントに参加して
 見知らぬ子供たちと泥だらけになりたかった


 ▼大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」
  http://www.echigo-tsumari.jp/2009/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@amazon.co.jp
ブログ起業論講師@明治大学商学部

2009年08月13日(木)更新

大地の芸術祭2009【越後妻有アートトリエンナーレ】1



はじめて訪ねたのに、なぜか懐かしく感じる
棚田や里山...日本の原風景で開かれ

はじめて遭ったのに、どこまでも笑顔が嬉しい
地元のひとたち...日本の古きよき暮らしに触れ

はじめて目にしたのに、理屈なく驚いたり笑ったりできる
現代アート作品...日本人のこころと響きあう

そんな、日本で一番美しいアートイベントのひとつ
大地の芸術祭2009【 越後妻有アートトリエンナーレ】を
体感していない人は、ぜひぜひぜひぜひお出かけを

3年前の感動が、最初の作品でいきなりよみがえりました。
第一日めは、中里と津南地区 の作品を見て回ったのです。

どれも心揺さぶられる作品ばかりですが

あえて、今回の新作の中から
「今日のお気に入り3作」を選ぶなら...

作品番号 : 132 清津峡トンネル美術館
 山本浩二さん【日本】

 清津峡トンネルを奥まで進んで、その驚くべき悠久の歴史と
 都会人の創造を超えた激しい四季の姿を見た後で、
 時を超えた作品群に出会うと感動もひとしお


作品番号 : 128 大地のグルグル―2009tomato―
 芝 裕子さん【日本】

 クリスマシューズさんの名作「中里のかかし」の中に
 ぐるぐる螺旋のトマト畑...そこからもぎって食べると
 ああ、このトマトはひなたと愛情と絆の味


作品番号 : 101 私たちのための庭園
 ステファン・バンツさん【スイス】

 河岸段丘を見渡すスキー場をひたすらのぼった山頂
 やまもじプロジェクトの裏側に見える夢の景色。
 「君のためにあの花を植えたんだ」とプロポーズされたい


さて、その作品はどれでしょう。

公式webサイトで探す前に
私のYouTubeで見つけてみてくださいね


 ▼大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」
  http://www.echigo-tsumari.jp/2009/


久米 信行 網縁作務処
国産オリジナルTシャツ@久米繊維
グリーン電力×オーガニックコットン×アート@amazon.co.jp
ブログ起業論講師@明治大学商学部
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