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2012年01月26日(木)更新

【新著発売】入社3年目までの仕事術~脳のパラボラ力&心のズーム力を磨こう

おかげさまで、私の10冊目の著書がPHP研究所から発売になりました。
 
今回のテーマは、夢をかなえて幸せな人生を送る原動力
「脳のパラボラ力」「心のズーム力」

入社3年目と題名にはありますが
「人間は3年で自分を楽しく改革できる」と提唱した本です。

 
 
「入社3年目までの仕事術」 PHP研究所 (2012/1/27) 1,365円
 
 ベストセラー『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』の著者が、入社間もない若手社員から、新しい仕事に挑戦するベテラン社員のために書いた、仕事の基本に立ち戻れる本。
 
 仕事が合わない、会社で学ぶものがない、やりたいことがわからない――そんな人の突破口となるのは「脳のパラボラ力」と「心のズーム力」だ!
 
 脳のパラボラ力で情報を集め、「感動の種」をキャッチする。心のズーム力で、数多くの種の中から好きなモノやコトを発見する。2つの力を起動し続けると、一生続けたい「何か」が見えてくる、と著者はいう。
 
 「どんなに小さくても結果を出そう」「15分で初対面の人を喜ばせる準備をしよう」「全員賛成でなくても、気にしない」「訪問先への到着3分前にも情報収集」「会話もメールも“ありがとう”でおわろう」など、すぐやりたくなる行動・対人法・心がまえを開陳。必ずすべてがうまく回りだす!
 
 部下を持つ人にも役立つ1冊。
 
なぜ、今「脳のパラボラ力」×「心のズーム力」が大切なのか? 
まえがきに、私の想いをしたためましたのでご笑覧ください。
 
 
▼本書まえがき
 
「360度どんなことにでも興味を持っている」
「幅広く何でも知っていて人生を楽しんでいる」
 
 そんな「目がキラキラと輝いた人」に会うことがあります。
 
 それだけではありません。
 
「好きなことをやっていると、時が過ぎるのも忘れる」
「一生続けたい仕事や趣味がある。一緒に究めたい仲間がいる」
 
 好奇心いっぱいで楽しそうな人の中には、自分が生涯打ち込む「夢=人生のテーマ」に恵まれた達人も多いのです。広く!深く!人生を味わい切っているのです。
 
 いま仕事を楽しんでいない人、でも「ずっとこのまま」はイヤだという人と、人生が面白くてしかたがない「夢みる達人」との差は、どこにあるのでしょうか?
 
 好きなモノやコトを見つけて=夢にめぐりあう=ためにも、目の前の仕事を楽しみながらステップアップするためにも「2つの潜在力」を磨くことが大切なのです。
 
 誰もが秘めた2つの潜在力。それは「脳のパラボラ力」「心のズーム力」です。
 
 
■脳のパラボラ力=五感センサーを広げて、移動して、360度回してみよう!
 
 みなさんはアルマ望遠鏡をご存知でしょうか?
 
 アルマ望遠鏡は、南米アタカマ砂漠の標高5000メートルに、パラボラアンテナ66台を組み合わせて作られた巨大電波望遠鏡です。それぞれのパラボラアンテナは、自由自在に移動し、回転し、連携しながら、遠い宇宙から届く声に耳を傾けるのです。
 
 「夢見る達人」の五感センサーは、アルマ望遠鏡に似ています。面白い情報が届きそうなところに積極的に出向いては、パラボラアンテナを広げるのです。
 
 それも一カ所ではありません。四方八方、行ったことの無い場所にも積極的にパラボラアンテナを動かして、その場その場で耳をそばだてます。
 
 そして、微弱だけれど人生を一変してくれる情報が届くのを待ち続けます。
 
 最初は、センサーが鈍いので、情報が届いても気づかないかもしれません。あるいは情報を見ても意味がわからないかもしれません。
 
 それでも、情報を浴び続けるうちに、自分の中で少しずつ変化が起こります。知らず知らずのうちにセンサーの感度が上がり、情報処理の速度も上がっていきます。
 
 そして、ある日、届いた情報に、心から感動する日が来るのです。
 
 やがて、感動の種が、あちらこちらのパラボラアンテナでキャッチできるようになってきます。さらに、別々のアンテナでキャッチした感動が思いがけず結びついた時、誰も味わったことのない驚くべき発見や歓喜に出会えるのです。
 
 その喜びこそが、「夢見る人」の心を、さらに遠い宇宙へといざなうのです。そして、年を重ねるごとに、パラボラアンテナの数が増えて、あらゆるところに配置され、ひとつひとつの感度も充実していくのです。
 
 ところが、多くの人は、日々の生活に流されて、せっかくのパラボラアンテナを広げようとしません。同じ場所にとどまって移動しないうちにローラーは錆び付き、パラボラアンテナを回すモーターも動きが悪くなっているのです。
 
 
■心のズーム力=五感センサーを一点集中して、ズームアップしてみよう!
 
 みなさんは、新幹線の中から、富士山を眺めて、写真に撮ったことがありますか?
 
 目には美しく映るのに、デジカメで撮ると見た目と違うのは不思議です。
 
 富士山の美しい姿が、目には間近に見えていても、写真では遠くにポツンと映っているのです。つまり、私たちの心には、一番美しいものや関心のあるものに、無意識のうちにズームインして、大きく見せてくれる働きがあるのです。
 
 また、デジカメで写真を確認すると、富士山だけではなく、目に入らなかった電柱や電線、看板などがしっかり映り込んでいてがっかりします。私たちの心には、フォーカスした富士山だけを残して、余計な障害物やノイズを視界から消し去ってくれる素晴らしい働きもあるのです。
 
 「夢見る達人」は、こうした「心のズーム力」を活用するのも上手です。
 
 パラボラアンテナでキャッチした好きなモノやコトには、一気にズームを働かせてフォーカスします。他の人が見ていようが、何と言おうがおかまえなしで、ただただズームレンズの先にあるモノやコトに集中し、没頭するのです。
 
 そこには、見たことのない美しい風景があります。だからこそ、さらにレンズの倍率を上げて、もっとディティールを見つめたくなるのです。
 
 また、富士山が一瞬として同じ姿にとどまらないと同じように、心のズーム力がある人ほど、好きなモノやコトが微妙に変化し続ける面白さを知っています。だからこそ、いくら見ても見飽きない静かな感動を楽しめるのです。
 
 ところが、多くの人は、目の前のモノやコトに見慣れてしまって注目しないか、固定焦点で見るだけで、その先に見える面白さに気づきません。心のレンズもズームを使わなければ次第に倍率も落ちてきますし、磨かなければ曇っていく一方です。
 
 
■「夢見る達人」へのステップ 「脳のパラボラ力」×「心のズーム力」
 
 私たちが秘めている「脳のパラボラ力」「心のズーム力」は、使えば使うほど誰でも磨くことができる潜在的な力です。
 
 パラボラを広げて動かす意思と、情報を待ち続ける粘り強さがあれば、誰でも感度を高めて、幅広い感動を味わうことができます。その感動にズームして見続けることで、もっと感動を深めることも難しくありません。
 
 そして「脳のパラボラ力」「心のズーム力」を高めれば高めるほど、目の前の見慣れたものや、慣れ親しんだ仕事の中にも、感動の種を見つけて楽しむことができるようになります。
 
 「脳のパラボラ力」と「心のズーム力」を高めるのに、特別な才能は要りません。必要なのは「すぐやる」勇気と「やり抜く」根気だけです。
 
 ぜひ、この本の具体的なレッスンに挑戦して「夢見る達人」を目指しましょう! 
 
 
「入社3年目までの仕事術」 PHP研究所 (2012/1/27) 1,365円
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