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2010年01月11日(月)更新

出羽の海部屋朝稽古見学@下町めぐり.jp

あっという間の1時間でした。

「よしこい」「バチーン」「ズズズズズズーッ」
「はあっ、はあっ」「なにやってんだ」「もう一丁」

とにかく稽古の厳しさに驚かされました。
そして、相撲は音で感じるものだと初めて知りました。

出羽の海部屋朝稽古。ふれ太鼓と取組発表

昨年、国技館の中にある相撲教習所で大山親方に
相撲は神事だと教えていただきましたが、

親方や兄弟子に徹底的に鍛えられる朝稽古も
神に捧げる行そのものであると感じたのです。


同行したイラストレーター福田 紀子さんのスケッチ

相撲部屋が点在して、びんづけあぶら(鬢付油)の甘い香りが
どこからかほのかに薫る町。我が故郷 東京墨田区は両国界隈。

元力士が園長だった今はなき緑保育園に通い、
幼いころから国技館に出入りしておりました。

しかし間近で朝稽古を見たのは生まれてはじめて。

三浦印刷プロデュースの素晴らしいサイト「下町めぐり.jp」の企画で
新場所前日の「出羽の海部屋」朝稽古見学に参加させていただきました。



出羽の海親方は、元関脇の鷲羽山関です。

現役時代は私も見惚れた「小兵の業師」だったので
さぞかし稽古で技について教えるのかと思ったら、
気迫で前に突き押すことを徹底的に叩き込んでいました。

むしろ相手の押しを嫌って小手投げなどに逃げると
厳しく叱責するのです。

たしかに素人目で見ても、
気迫のある力士と、そうでない力士とでは
明らかに押し込む力に大きな差があるのです。

最後に、同部屋を代表する普天王関が登場しましたが、
弟弟子たちとは、明らかに気力も体力も桁違いでした。

まさに格の違いを見せつけられたのです。

出羽の海部屋「普天王」の大きな背中
出羽の海部屋「普天王」の大きな背中

国技館に足を運べば、多くの人が相撲好きになりますが、
朝稽古を目の当たりにしたら、おそらくどんな人でも
相撲と力士に深い敬意を抱くことでしょう。

稽古の後に、連の人たちが太鼓と共に入って来て
初日の取組みを口上するのも聴きました。

これもまさに日本の音。
心地よい調べです。

ああ、日本で、それもこの両国界隈で生まれ育ったのに
46にもなるまで、この荘厳な営みを知らなかったなんて。

新生墨田区観光協会の新米理事として
伝えなければならないことは目白押しです。

出羽の海親方、下町めぐり.jpの三石さん
素晴らしい機会を本当にありがとうございました。



出羽の海部屋
http://www.dewanoumi.com/


下町めぐり.jp
http://machimegu.jp/

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