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2007年01月24日(水)更新

光通信の父 西澤 潤一先生講演「日本の技術開発と教育」に感銘

本日は、東京商工会議所で、かねてより一方的に憧れていた
心の師の熱いお話を伺うことができました。

SIサイリスタや光通信の三大要素の発明者として知られる独創的研究者で
現在は首都大学東京の学長でもある西澤 潤一先生の講演に参加できたのです。


 戦略的独創開発

まだ学生の頃、偶然つけた教育テレビで放映されていた
西澤先生と、たしか元文部大臣の永井 道雄先生との
「創造性教育」に関する対談に、私の眼は釘付けになりました。

すっかり受験勉強とコピー暗記型試験で虚勢されていた私は、
ショックを受けて、西澤先生の本を読み漁り、その生き方に触れて
はじめて「独創」とは何かを強く意識するようになったのです。

拙著「ブログ道」にサインをさせていただくときに、
恐れ多くも「独創共栄」(独立自創×共創共栄)と書きますのも、
文中に「守破離」の三文字がありますのも、
今考えますと、西澤先生の影響なのです。


 強い頭と速い頭―教育という複雑科学

今日、お話を伺ってうれしかったのは、
西澤先生の「心の若さ」を実感できたことです。

私が尊敬する方は、みなさん、
志高く一本筋が通りながらも一筋縄ではいかない
いわば「ロック魂」をお持ちなのですが、
先生もまさに永遠のロッカーでした。

功成り名を遂げた今であっても.....

今も現役の研究者であり、まだ探求したいテーマをお持ちであること
変えるべき日本の旧弊については戦い続ける反骨精神をお持ちであること
独創と自主独立にこだわりながらも「公共」の意識がお強いこと
恩師である八木先生を敬愛するお話を何度も繰り返されたこと

などの深い精神性が心の奥底に響きました。


  
 悪魔のサイクル

最後は、これから続けたい研究テーマで盛り上がり、
特定のガン細胞だけを焼ききることなど
まさに科学の恩恵ともいえることが目白押し。

それでも、研究予算を集めるのが難しいと聞くと
日本の国家的知財戦略に首を傾げたくもなります。

私も応援している日本財団のCANPANなどの
情報プラットフォームを上手く活用して、
企業CSR予算や個人の篤志を還流させる仕組みが
できるのではないかと、ふと感じました。

講演後は、いてもたってもいられずに、
先生の側に駆けよって、握手をしていただきました。

ずっとファンだったんですと、
年甲斐もなく興奮しながら....


 ▼首都大学東京学長スピーチ:未見の我を発見せよ!
  http://www.tmu.ac.jp/university/messages/president.html

 ▼イノベーティブワン:西澤潤一氏インタビュー
  http://innovative.jp/2004/0611.html


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