大きくする 標準 小さくする

2010年04月26日(月)更新

長谷川和廣先生「会社再生仕事人 33年の歩みを感謝して」会での仮想スピーチ

ベストセラー「社長のノート」「超会社力」著者で、
三方よし×戦略志向経営の師と仰ぐ長谷川和廣先生が主催する
素晴らしい会に参加させていただきました。

長谷川和廣先生

twitterでも実況中継いたしました通り、
各界のVIPの心温まるスピーチにも心打たれました。

そこで私はこの経営者会報ブログの場を借りて、
長谷川先生に一言(といっても長いですが)
お祝いの言葉を申し上げます。

▼▼私の仮想スピーチ
長谷川 和廣先生

会社力研究所33周年おめでとうございます。

またベストセラー「社長のノート」の第二弾も絶好調ですね。
新幹線駅構内の三省堂やTSUTAYAのランキング表を見るたびに
長谷川先生の一ファンとして嬉しくなります。



長谷川先生と私の出会いは、数年前に
地元の商工会議所で開催された講演会でした。

最前列で聴いた私はみるみる引き込まれ
質問のコーナーでは真っ先に手を挙げていました。

そして、先生のノウハウの集大成とも言える
ご著書の「超会社力」にも深く感銘を受けました。



ネット縁者にもご紹介しなくてはと思い、
メルマガやネットコラムで配信をいたしました。

すると驚く事に、長谷川先生自らお電話をいただき
オフィスとランチにご招待をいただいたのです。

初めて見るニコンエシロールの社長室は
あまりに狭くて簡素で驚きました。

そして、どんな会議でいかに会社を変えたかを
わかりやすく教えていただけて仰天しました。

しかし、何より感銘を受けたのは、
ニコンエシロールを黒字会社に復活させた最初の決算で
利益を日本盲導犬協会に寄付したという話でした。

外資系企業だったら真っ先に株主や経営者に分配すると思いきや
「社会貢献できる企業になった」と社員に宣言することで
みなさんのモラルが上がったというのです。

先程拝見したニコンエシロール元部下のみなさんの
感動的なビデオレターにもありましたが
長谷川先生がよくおっしゃる「世のため人のため」を
まさに率先垂範で実践されたのです。

それ以後も、先生は年に何度かランチにお誘いくださり、
ビジネススクールでも、わが社の現場でも学べない
貴重な教えを授けてくださいました。

それだけではありません。

長谷川先生が続々と出される本は
いずれも私の狭い視野を広げてくれました。
経営のみならず人生の指針となったのです。



そして、いよいよ今年!

先生の夢でもあった経営者のための私塾が
今年、千葉商科大学大学院で開催されると教えていただきました。

何としても第一期生にならなくてはと馳せ参じたのですが、
先生に教わる事は耳が痛い話、出来ていない話ばかりでした。

経営者は社員には見えていない未来や可能性を見いだし
社員に嫌われることも厭わず繰返し叱咤激励を
続けなければならないことも実感しました。

先生が繰返しおっしゃったように「横着者」に
なってはいけないわけです。



今日、私は、長谷川先生のアイディアで作った
先生のモットー「Step by Step」のTシャツを着ています。

まさに長期ビジョンと戦力のもと全社で地道な努力を重ねて、
利益を生み出し、社員の気づきを育んで初めて
長谷川先生の言わんとすることをみんなが理解できる。

そんな長谷川先生の孤独な戦いの成果が、
本日のニコンエシロール社員からのビデオレターであり、

いつか事務所で見せていただいた先生の宝物
社員からの感謝の言葉であふれた送別の寄せ書きだったのですね。

未熟な私も、時に心を鬼にして
社員からは瞬間湯沸かし器と恐れられようと
「Step by Step」の経営改革を重ねて参ります。

そして、これからの大変厳しい10年間を
首の皮一枚作戦でサバイバルして参りたいと存じます。

そして25年後には、
先生の境地に少しでも近づけるように精進して参りますので、
公私共々、引き続きご高導の程よろしくお願いいたします。

本日はおめでとうございました!


          平成22年4月26日 久米 信行拝
<<  2010年4月  >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30