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2009年12月01日(火)更新

荒井寿光さんが語る「知財革命」@東京都中小企業知財シンポジウム

東京都中小企業知財シンポジウムに参加させていただき
心から感銘を受けました。そして勇気が湧きました。



これから日本企業が目指すべき「知財革命」の重要性を実感すると同時に、
中小企業の知財戦略をサポートする東京都の試みに勇気づけられたからです。

中でも、元特許庁長官で、現東京中小企業投資育成 社長の
荒井 寿光先生による基調講演に深い感銘を受けました。

さらに講演の中で、知財活用事例として久米繊維工業について
ありがたいご紹介をいただき、感激で泣きそうでした。

荒井先生は東京商工会議所 知的財産戦略委員会 委員長でもあり、
私も委員会の末席で勉強させていただいておりました。

しかしながら、直接、荒井先生の講演をお聴きするのは初めてです。

講演会での素晴らしいプレゼンと明解なメッセージは、
すーっと腑に落ちました。

 1.知的財産が重要になっている
 2.中小企業は知財を知らなければ損をする
 3.中小企業を応援する

あらためて、知財の勉強を今直ぐ始めなければと痛感しました。


   知財革命 (角川oneテーマ21) 荒井 寿光 (著)

慌ててレジュメにあったご著書「知財革命」を買いに走りましたが、
改造社書店では売り切れ、三省堂有楽町店に駆け込みようやく入手できたのです。

この本は、企業規模や業種を問わず「経営者必読書」です。

単に技術特許の話にとどまらず、
コンテンツビジネス、ファッション、ネットビジネスまで、
あらゆる「知財」をビジネスに結びつける見識が磨かれるからです。

まさか、知財革命の一端として、あの名作スキージャンプペアの
話まで出てくるとは思いませんでした。

硬軟とりまぜながら、「世界経済から現場レベル」まで
知財の今がわかるおすすめ本です。

何より感動したのは、

2001年に荒井先生が11名の有志と手弁当で始めた
知的財産国家戦略フォーラムとその提言の話です。

その提言は、小泉内閣時代に結成された知財戦略推進事務局=
即ち、世界一の知財立国を目指し、国益だけを考え、
ベンチャー精神を持ったチーム=によって昇華され、

中小企業に対しても手厚い知財戦略支援の
仕組みが用意されるようになったのです。

まさに荒井先生は「日本における知財革命の父」と
呼んでも過言ではないでしょう。

これからは、経営者はもちろん営業担当まで、
知財に関する見識が必要だとする荒井さんの言葉に触れ
私も早速本日の朝礼で社員に伝えました。

荒井先生、どうもありがとうございました。


 ▼ 知財革命 (角川oneテーマ21) 荒井 寿光 (著)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4047100560/
  
 ▼荒井 寿光先生のプロフィールと記事
  http://sangakukan.jp/journal/profile-b/arai-h.html

 ▼東京中小企業知財シンポジウム
  http://www.tokyo-chizai.jp/
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