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2007年12月21日(金)更新

アニリール セルカンさんの話と日本科学未来館「宇宙エレベータ」アニメ

先日、Jカレッジの中島徳顕さんのお誘いで、
アニリール・セルカンさんの素晴らしい講演をうかがい感動しました。



 アニリール・セルカンさんはアメリカ名誉勲章や
 ケンブリッジ大学物理賞を受賞した宇宙物理学者で
 トルコ人初のNASA宇宙飛行士候補でもあります。
 現在は東京大学でインフラフリーの研究をしています。
 著書「タイムマシン」では友情と挑戦の大切さを、
 「宇宙エレベーター」では想像力の素晴らしさを語っている
 アニリールさん。(JカレッジWEBサイトより





ぜひ、お台場の日本科学未来館で「宇宙エレベータ」のアニメを
見てください。(1日2回、朝早く行って予約を!)

エレベータも面白いし、
未来の暮らしぶりはもっと面白い.....





さて、ここからは、ややマニアック..
講義を聴きながら記したメモのごく一部をご紹介しましょう

あえて、解説を加えず、断片のまま列挙します。

途中までは、ちょっとイヤな感じがするかもしれません。
実はそうでした。

が...最後のインフラフリーと三種の神器の話で
セルカンさんの才能のと心根を深く尊敬するファンとなり、
宇宙エレベータのアニメ大ファンになってしまったのです。


 未来にありえるシナリオ

 1)エコトピア=自然と暮らす
 2)スターウォーズ=第三次世界大戦
 3)マッドマックス=エネルギーのために戦い社会システム崩壊
 4)マトリックス=情報社会の一部の原子になるというイメージ
          スターウォーズとちょっと違う

          ATM、将来の戦争は
          ある国のお金をゼロにすることで始まる。

          お金もすべて自分の体内にチップを入れて
          管理することになると思う

          明日、インターネットが止まったら困る
          しかし、15年前にインターネットはなかった。

          どんどんコンピュータと人はひとつになっていく

 宇宙からの視点を持つ
  上から見る
  離れて見る


 映画「不都合な真実」は本当だろうか?

 ツバルが沈んでいるのは、地球温暖化のせい?

 氷が溶けていて水面が上がっているというが...
 南極はマイナス40度から70度、たかが+0.03度で氷が溶けるだろうか?

 本当に環境問題で溶けているのだろうか?
 地球のバイオリズムではないか?
 上がったら下がる。

 人間がちょっとCO2を出したぐらいで温暖化につながるか?
 地球には自己回復能力があるはず。地球が自分で直すはず。

 ツバルはひょっとしたら島が沈んでいるのではないか?
 火山活動で。

 海面が上がっているというデータはない。
 スパムサイエンス。本当に確認できない。

 ただし海面が上がる可能性はある。
 50年後というところが?もっと先。


 本当に地球に優しいのだろうか。

 今のうちは、ソーラーパネル生産のためのエネルギーと
 15年で出力できるエネルギーとは見合わない。

 ソーラーパネルのついた屋根
 これから質が上がったらいい


 未来のオフィス

 家から何でもできる
 会社に行く必要もない


 ケータイ
 宇宙に行ったという証明
 地球と月の間のコミュニケーション技術が
 今のケータイと同じ技術


 松下のエコUDハウス@有明
 子供にチップ、センサーでキャッチして開ける
 バックアップシステムがない。壊れたら終わり。
 外に閉めてしまったいいのか。
 家で何でもできるのがいいか
 いつもロハスでいいか。
 違う人だとビデオに撮る


 燃料電池
 勝手に電気と水ができる


 未来というとロボット
 木を切って皮をはぐヨーロッパのロボット

 アシモ
 なんで子供同士で2人で遊ばないの。

 ロボットっていうと
 欧米の人はほとんどターミネーター

 ロボットで子供を殺そうと思う日本人はいない。

 しかし考える人もいるだろう。
 それが技術のリスク。


 自分の中のどちらの顔を選ぶか。
 猿と人間の両面がある
 進化の途中、猿になることがある
 できるだけ猿の部分をなくす


 こども教育 みらい館 宇宙エレベータ

 高さ約36000キロ
 2018年に作ろうとすれば可能

 プロジェクトの目的は
 宇宙エレベータを作るためにどんな技術が必要か。
 その技術が、日常生活に移転できるか?
 28個の技術 強い素材 バランスを取る技術


 何でもOK、何でも想像したい、何でも挑戦したい

 アメリカ名誉勲章

 150年前はクルマがないから道路が必要なかった
 150年後はどうなる?


 一番力を持つ武器。知識。
 一つの物に興味があるより
 全体的に世界に興味を持ち統合する
 ダヴィンチ フラー 建築家


 宇宙太陽電池システム
 2020年に1ギガワットの発電


 三丁目の夕日のころの三種の神器
 冷蔵庫、洗濯機、テレビ

 現代は...
 デジカメ、大型テレビ、DVDレコーダー

 ロボットではない


 2100年の三種の神器は?
 わかりますか?

 未来の電車は?満員ではなくなる。
 日本の人口は6000万人ぐらい。


 ゴーストシティ
 誰も住んでいない町。
 特に郊外の町の存続は難しい。

 無人の野菜売り場=日本以外世界にない
 この気持ちを守るべき
 正直で、お互いを尊敬する文化


 2000人のために120億の下水処理技術
 3000万人が下水につながっていない

 この代わりに新しいシステムは作れないか

 串本大使
 下水道がない町

 郊外の再開発


 インフラフリー
 インフラがない人たちのための暮らし

 ケニアのキベラ120万人が住んでいるがトイレがない
 大人はともかく、子供がかわいそう。

 この人たちを救わなければ私は成功していない。
 自分で作れる自分で直せる技術がなくてはいけない。

 日本の技術よりも、日本の知識を伝えることが大切。


 元スキーの選手だった
 何人でも友達になって国に依存しない考えになった


 串本の子供と、東京の子供
 ピュアで外国人と仲が良い。

 ホントの国際化!
 英語ができるということではない!


 インフラフリーの生活

 日本でもトルコでも
 地震災害後のインフラフリー

 火星の住宅

 アフリカ、日本の郊外
 循環型システム


 2100年の三種の神器は....
 エナジー、ウォーター、食料



 ほとんど意味がわからなかったかもしれませんが....
 私も理解しきれているわけではないのでご了承あれ。

 なんとなく興味がわいたらセルカンさんの本を!!

 

 15歳の時、セルカンさんと仲間たちが作った「タイムマシン
 実話にもとづく親子で読める素敵なお話を読んで
 泣いたのは私だけではありますまい。

 やはり実話に基づく映画「遠い空の向こうに~ロケットボーイズ
 に涙した人なら、きっと胸が熱くなるはず。

 セルカンさんのお父さんもお母さんも素敵!!

 素敵なお話と本をありがとう!!!


 ▼アニリールさんのブログ
  http://blog.anilir.net/


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年12月18日(火)更新

LUMIX DMC-FZ18に驚く!デジカメを新調して私でも撮れた写真

すごくて便利でお求めやすいデジタルカメラを手に入れ感動しています。
その名は、パナソニックのLUMIX DMC-FZ18



なぜ今どきデジタル一眼レフ(デジ一)ではなかったのか?

実は、デジ一を買うつもりで、調べに調べた結果、
この小ぶりで軽くて価格は半分以下の高倍率ズーム機になったのです。

その経緯は、日経ITproの連載コラム「企業経営に生かすblog道
新しきネット生活者は、かく高性能デジカメを買えり」を読んでいただくとして....

シロウトの私でさえ、こんなスゴい写真(これまでの自分比)が
何も考えずにシャッターを押すだけで撮れたことが、まず驚きです。

インテリジェントオートなる機能で
何もかもカメラが勝手にやってくれるのでした。


新幹線車窓から富士山頂

例えば、この富士山、山頂付近の写真....一見、何の変哲もないですが、
実は、疾走する新幹線の車窓から撮ったのです!おそるべし18倍ズーム!




かと思えば、接写も得意....以前ご紹介のピーターラビットフラワーズ
かわいいラベルもストロボなし手持ちで撮れました。


夢京橋あかり館ふしぎな貯金箱

これは、彦根「夢京橋あかり館」の
ショーケースにあった小さな貯金箱....ガラスごしに撮ったのです


夢京橋あかり館ギャラリーカフェ カロム

同館のギャラリーカフェ カロムの室内です。
ここでも野暮なフラッシュが、ほの暗い雰囲気を台無しにしません。


百済寺「如意輪観音さま」

暗いと言えば....湖東三山「百済寺」。本堂内には入れませんので
如意輪観音様を遠巻きにフラッシュなしでズームして、このお姿です。合掌。


百済寺境内の大木

同じく、暗いような明るいような境内で見つけた大木を
根元から見上げたら、こんなに雄大な写真が撮れました。


小堀遠州公菩提寺「近江孤蓬庵」

逆光もへっちゃらで、敬愛する小堀遠州公の菩提寺「近江孤蓬庵」の
雨上がりのお庭にて、突然差し込んだ陽光に心動いた一枚。


日米スーパーシニア親善野球試合

スポーツも得意。日米スーパーシニア親善野球試合日本代表チームの
神宮室内球技場での一コマ。上空に止まった打球が見えますか?


東京ミッドタウン2007クリスマスイルミネーション

夜景もお得意で、東京ミッドタウン前の青白きクリスマス庭の前で
何も考えずにシャッターを押したら人物と夜景が共にくっきり....


ブログゆえ、ここには大きな写真は貼れませんが、
なんだか楽しいので、これからは.macのギャラリーに
写真旅団として写真を公開していくことにしました。

まだ湖東湖北の旅しかありませんが....


ということで「デジタル一眼レフまでは、ちょっと....」
と躊躇する「時空の旅人系ブロガー」にはお勧めできる一台です。


 ▼写真旅団 久米信行
  http://web.mac.com/nobukume/i/Albums/Albums.html

 ▼日経Itpro「新しきネット生活者は、かく高性能デジカメを買えり
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20071218/289687/

 ▼キタムラ:カメラナビ「LUMIX DMC-FZ18」
  http://navi.kitamura.jp/camera/0000002458.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年12月14日(金)更新

フェルメール「牛乳を注ぐ女」と再会@国立新美術館

17日の月曜日までだというので慌てて再会してきました。
フェルメールの名画の中でも思い出深い一枚に。



もう10年程前になるでしょうか?

オランダ、ベルギーの美術館めぐりに出かける前、
長谷川 利行のコレクターでもある尊敬する縁者
鈴木大吉さんから、貴重なアドバイスをいただいのです。

「世界で最も美しい絵の一つがアムステルダムにある」

それが、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」でした。

もう既に、2週間近くも各地で絵を見続けてきたので、
ほとほと疲れていたのですが、

この絵....思ったより小さな肖像画を見た時は、
その輝きに驚いたことをおぼえています。



そして、ドライブで通りかかったフェルメールの町
デルフトでの夢のような光景もよみがえってきます。

小さな広場に移動式の回転木馬などが出ていて
どこかなつかしいお祭りをしているのでした。




もちろん、デン・ハーグのマウリッツハウスで見た
青いターバンの少女の表情に勝るものはないでしょう。

映画「真珠の耳飾りの少女」のワンシーンもふと思い出しました。

青空にひそむ色を2人で数え見つけ出すシーン。


またもフェルメールの魔法に
かかってしまいました。

もう一度訪ねたい。
もう一度会いたい。


 ▼フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
  http://milkmaid.jp/vermeer/index.html

 ▼オランダ政府観光局「真珠の耳飾りの少女」フェルメール
  http://www.holland.or.jp/nbt/holland_feature_articles_2002.06.htm

 ▼映画「真珠の耳飾りの少女」
  http://www.gaga.ne.jp/pearl/top.html


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年12月13日(木)更新

砂浜美術館村上さん、デザインガーデン山口さん、墨田区 高野さん中山さんとほそ川で



あの美しいTシャツアート展で知られる砂浜美術館村上 健太郎さん
はるばる高知からご来社されるというメールが届きました。

せっかく村上さんがいらっしゃるので、
誰か縁者も交えてランチをと考えました。


 

そこで....墨田区を愛し、公私共に活躍する
区役所の政策、観光推進担当のキーパーソン
中山 誠さん 高野 祐次さんに
メールでお声をおかけしましたら、
お忙しい中、駆けつけてくださいました。




そして、現在、弊社プレスルームでもDESIGN AWARD2007特別展を実施中の
DESIGN GARDEN 山口耕司さん
砂浜美術館とぜひ交流をと駆けつけてくださいました。

4人のアートを愛するパワフルなネットワーカーが集まったのですから、
何かが起こらないはずがありません。

各達人のプレゼンに、それぞれ脳と心がぐるぐる回っているのが
アイディアが暴走しているのが、傍らにいてよくわかりました。

夢の「すみだ北斎アートトリエンナーレ」を実現できる人たちが
少しずつ集まり、楽しいイメージが広がり共有されていくところを
目の当たりにするのは、ゾクゾクする体験です。




そして、江戸蕎麦ほそ川奥の「墨田区秘密会議室」に場所を移して
楽しく歓談しながら盛り上がったのでした。

さて、これから2011年に向けて北斎の生地=聖地で
何が起こるのか....どうぞお楽しみに。


久米 信行
久米繊維/Art T-galaxy.com

2007年12月12日(水)更新

谷口板長のとっておき「八戸の大虎鯖」をいただきます

こんなにとろける「〆鯖(しめさば)」を食べたことはありません。

谷口板長の大虎鯖

「昨年の八戸港はその時代が戻ってきたような豊漁の年でした。
 大きなものは1キロを越える鯖が何本もありました。」


八戸ニューシティホテル 魚菜工房 七重の谷口板長が
送ってくださった大「虎鯖」は、信じられないほど脂がのっています。

口の中でとろけて、舌ざわりも味も一瞬一瞬変化していくのです。

谷口板長の大虎鯖

「虎鯖」に添えられたメッセージによれば....

「一般的に〆鯖と言うと甘さが強く酸味の利いた関西風の物を
 思い浮かべますが、八戸の〆鯖は甘さの無い、本物の〆鯖刺しです。
 無添加、無保存料、無着色の昔の製法にこだわってつくりました。
 塩と酢以外は使っておりません。」




先日、八戸で谷口板長と再会いたしましたが、
今年は、まだ良い鯖が獲れたそうですが、
このご時世....来年以降はわからないとのこと。

あわてて久米家御用達の「谷口板長のサバ」を
大量に買い求めて帰ったのでありました。

サバの味噌煮、みそ造りも...絶品なのです。


 ▼はちたべ「八戸ニューシティホテル 魚菜工房 七重」
  http://www.8tabe.com/blog/newcity/


久米 信行
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