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オーガニックコットンなど厳選素材で謹製した最高級国産Tシャツに世界で1枚のプリントを!老舗メーカー三代目の第二創業記
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2014年02月24日(月)更新
【カンボジア視察3】カンボジア孤児院だるま愛育園
私たちのクルマが到着するのを見ると、子供たちが駆け出してきてくれました。こんなに目がキラキラした子供たちに歓迎してもらえるとは思いませんでした。なぜなら、ここは孤児院だからです。
ここカンボジアでは、悲惨な内戦で家族を失った子どもだけではなく、貧しさや親の無責任から捨てられる子どもも少なくありません。そんな子供たちを一人でも救おうと、僧侶の内田 弘慈さんと、園長のソリカさんが力を合わせて、この孤児院を作り守っているのです。
「ここにいる45人の子供を、大人にして助けて行きたい。私が倒れるまでがんばりたい」
ソリカさんは、園長というより子供たちのお母さんでした。500人近い孤児たちを守り育ててきました。
「田舎には大変な子供がいっぱい。井戸掘りも行く。お水が一番大事」
内田 弘慈さんが始めた井戸掘りは、既に810本にものぼり、1000人もの貧しい田舎の子供たちを助けたのです。
「ポルポト内戦の時、自分も助けられたから、もっと自分も助けたい」
その一心で、内田さんが病気で倒れ、車いすの生活となった後も、引き継いで続けているのです。(手前左側が内田さん)
カンボジアの田舎の子供たちは貧しく、教育が受けられません。日本のように年齢で学年が決まるわけではなく、12歳でも小学1年生の子がいるのです。田舎では生活できないため、親は他の国に出稼ぎに行きます。中には、帰って来ない親もいます。おじいちゃん、おばあちゃんは年を取ると子供たちを預かれなくなってしまいます。やがては、どろぼうになってしまうこともあるのです。
「子供たちの夢は日本語ガイド、ドクター、日本の会社につとめること」
注)カンボジアの学校は、午前、午後に分かれているので、
写真には全員は映っていません。
だるま愛育園で現在暮らす子供たちは45人。3歳から21歳までいるそうです。お兄ちゃんお姉ちゃんが、小さな子供たちの面倒を見たり、目標になったりするのです。
学校の勉強だけでなく、将来の夢に合わせて、日本語やITの勉強をしたり、伝統芸能などの習得も応援しています。
ガムランの演奏も聴かせていただきました。彼女は、日本語も堪能で、今春、福岡でインターンをするそうです。
園長のソリカさんは、こうして子供たちが夢をかなえていくこと、家族を作って訪ねてくれることが、何より幸せだそうです。
どうです? この自信に満ちた顔。凛としたたたずまい。
子供たち全員の歓迎の歌はかわいらしく、一緒に輪になって踊った歌も楽しかったのですが、このレベルの高い舞踊に驚きました。
カンボジアの民族舞踊を愛し、生徒にも稽古の機会を提供している、山本日本語教育センター山本校長も、彼女たちの踊りを褒めていました。
ただ日本語を学ぶのではなく、地元の文化も継承して欲しいのです。
だるま愛育園には、子供たちが手しごとで作った商品を、自ら販売する、小さな工房ショップもあります。
私たちは、おすすめのカシューナッツをお土産に買いましたが、こんな笑顔に囲まれて買い物をすると、なんだか幸せな気分。
だるま愛育園を応援する「カンボジアこどもスマイル」のホームページでも、現在は2商品だけですが販売しています。私も現地で買いそびれたハッピーブレスレット(10本セット2000円)を買おうかな。
▼ようこそ、DARUMA SHOP へ!
カンボジア孤児院だるま愛育園の自活、そしてそこに暮らす約55名の子ども達が将来自立できる力をつけるサポートをするために、ここにDARUMA SHOP をオープンしました。
だるまの子ども達が一生懸命手作りしたものを中心に扱っています。
(子ども達手作り商品はmade by daruma表示)
商品としては、まだまだ立派なものではないかもしれません。
しかし、夢へ向かっての行動をサポートするフェアトレードとしてあたたかく見守り、子どもたちのぬくもりを感じられる作品を気に入って頂ければと思っています。
お買いものすることで、彼らの夢を実現するお手伝いができます。
売上は、子どもたちに最大限還元されるよう使われます。
http://www.ccsmile.net/shop.php
▼社会貢献表彰「だるま愛育園 内田 弘慈さん」
http://www.fesco.or.jp/winner/h20/225.php
▼NETIBニュース 孤児448名を送り出す、だるま愛育園
http://www.data-max.co.jp/2013/09/27/448_dm1806_4.html
▼だるま愛育園。日本での応援窓口
http://www.ccsmile.net/
2014年02月24日(月)更新
【カンボジア視察2】山本日本語教育センター
教室に入った瞬間、私たちは明るい笑顔とあいさつで迎えられました。生徒のみなさんは、22~23歳の方が多いとのことでしたが、まるで高校生のように元気で若々しく見えます。
山本日本語教育センターは、山本宗夫さんの志で、悲惨な内戦後の1996年に設立されました。これまで、カンボジアで日本語を学びたいという若者たちを無料で教育して、もうすぐ卒業生は500名になろうとしています。その卒業生の9割は、日本語ガイドや、ホテルや日系企業勤務など、日本語で生計を立てているそうです。
ラジオコマーシャルや高校内に掲載されたポスターなどを見て、毎年50名ほどが入学し、最初5ヶ月の予科、グループ経営の旅行代理店やゲストハウスでインターン2~3ヶ月×その後1年の本科を経て、卒業となります。
お会いした生徒のみなさんに聴きますと、日本で行きたいところは、圧倒的に東京が多く、中には北海道で雪が見たいという方もいらっしゃいました。日本のアニメやマンガが好きで、ドラえもんや、名探偵コナンが人気、ご当地の景色に宮崎駿監督がインスパイアされた「天空の城ラピュタ」も、もちろん見ているのです。
学校の廊下には、学生たちが作った川柳が飾られていました。これが実に面白く、当世カンボジア若者気質を表しているのです。
けしょう好き でも使い方 わかりません
前大へん 今がんばって 後で楽
顔を見て せいかくがいいか わかりません
前びじん けっこんしたら おばさんに
男せいの あいはずっとじゃ ありません
女せいなら きれいすぎると あぶないね
どうです?面白いでしょう
画像を拡大して楽しんでみてください!
山本 宗夫さんは、もともと旅行代理店の経営者でした。カンボジアの内戦の後、日本語を話せる現地の人がほとんどいないことから、日本語学校を作りました。そして、現地では、旅行代理店、ゲストハウス、土産物店、マッサージセンター、トゥクトゥク(バイクのタクシー)などを経営して、卒業生たちの雇用先も作りました。
昨年は、年の半分をカンボジアで過ごし、ゲストハウスや社員寮の隣りに住んでいます。そして、その隣りは...なんと、社員向けの託児所なのです。カンボジアはご主人が働いていないケースなども多いそうで、子育てで働けない女性社員のために用意しているそうです。
山本さんは80歳を過ぎていますが、元気の秘密は、きっとこのかわいいカンボジアの社員の子供たち、まるでお孫さんたちに囲まれているからでしょう。
この子たちの笑顔に、カンボジアと日本の未来が象徴されているのです。
お母さんたちの背中を見て、山本校長の笑顔を見て、日本語ガイドになりたい、日系企業で働きたい、そんな若者たちが育っていくと思うのです。
社会貢献支援財団の表彰推薦文にもあります通り、山本校長は、旅行代理店や学校運営の後継者を、卒業生の現地スタッフたちに任せると決断されました。
山本学校の後継者は、若き事務長 ボッ・ダピセイさんです。ダピセイさんは、現在、カンボジアの若者たちが「未来の夢を持てずに短期志向になっている」ことを憂いて、夢を持てる人たちを育てたいとのこと。お忙しく働かれていますが、もし時間があったら、友人と遺跡めぐりをして朝陽や夕陽を見るそうです。ふるさとの美しさを愛するダピセイさんのことですから、きっと素晴らしい日本語ガイドを育ててくださるでしょう。
山本さんに「お子さんを後継者にしないのですか?」と質問しますと「父親と違う仕事をしなさい」という教育方針だったとのこと。
苦労して育て上げた会社も学校も、ご子息に譲らず、現地で育てた若いスタッフに任せるという山本宗夫さんの英断に感服したのです。
◎山本日本語教育センター(カンボジア)
1996 年にカンボジアのシェムリアップで、長い内戦により疲弊した同国の復興に役立てるため、観光に訪れる日本人相手に仕事が出来てカンボジア人の経済的自立が図れるように、同国と日本の友好を深める目的で、
代表者の山本さんが私費を投じて設立した日本語教育センター。約 60 名の学生が学んでおり、卒業生は JHC(カンボジア現地手配専門会社)のツアーガイドやホテルマンになるなど、培った日本語を活かしている。同
センターは「山本学校」と呼ばれ親しまれており、現在は山本さんも運営に携っているが、ゆくゆくは現地に運営を任せたいと考えている。
▼社会貢献支援財団webより
http://www.fesco.or.jp/doc/winner_h25_profile_4.pdf
▼山本さんの旅行会社
http://www.angkor-tour.com/index.html
▼山本日本語学校
http://www.angkor-tour.com/jhc/yamamoto/index.html
▼山本日本語学校を紹介したブログ
http://hanako61.at.webry.info/201307/article_6.html
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