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2009年07月07日(火)更新

藤間流 八世宗家 藤間勘十郎「藝夢」に酔う@国立能楽堂

目線、指先、足運び...全ての動きに釘付けになっていました。
さりげない所作の何もかもが美しいのです。

静と動。緩と急。

時の流れも、空間の広がりも
一挙手一投足で揺れ動いていきます。



1704年頃に藤間勘兵衛が創流した
日本舞踊五代流派の一つ 藤間流

その八世宗家である藤間勘十郎氏が
父君 観世流梅若 五十六世 梅若六郎玄祥氏や
藤間勘右衛門(尾上松緑)氏と競演する
貴重な舞台「藝夢」にご招待をいただきました。

宗家 藤間流の素晴らしいTシャツを
作らせていただいたご縁です。



恥ずかしながら、国立能楽堂に
足を運ぶのは初めてでした。

しかし、この歳まで、
この日まで見なくて良かった。

そう思えるほど
衝撃的な体験でした。



まずは能舞台の清々しい美しさ。

幕がふわっと開いて
宗家が橋懸りを静かに歩くだけで
空気が世界が変わるのです。

そして、心揺さぶる音楽。

バッハ、ピンクフロイド、クラフトワーク
コルトレーン、ボブ・マーレー、そして高橋竹山...
これまで私は一通り音楽を聴いてきたつもりでした。

しかし、ここで聴いた衝撃的な音は
そのどれとも似ていません。

そして、絶妙な変拍子の掛け合いが
心をわしづかみにするのです。

この非日常の衝撃を強いて挙げるなら、
わが心のふるさと最乗寺御真殿での
ほら貝に始まるご祈祷でしょう。



そんな魂をふるわす音楽の中で...

動=八世宗家 藤間勘十郎氏の日本舞踊
静=観世流梅若 五十六世 梅若六郎玄祥氏の能

が繰り広げられ....

目が合えば金縛りにかかったように
動けなくなってしまうのです。

休憩時間が無かったら
私は倒れていたかもしれません。



ロビーに出ると、
また泣きたくなるような光景が
待ちかまえていました。

藤間勘十郎氏のお母様、3世藤間勘祖氏が
美を追求したsoke FUJIMATシャツが
久米繊維のご紹介と一緒に
並べられていたのです。

宗家藤間流Tシャツ

究められた日本の伝統藝術:藤間流

その美意識と精神性を体現したTシャツの
製作に関わることができたことを
心から誇りに思います。

もちろん、その場で一枚購入して
週末のとやま起業未来塾での講演でも
着させていただいたのでした。

宗家藤間流Tシャツ

宗家のブログも拝読して
また藤間流の美にひたる日を
楽しみにしています。


 ▼宗家藤間流
 http://www.soke-fujima.com/


◇「藝夢」にひたった若手社員のブログもご笑覧ください

 ▼日本舞踊を堪能して、正直分からないけどドキドキ@国立能楽堂
 http://enpitsu.gifulog.com/e85373.html

 ▼宗家藤間流日本伝統芸能のすばらしさを体験!@国立能楽堂
 http://makomako.miyachan.cc/e94372.html
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