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2006年09月30日(土)更新

電動カラクリ人形師ムットーニ氏の玉手箱実演に酔う

予定もない日曜の朝、何とはなしに検索していたら、
あのムットーニ氏の新作発表会が原宿LAPNET SHIPにて
今日から開かれているではありませんか。


       ムットーニ おはなしの小部屋

ムットーニ氏こと武藤 政彦氏は、
現代日本の電動カラクリ人形師にして
自動カラクリお話し玉手箱の創造者。

大好きなテレビ番組「課外授業ようこそ先輩」で
ムットーニからくりに見とれて以来、
いつかいつかと思っておりました。

そして、初回13:30の上演にかけつけますと、
ああ、そこには思いがけず
憧れのムットーニ氏がいらっしゃって
....鼓動はただ高鳴るばかり。

アンドロイドの手に翻弄される
宇宙飛行士のからくりではじまった
「THE NIGHT ELEMENTS OF MUTTONI」

そこに居合わせた幸運な20名は、
玉手箱にふわふわ漂うアストロノーツよろしく

光と音とカラクリ人形が織り成し
作者の語りで催眠術にかかる
唯一無二のムットーニ的宇宙に
身を委ねるしかないのでありました。

夢のような小半時。
ああこれで入場無料なんて
バチがあたります。

そこで買い求めたるは、
ムットーニ おはなしの小部屋」という不思議な絵本

ムットーニ・タロットに登場する中でも心惹かれたのは人物...

「 それは、No.Oフール。むしろ彼は、最初に紹介すべきで
 あったかもしれない。

  何故なら、枯葉この世界のナビゲーターであるからだ。
 しかし、ゼロはけっして物事のはじまりではなく、無論
 終わりでもない。またゼロは、数の中でもっとも大きく、
 そしてもっとも小さい。彼、フールの役割は非常に意味
 ありげでかつ難解。だからといって、彼を一番最後に登
 場させる理由にはならない。」

そんな絵本にしたためていただいたムットーニ氏の
金色サインもどこかの星の言葉のよう、かけらのよう。

あわせて買い求めたMUTTONI MUSEUMのDVDも、

ムットーニ氏自身も身につけていた
銀のアンドロイドバッジも

謎めいた錬金術で創られたような気配。

今眺めていても不思議なのです。

何かの啓示かもしれないと早とちりした私は、
閉館間際の世田谷文学館に駆けつけて、

3つのムットーニ箱を独占しながら、
さらに不可思議な世界に浸りきるのでした。


私信1>>エコロジーオンラインの上岡さん
    からくり人形師になりたいご長男を
    ぜひお連れください

私信2>>詩人類のみなさま
    ムットーニ氏はメタ詩人でした


ぜひ皆様も小さな箱の大きな宇宙へ。

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■「THE NIGHT ELEMENTS OF MUTTONI」

  ◆ 2006 9/30[土]~10/18[水] 
  ◆ LAPNET SHIP
    東京都渋谷区神宮前1-9-11
    03-5411-3330
  ◆11:00am~8:00pm
   入場無料
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 ▼ムットーニ氏公式サイト
  http://www.muttoni.net/


久米 信行縁尋奇妙
http://kume.jp http://t-galaxy.com/

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