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2006年12月02日(土)更新

向源寺十一面観音の一番美しい角度@国立博物館「仏像」展

ずっとお会いしたかったのです。

小学校の時、美術部漫画班だった私は、修学旅行のパンフレットに、
行きもしないのに、この観音様の絵を描きました。

その時以来、琵琶湖東の中でも、否、国内の十一面観音の中でも
最も美しいとされる「向源寺(渡岸寺観音堂)の観音様」に
いつかひと目お会いしたかったのです。


滋賀県観光ページより

そして、見仏記のみうらじゅんさんの文化放送「やるMAN」でのお導きで
国立博物館の「仏像展」を知り、ようやく夢が叶ったのです。

国立博物館「仏像」展

空いている時を狙って行ったにもかかわらず
今回の主賓たる十一面観音のまわりには
黒山のひとだかりでした。

なぜ?

誰もが見とれて動かないからです。

私もそれぞれの角度で観音様を見上げては
動けなくなってしまいました。

そして、私にとって最も美しく見える角度を見つけたのです。

それは、向かって斜め右側3~40度ぐらいから、
そして、最前列ではなく、2~3列下がったところ

そこから、おそるおそる見上げた時の、

なまめかしい顔と体のシルエットと
少しはにかむような柔らかな微笑みは、
この世のものとは思えません。


滋賀県観光ページより

ポストカードにもなっていた有名な写真は、
向かって左側45度ぐらいから同じ目線で見たものです。

おそらく手のシルエットを重視したからだと思いますが、
仏像はもともと下から見上げて美しいもの。

特に、この観音様は....
私なら右下から見上げたい。

ずっと見ていたい...のです。


 ▼十一面観音像 向源寺(渡岸寺観音堂)
  http://www.pref.shiga.jp/h/ki-doboku/jyuuit.htm

 ▼国立博物館「仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り」
  http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=3460


久米 信行縁尋奇妙
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